THE 仙台 BOOK(仮)通信

2013年9月19日。

怒涛の一カ月半に渡る準備期間が終わり、とうとう、「タテタカコさんちいさな写真展」の公開初日を迎えました。(詳しくは、第4回のレポートをご覧下さい。)

前日の夜。ミシマ社の長谷さんへ、「写真展の搬入が無事に終わった」とご連絡したところ、「ここからが勝負ですよ!!」という、力強いメールの返信がきていました。

私は、搬入が終わった安堵感から、安心してくたびれていた背中が、「シャキン!!」と伸びたことを今でもよく覚えています。
そう、展示は生き物なのです。ここからが本当のスタートです。

今回のレポートは、実際の写真展の様子やエピソードなどを中心に、ご紹介したいと思います。では、どうぞご覧下さい!!
(写真・文 八巻祐子)

第5回 タテタカコさんちいさな写真展レポート

2013.12.22更新

タテさん写真展、4つの見どころ!

今回の展示では、タテさんのライブ中の写真から、インタビュー中の写真まで、合計9枚での写真の展示となりました。
写真は、ご協力いただいた展示会場の、「book café 火星の庭」さんの壁面に飾らせていただきました。会場には普段からピアノがあり、まさにタテさんが今にも降臨しそうな雰囲気がでていました。

写真の展示以外では、コラボレーション企画として、いくつかコーナーを設けていました。

一つ目は、タテタカコさんグッズ販売コーナーです。普段は、ライブ会場や、インターネットでしか購入できない、タテさんの音楽CDや、ポストカードなどのグッズを、特別に期間限定で、「火星の庭」さんで販売させていただきました。
こちらには、グッズのポストカードの絵を描かれていた、京都在住の画家・足田メロウさんの原画も置かせていただきました。(実はこの絵は、私の私物なのです。2年前ほど前にタテさんのライブで購入しました)
同コーナーには、こっそりとですが、私たちのプロジェクトで取材にご協力いただいた方などへ差し上げている「ダテミシマストラップ」(メンバー・マイさん、手作りの一品!) も置かせていただきました。ご購入いただいた方、ありがとうございます! 

二つ目は、ミシマ社さんとのコラボレーション・コーナーとして設けた「ミシマ棚」です。
これは、メンバーが持参したミシマ社さんの本を、お客さまが自由に手に取ることで、ミシマ本をたくさんの方に知っていただこうというものです。
こちらは約17冊のミシマ本が集まり、POPをつけて会場のピアノ上に飾るなど、メンバーも楽しく工夫しながら設置していました。(普段、書店員として働くメンバー・まりなさんのPOPは、作り手の顔が見えてくるようで必見でした) 

三つ目は、写真展の展示リストや写真展の感想を自由に書いていただく「感想ノート」などを置いたコーナーです。
展示リストは展示写真と一緒に、取材中のエピソードを文と一緒に掲載した、今回だけの特別なものとなりました。そして、リストの表紙のイラストは、普段は書店員として働くメンバーの大将・ジュンコさんの描き下ろしです(!)。「火星の庭」さん、ダテミシマくん、タテさんの、夢のコラボレーション・イラストです(涙)。(こちらは、第2回目のお知らせコーナーをご覧ください。)


四つ目は、メンバー・ジュンコさんの、タテさんのイラスト原画・展示コーナーです。
あたたかい丸い曲線が素敵なジュンコさんの原画を、2点ほど飾らせていただきました。
写真とはまた違う、タテさん、ジュンコさん、二人の魅力が重なって、ほっと一息つけるコーナーになったのではと思います。


写真展 スペシャルサンクス エピソード メンバー・ジュンコさんからのメッセージ

写真展の開催期間中には、嬉しいエピソードがいくつもありました。

写真展開催初日。
会場の「火星の庭」さんへ向かい、前日の準備には間に合わなかった道具などを配置していくと・・・嬉しいメッセージを発見しました。
メッセージは、会場のピアノ上に置いていた感想ノートに書かれてあったもので、メンバーのジュンコさんからのものでした。

