THE 仙台 BOOK(仮)通信

 去る昨年9月29日、仙台では、「寺フェス!!!」というイベントが行われておりました。
仙台×ミシマ社プロジェクトも、ひっそりと、このイベントに参加させてもらっていたのでした。遅ればせながら、そのときの様子をレポートしたいと思います! 今回は、このときがイベント初参加だった菅井がお届けします。
 カメラマンは鈴木三姉妹の三女、愛さんです。

(文:菅井牧子、写真:鈴木愛)

第7回 寺フェス!!! レポート

2014.02.16更新

寺フェス!!! って?

「寺フェス!!!」とは、その名のとおり、寺フェスティバル=お寺でやるお祭りのこと。 お祭りの会場になったのは、仙台駅東口から歩いて約10分のところにある、徳泉寺さんでした。私は、お寺というと、なんとなく、お線香のにおいが漂う、ご年配の方の憩いの場・・・みたいなイメージだったのですが、今回のイベントは、子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い世代が集まる音楽とアートに囲まれたお祭り、という今までのお寺イメージからはかけ離れたイベントでした。


主催者・瑞穂さんの想い

 そんなイベントの主催者は、工藤瑞穂さんという、仙台在住の若くてかわいい女性! 小柄ながら、ゼロから企画、実施まで成し遂げてしまうパワフルな方です。
 また、HaTiDORiという、団体の代表もされており、音楽やアートなどを通して、対話の場づくりに力を注いでこられた熱い方です。(2月から、東京に進出されるそうですが、仙台でも引き続き、活動を続けられるということです。頑張ってください!!!)  

 第7回 寺フェス!!! レポート

主催者の瑞穂さん(写真左)


 瑞穂さんが、今回のイベントの企画に至るまでには、東北大震災をきっかけにした紆余曲折があったそうです。瑞穂さんは、震災以降、被災地や被災者の方の現状を目の当たりにし、これまで自分がやってきた音楽やアートイベントなどの活動は無力なのではないか、と自信を失いながらも、必死に支援活動に取り組んでこられました。その様々な経験の中で、よりよい社会をつくっていくためには、自分の想いを表現しあい、学びと対話ができる場づくりが必要だと考えるようになったそうです。瑞穂さんは、今回のイベント発案のきっかけを「音楽やアート、美味しい食べ物を楽しむことと、NPO・市民団体のみなさんが取り組んでいる課題について学び対話をすることが、同じことのようにできたらいいなあと思ったのです」と語っています。
 こうした瑞穂さんのアツい想いのもと、アーティストやNPO、市民団体、お寺、イベントを応援してくれる方々がつながり、今回のイベントの実現に至ったそうです。私たち仙台×ミシマ社プロジェクトも、メンバーのユウコさんが、瑞穂さんから声をかけてもらったのがご縁で、参加させてもらえることになりました。


さて、イベント当日は・・・

 天気は快晴!! 朝、会場の徳泉寺さんに行くと、お寺の境内にはいくつもテントが並び、本堂でも会場の準備が始まっていました。夏祭りの屋台みたいに、色とりどりのテントやモノが一つの場所に集まって、準備中の若者たちでごった返していました。かわいいキャンドルワークショップや想いのこもった手作りの品、徳泉寺の青年部によるグッズ、人形劇、旅商人のコーヒー屋などなど・・・。見ているだけでわくわくしてきます!
 私たち仙台×ミシマ社プロジェクトは、テントの一角をお借りして、手づくりのフリーペーパーの配布、メンバーの舞さん手づくりのグッズの販促のほか、「ミシマ社通信」やプロジェクトの紹介ペーパーの配布をしました。
 私のお気に入りは、メンバーの鈴木三姉妹お手製のダテミシマくん人形! 守り神的な感じに机の上でどっしり見守ってくれています(中身がドラ○もんの貯金箱なのはひみつです)。 ※ダテミシマ・・・仙台×ミシマ社プロジェクトのマスコットキャラクター

 第7回 寺フェス!!! レポート

私たちだからこそつくれる、仙台の魅力が詰まったフリーペーパー


 第7回 寺フェス!!! レポート

メンバーの舞さん手書きのポップ。舞さんは時々イベントに出店されているだけあって、いろんなグッズもたくさん。頼りになります!


