THE 仙台 BOOK(仮)通信

2013年の春。以前からタテさんのライブに足を運んでいた私は、タテさんが話される仙台のエピソードに興味を持ち、そのお話を「たくさんの方に知って頂きたい!」という思いから、「THE仙台BOOK」(仮)の取材を打診しました。
今回は、6月に行った「book café 火星の庭」(仙台市)での、約2時間に及ぶインタビューの一部を、2回に分けてお届けします。

タテタカコ 1978年生まれ (仙台暦 約9年)

長野県飯田市在住のシンガー・ソング・ライター。ツアーで全国を回り、年間約100本のライブを勢力的に行う。
ピアノ弾き語り、また、時には、バンド形態で聞き手の心に迫る歌を唄う。
仙台の音楽シーンでは、「アラバキロックフェスティバル」「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」「おとのわ」に参加。
また、東北各地に足を運び、その土地に住む人々との交流も深い。
現在、「録り歩くツアー」(ライブ・レコーディング)の音源を元に、約3年ぶりの新作アルバムを製作中。
※ 仙台歴とは、仙台に関わってからの年数をさします。


聞き手:(仙台チーム) 佐藤順一 鈴木舞、 八巻祐子、 文:八巻祐子  写真:関口秀和
取材場所提供 「book cafe 火星の庭」(仙台市本町) 

第2回 タテタカコさんインタビュー(前編) 『見上げる街、仙台。仙台四朗さんへの愛。』

2013.09.21更新

「見上げる街」、仙台。

―― タテさんが、初めて仙台に来られたのはいつですか。

タテ最初に来たのは、多分、26歳前後だと思うんです。その頃お世話になっていた方に、仙台でのライブを初めて企画していただいて、お邪魔したのが最初でしたね。

―― 仙台の街の印象は、どうでしたか。

タテもの凄く田舎育ちなので、仙台の町を初めて見たときは、「何て大きな街なんだろう。」という、見上げる感じ、憧れみたいな、おのぼりさん的な感じがありましたね。

―― 仙台に来たときは、いつもどんな風に過ごしていますか。

タテライブのある金曜日(※定期的に「第3の金曜日」に、ライブに出演)にお邪魔して、ライブ前に、大好きなお店のお蕎麦を食べて、商店街を歩いて、ライブをさせて頂いて・・・そして、夜はご飯を共演者の方たちと食べます。次の日は、大体、マルシェですかね? 色んな土地からのお菓子や、お野菜などの食べものを見て、ワクワクして買ったり。後は、お昼を食べて、次の場所へ出発というのが多いですね。

いただいた商売繁盛のシンボル「仙台四朗」さん

―― 以前、ライブでお見かけしたのですが、タテさんは、仙台の商売繁盛のシンボル、「仙台四朗」さんの置物を持っていらっしゃいますよね。(注1)

タテはい。2007年の「定禅寺ストリートジャスフェスティバル」に出演したときに、TBC(仙台の地元テレビ局)さんが取材をして下さって、TBCさんから「去年は、アンジェラ・アキさんがいらして、このプレゼントをしたら、歌が大ヒットしたんです。タテさんもどうぞ」と言われて、仙台四朗さんの(以下、仙台さん)置物をプレゼントされたんです。

―― 一番最初に、仙台さんを見た時はどう思いましたか。

タテ見て思ったのは、「どなただろう?」という。しかも、このフルサイズ(全長約40センチ位)。それまでは、仙台さんの存在を知りませんでしたし、等身大の方(タテさん的には)を頂くのは、生まれて初めてだったので衝撃的でした。「ずっしり」とした感じがあって、「あ、これからこの方と暮らすのかな・・・。」と思いました。大ヒット祈願という、たすきを掛けていて凄く励みになりましたね。

―― 普段のツアーで、いつも仙台さんを連れて来ているのですか。

タテ仙台さんは、お留守番が多いですね。けれど、八戸の会場にお連れしたときは、仙台さんに客席の真ん中の丸椅子に座って頂いて、お客さんと一緒にライブを観ていただきました。

―― (笑)。それは、お客さんは驚かれたでしょうね・・・

タテお客さんは、びっくりされていましたけど、ご紹介させていただいて。

毎回、仙台四郎さんへお手紙を書いています

―― そんな仙台さんですが、帽子や服を着ていらっしゃいますよね。

タテはい。冬は、「寒いかな」と思って。服や帽子は、手作りの頂きもので、あったかそうなのを掛けています。今は、夏っぽくしてるんですけど。あの・・・やっぱり、ちょっと顔色が悪いときがあるんですよ。「くたびれてるのかな」と思ったり。

―― それは、ご自身を投影されているのでしょうか・・・

タテ多分、自分の勝手な目線なのかもしれないんですけど・・・仙台さんが留守番しすぎて、とか。車で、急に遠出したときにそう見えてきたりするんですよ。なので、前、仙台さんに手紙を書いたことがあるんです。

―― ・・・・・・タテさんがですか??

タテはい。毎回ツアーに出るときは、「お留守番をよろしくお願い致します。」「明日、仙台に行こうと思うんですけど、一緒に行っていただけませんか。」という手紙を書いてます。

―― (笑)。お手紙の返事は、来たのですか?

タテ返事は来なかったですけど(笑)。仙台さんをツアーにお連れしたときは、朗らかに物販コーナーに座っていただいてますね。

―― たしか・・・仙台さんが検問されたエピソードもありましたよね。

タテそうなんです! ライブ後、夜中に車でどこかに向かっていたときに、たまたま検問があって。大きい車で、こんな風貌ですし、よくされるんですね。それで、(警察が)「車の中、調べます。」と言って、後部席のドアを開けたら、シートベルトをした仙台さんが座ってらしたので、(警察は)「ぅおおーーなんだこれはーーー!!」と凄く叫んで。「ご存じないんですか。仙台四朗さんですよ。」とご紹介しました。色々な方に知っていただけたらなと思って(笑) 

―― 一同大爆笑。


次回「繋がり続ける、仙台のお客さんへの想いや、被災地を巡った想い」についてお届けします。


(注1) 仙台四朗 (1866年生) 
仙台に実際に実在した人物。彼が立ち寄る店には客が集まることから、仙台の商売繁盛のシンボルとして奉られるようになった。仙台の商店街「三瀧産不動院」に福の神として奉られている。


          *          *         *


☆お知らせ☆
この秋、仙台×ミシマ社プロジェクトでは、写真展を開きます。仙台チームの初企画です!!
取材中に撮らせていただいた、タテさんの写真を数点、展示いたします。
開催中は、メンバー持ち寄りのミシマ本で作る、「ミシマ棚」閲覧コーナーも登場予定です。
どうぞ、足を運んでみてください。

仙台×ミシマ社プロジェクト 主催
タテタカコ×「book café 火星の庭」×THE仙台BOOK (仮)「ちいさな写真展」

日時:2013年9月19日(木)~9月30日(月) 11:00~19:00 
    ※定休日 毎週 火曜・水曜
場所: book café 火星の庭  宮城県仙台市青葉区本町1-14-30-1F

☆お知らせ その2 ☆
9月21日(土)には、仙台でタテさんの出演される、ライブイベントもあります!
こちらも、よろしくお願いいたします。
「KAZUTOSHI NAKAGAWA Exhibition A FACE A SCAPE closing party」 
日時:9月21日(土) OPEN 18:30  START 19:00
    ¥2500(adr)  ¥3000(door)+1drink
場所:SENDAI KOFFEE CO.  お問い合わせ: 022-224-7403

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