THE 仙台 BOOK(仮)通信

 2014年。夏、突入前の仙台。
 6月28日には、仙台で年に一度のブックイベント「Sendai Book Market」があり、メンバー一同、たくさんの刺激を受けてきました。
 今回は、仙台チームの今をレポートします。

(文:八巻祐子、写真:菅井牧子)

第12回 仙台×ミシマ社プロジェクト、再始動

2014.07.20更新

仙台×ミシマ社プロジェクトのこれまでを振り返る

 いろいろとありながらも、仙台×ミシマ社プロジェクトが発足してから、1年と8カ月になる。

 2012年の発足時のメンバーは約20人いたが、そこから零れ落ちるように、2013年の秋にはメンバーが10人ほどの活動になった。現在の中心メンバーに至っては、ざっと4、5人といったところだろうか。

 年月が経てば、メンバーそれぞれに環境や心境、または仕事の変化もあり、活動にかかわれる頻度も変化していく。

 昨年の8月から理由があって、私は一応、リーダーとなった。けれど、今、振り返ると自分の好きなことしかやっていない。私は、ほどほどにできないところがあり、結構、このことで周りの人に心配をかけてしまい「ごめなさい」と思うこともあった。

 ミーティングに至っては、目的も掲げず、メリハリもなく、雑談で終わるときもあり、頭からおめでたい花が咲いていた。

 けれど、ある人がそんな私を見兼ね、ミーティングのあり方にアドバイスをくれてからは、「このままじゃいけない」と目が覚めた。それからは、ミーティングの目的を明確にして資料を作成、メンバーと情報の共有をしたり、それまでサボっていた工夫を続けた。

 事前に物事を組み立てて、メンバーとゴールを共有することは、大変だけれど面白い。緩めるところは、緩めて、締めるところは、締めること。少しだけ、論理的になれたか。

 これまでは夢の中で夢を見ていたが、今は、地に足を付けて、夢を見られるようになってきた。

 今は、少しずつ、各自できることを積み上げ、いろいろな方に力を借り、えっちらおっちら、やっている。


充電期間から明けて

 実は、この「THE仙台BOOK」(仮)は、昨年の秋から今春発刊を目標に掲げてきた。けれど、諸事情により発刊を延期し、この2月からはメンバー全員の充電期間とし、集まりを見合わせていた。

 現在は、各自、少しずつ活動を再開していて、今後の展開について話を進めようか、というところだ。

 私のことで言えば、充電期間中は休止前に完成させた、200ページのラフ集の手直しや、ミシマガジンの原稿を書かせていただいた。

 他には、時間の余裕ができたので、図書館で仙台に関した本を借りて読み、自分の知らないことを調べていた。ここで知れたのは、図書館の機能の素晴らしさだ。書店以外で手にする資料の奥深さに、あらためて驚く。

 ただ、本の読みすぎなのか、4月から目がずっと赤い。本を読むのにも、体力がいると実感する毎日だ。なにごとも、やりすぎには注意である。

 充電期間は、私にとって、充電というより、省エネモードで自分のできる範囲の活動を続けてきた、といったところだろうか。良い時間を持てたと、私は思っている。


ブックイベントをきっかけに再始動

 さて、ここからが本題。今回、綴っておきたかったこと、再始動、第一弾のお知らせである。

 7月3日、木曜日。
 いつも打ち合わせをしているカフェで、マイさん、マキコさん、マリナさん、私の4人で集まった。目的は、7月26日に参加する「石巻一箱古本市2014」の打ち合わせだ。

 こちらのイベントは、6月28日の仙台のブックイベントをきっかけに、急遽、参加することが決定。準備期間は1カ月を切っていたが、昨年は行けなかった「石巻一箱古本市」に行きたくなったのだ。

 打ち合わせ中、ちょっと変わったな、と思う出来事があった。

 これまでは、イベントなどでフリーペーパーをつくり、制作過程を発表してきた。けれど、今回は新しい試みとしてリトルプレスをつくり、販売しようと、4人で話していたときのこと。

 それぞれ、「体裁はどうしよう」、「1人1冊を目標につくろう」、「メンバー全員分の記事をまとめたらどうか」など、考えを挙げていく。

 このことを2時間は話していたが、最終的に4人で出し合ったアイデアから、良い部分をそれぞれが拾い、良いところに答えがストンと落ちていった。

 結論は、「それぞれの記事を結束して、1冊の本にしよう」ということになった。

 理由は、2点。
 1人1冊で販売すると、思い思いに制作できる反面、メンバー全員分の記事を見てもらうことができないのではないか。何より、制作期間が1カ月を切っており、ボリューム的にもどうか、というものである。

 うまく物事が流れているときは、それぞれに別の川を流れていても、あるポイントに来れば合流できる。リトルプレスの締切りを設定したことも大きいが、気持ちよく答えが決まると、これまでやって来たことにも、少し自信がついた。

 最近は、昨年の9月から活動にカムバックしてくれた、マキコさんの存在が大きい。充電期間中は、彼女にいろいろとお世話になった。仕事も多忙なのに、見えないところで資料を整理してくれたり、ミーティングを和やかなムードで進めてくれたりと、精神的にも助けられることが多い。

 石巻一箱古本市が終わったら、メンバーと今後のことを、具体的に話し合うつもりでいる。 
 まだまだ、これから、やることは山積みだけれど、良いブレイクをしたと思う。


●お知らせ●

 一日店主さん体験ができる、一箱古本市。
 7月26日(土)には、宮城県石巻市で「石巻一箱古本市2014」が開催されます。私たち仙台チームも、久しぶりにイベントに参戦することになりました。

 当日は、メンバー持ち寄りの古本、オリジナルグッズの販売に加えて、この日のために特別につくったリトルプレスを販売します。

 みなさん、是非、足をお運びください!! 
 たくさんの方のご来場をお待ちしております。


第3回 石巻一箱古本市 2014 

 日時:7月26日(土)11:00~16:00
 場所:石巻市中央商店街

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