 この日に出したフリーペーパーは、全部で15種類。ゆる~い手書きから、かっちりパソコン派、写真付きのものまで、メンバーの個性あふれる力作が並びました。メンバーや、われらが大将の佐藤ジュンコさんが、当日まで粘って作ったフリーペーパーです。
 私はフリーペーパーを配るのはこの日が初めて。周りにこんなに魅力的なブースが並んでいる中で、大体がカラーではない、白黒の、手づくりのフリーペーパーを見てくれるのかなと内心どきどき・・・。
 だんだん準備も整い、主催者の瑞穂さんの声掛けで、イベント参加者の全員で円陣を組んで、イベントがスタートしました。


イベントは大盛況!!

 イベントが始まると、普段、会場周辺は人通りがあまり多くはない場所なのですが、イベントには若者から年配の方、親子連れまで、たくさんの方で大盛況でした。いいお天気のなか、たくさんの人がのんびりブースを見たり、ライブを聴いたり、カフェでお茶したりしていきます。お寺の本堂でやっていたライブも、お客さんが会場の中に入りきらず、外まで人があふれているほど。この日の来場者は、午前中から夕方まで約600名にのぼったそうです。

 第7回 寺フェス!!! レポート

となりのHaTiDoRiさんのキャンドルワークショップも親子で大にぎわい!


 第7回 寺フェス!!! レポート

大盛況!! 「旅商人」拓さんのコーヒー屋。車ごと、フェリーで移動したこともあるのだとか。


 ありがたいことに、私たちの小さなスペースにも、足を止めて見ていってくださる方が多くいました。中には、全種類持っていってくださる方も! 来場者の方にプロジェクトの紹介をしたり、他のブースの方とお話ししたり、ブースの小物にダテミシマくんの落書きをしたり・・・。時間はあっという間に過ぎていきました。

 第7回 寺フェス!!! レポート

メンバーの和やか代表 中津さん(中央)と、取材のフットワークの軽さは一番! の純一さん(右)。


 第7回 寺フェス!!! レポート

大将・ジュンコさんが店番中! お店がいっそうなごやかに〜♩


 第7回 寺フェス!!! レポート

たくさんの方に手に取ってもらえました!


 結局、この日はけたフリーペーパーはなんと約700枚! イベントの始まりのときには、山になっていたフリーペーパーがどんどん減っていき、配布終了したものもちらほら。グッズも、ダテミシマくんストラップ7個、ダテミシマくんポストカード3枚、しおり10枚が売れました。


イベントに参加して思ったこと

 とても素敵なイベントに参加させてもらい、それだけでも楽しかったのですが、やはり、自分の書いたフリーペーパーを手に取って感想を言ってもらえることは、とても新鮮な体験でした。中には「こんなところ知らなかった!」と喜んでくださる方もいて、もっと多くの方に、私たちが集めたおもしろい仙台を見てもらいたいな~という気持ちが強くなりました。そして、来場者の方やメンバーと話をしていて、私が見えている仙台ってまだまだ一部なんだなあと改めて思いました。
 私は、茨城出身で、大学から仙台に来たのですが、それまでは「仙台」というと「寒そう、いつも曇ってそう(失礼)、そもそも何県にあるの?」というレベルでした。南東北と呼ばれる茨城でもそんな感じなので、たぶん全国ではそんな方が多いのでは?? そんな方々へもお届けしたい、仙台の魅力をつめこむ予定の「THE仙台BOOK」(仮)。これからどんなことが起こるやら・・・メンバーと楽しみつつ、悩みつつ、時々おいしいお酒も飲みつつ、がんばっていきたいなあと思います。

 第7回 寺フェス!!! レポート

大将・ジュンコさんの描いた、ボーダー服のダテミシマくん



うれしい後日談

 仙台での秋の風物詩といえば、河原でやる「芋煮」があります(バーベキューのお鍋版)。秋に河原に行くと、色々な団体の芋煮が開催されているのですが、ある芋煮に参加した際に、参加者の方が、なんとダテミシマくんストラップを身に付けてくれていました!  寺フェスのときに、プロジェクトのことを知って購入してくれたそうです。「楽しみだね、がんばってね」というお言葉もいただけて、とてもうれしかったのでした。
 
※この日配ったフリーペーパーは、仙台×ミシマ社のブログやfaccebookでも公開しています(メンバーの宗形さん、圭さん、ありがとうございます)。
 仙台の魅力のかけらがつまったフリーペーパーを、ぜひ、のぞきに来てください!
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