ジュンコさんは開催初日も、どのメンバーよりも真っ先に足を運んでくれ、写真展の宣伝も、ご自身のブログやツイッターなどで、取り上げてくれていました。(実は、このとき、プロジェクト始まって以来の大きな出来事があり、何人かのメンバーは、へとへとになっていた時期でした。なので、これには、なおさら感謝の想いが溢れてきました)

来場者の方からのご感想には、「写真展をきっかけに、『火星の庭』へ初めて訪れて、良い時間を過ごすことができた。」というものや、「タテさんのライブ前に、写真を見れて良かった。」、「会場の雰囲気と写真がマッチしていた。」という、嬉しい感想も寄せていただきました。

今回の写真展では、「写真を通して、タテさんや、タテさんの歌を知って欲しい。」、「『book  café 火星の庭』さんというエネルギー溢れる場所へ行き、素敵な本や人に出会って欲しい。」、「ミシマ社さんの熱い一冊を、手に取って読んで欲しい」といった、わたしたち主催者の想いがありました。

いただいた感想を見ると、これまでの苦労が一瞬で吹っ飛んでしまうくらいの充実感がありました。
来場者のみなさま、この場をお借りし、あらためて感謝いたします。ありがとうございました!

仙台の街で連なる点と線

展示の二日目。
展示リストなどを置いてあるピアノ上に、ふと目を向けると、前日まで見覚えのないフライヤーが何枚か置かれてありました。
「火星の庭」の前野健一さん(店主・久美子さんの旦那さまで、映像作家) に尋ねると、「昨夜、中川和寿さん(仙台在住の画家で、9月に仙台でタテさんが出演されたライブの主催者)が来て、ライブのフライヤーを何部か置かれていきましたよ~」と教えてくれました。

これまで、私たちの活動はプロジェクトのメンバーと一緒に企画・運営するというものがほとんどでしたが、自分の見えないところで、こうした思いがけないアクションを起こしてくださる方がいることに、このときは感慨深く、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

展示の三日目。
前日、タテさんが仙台でのライブ前に写真展に来られるということを知り、急遽、ご本人とお会いして写真展の感想をうかがえることになりました。

当日タテさんがいらっしゃると、店内はより一層、明るい光に包まれたように暖かく感じられました。

長時間の車での移動があったにもかかわらず、終始にこやかに展示をゆっくり、じっくりと見てくださるタテさん・・・
タテさんからは「普段は自分を客観的に見る機会が少ないので、良い機会となりました」というご感想をいただきました。

タテさんには他にも、新しいアルバム(※)のお話など、ライブのリハーサル前にもかかわらず、貴重な時間を割いていただき、うかがうことができました。タテさん、マネージャーさん、本当にありがとうございました!


終わりに

今回の「タテタカコさんちいさな写真展」を開いて強く感じたことは、「根っこに、送り手の確かな想いがあって、熱がしっかりと受け手に伝わらなければ、お客さまに会場に足を運んでもらうことは難しい」というものでした。

開催期間中とその前後では、十分に写真展の宣伝や準備ができたかというと、できなかった面もあり、それは今後の課題となりました。
ただ、そういった状況でも、ツイッターや、チラシなどの情報から確実に写真展につながってくださった方もいました。

タテタカコさん、ミシマ社さん、「book café 火星の庭」さん、そして、写真展に来てくださった方や、チラシの配布などで協力していただいた各方面の方々には、何度感謝しても足りないくらいです。

この写真展で得た経験やご縁を、必ずや、本づくりにつなげていきたい想いです。

何かを始めるとき頭をもたげることとして、時間的なもの、技術的なもの、金銭的なこと、体力的なこと・・・数えればたくさんありますが、行動を起こす原点になる大切な想いだけは、どんなときでも、忘れてはいけないのだろうと思います。

私たち仙台チームの本づくりも、12月に入ってから、いよいよ佳境に入ってきています。
これからも、どうぞ、私たち、仙台チームをあたたかく見守っていただけたら、幸いです。

追伸
私たち、仙台チームの連載も、今年、最後の掲載となりました。
読者のみなさま、どうぞ、良いお年をお過ごしください。
そして、来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

(※) タテさんの新しいアルバムについては、第三回のインタビューのお知らせコーナーをご覧下さい。

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