編集後記

2011年8月号 編集後記

2011.08.31更新

今月の特集はいかがでしたでしょうか?
いま、地方で生きるということ』では著者の西村佳哲さんに急に取材を受けたのですが、今回は逆取材を敢行でき、本には書かれていない西村さんの本音を引き出せ、嬉しかったです。
それと今月は、なんといっても『コラム道』の再開!
来月も、小田嶋先生、よろしくお願いします!!

(三島)

最近、毎日ミシマ社Tシャツを着て、仕事をしています。もちろん外に出るときも同じ。通りすがりの人が、チラッと見てくれたり、視線を感じることもしばしば。これでTシャツの売上げがのびれば・・・、などと考えています。9月からは、「はやくはやくっていわないでTシャツ」で、毎日すごす予定です。
今度はどんな反応があるのか、いまから楽しみです。

(窪田)

先日、今月の「今月の一冊」に少し登場した、『悪魔のいけにえ(The Texas Chain Saw Massacre)』を観ました。ホラー映画は苦手で、レンタルDVDの予告編に出てきても早送りするくらいなのですが、気になったので思い切って観ることに。
いやぁ、あんな大男にチェーンソー持って追いかけられたら誰だって必死になりますよ。「ブーン、ブーン」と鳴り響く音が耳から離れません。思い出すたび笑ってしまうあの恐さ。病みつきになるのでしょうか。4作目まで続編があるようで、観ようかどうしようか迷っています。

(松井)


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   テーマ:「ローカルルール」

[インタビュー・ミシマガ「人」]『喫茶店入門』山納洋さん(2009年8月17日、24掲載)

山納カフェや喫茶店を経営してみると、みんな共通してつまづくポイントがあるんです。それに気づかずに、半年ぐらいでお店を畳んでしまう人がすごく多い。それで、自分が沢山の店を研究して気づいた「処方箋」は、きっと多くのカフェをやりたい人にも役立つのではないかと思いまして、『喫茶店入門』を書くことにしました。

―― これまでのカフェの本とはどんな点が違うのでしょうか。

山納コモンカフェをオープンしてからしばらく経って、カフェの開業セミナーのようなところで喋らせてもらう機会が出てきました。それで、何を話すか参考にするために、カフェの開業本をあれこれ読んでみたんです。すると事業計画書の書き方とか、物件の見つけ方とか、メニューの組み立て方については類書が沢山出ている。もちろんカフェを経営するなら、それらの知識も学ぶ必要がありますが、そこから明らかにこぼれ落ちているものがあると気づいた。「常連客・一見客と、どう接すればいいのか」とか、「地元の生活にまったくそぐわない店を、カットアンドペーストするようにもってきていいのか」といったことについて書いてある本は、なかったんです。


[<構築>人類学入門]援助1(2011年4月22日掲載)

エチオピアは、世界でも「最貧国」といわれる国のひとつ。
GDP(国内総生産)は323億ドル(2008-09)で、日本のわずか0.6%。

先進国から提供される政府開発援助は、一年間で38億ドル以上に達する(2009年)。
これはエチオピアのGDPの1割、国家予算の7割を超える額だ。

長年、エチオピアに関わっていると、政府や国連がだす緊急援助のアピールは、毎年の恒例行事のような感覚すらある。

2008年、エチオピアの南東部を中心に洪水と旱魃の被害がでた。
当初、エチオピア政府は「460万人が被害を受けている」と発表した。
その後、国連は「800万人が緊急の援助食糧を必要としている」と発表。
10月に出された正式アピールでは「640万人に27万トンの食糧が必要」とされた。
この年、アメリカは80万トンの食糧を提供、国際社会からの緊急援助は10億ドルに上った。

[ある日の数学アナ]第12回情報の交通整理人(2010年6月11日掲載)

弊社でも4月入社の新人が配属された後、研修に精を出している真っ最中。
ついこの間まで学生だった子たちが、
プロの「アナウンサー」になるべく頑張っている。
彼らのフレッシュな姿を目にするたびに、
私も当初はこんな感じだったのだろうか。。。としばし懐かしさに耽ける。

とある作家がこう言っていた。
「今はみんなが何かのプロ」だ、と。
心して仕事をすべし、ということを言いたかったのだと記憶している。

「オタク」(敬意を込めてこう呼ばせて頂く)の皆さんもそうだし、
それを生業にしていなかったとしても、何かの知識に精通していて
尋常ならざる量の知識をお持ちの方は山のようにいらっしゃる。

そしてニュースの現場は、そういった色々なプロの言葉や知恵を借りて
初めて成り立っている。
私たち自身がある特定のジャンルに関する知識や出来事の専門家
というわけではない。


[セラピスト1年生]第3回「相思相愛」を探して(2010年1月20日掲載)

 ある午後、親しい友人がうちに遊びに来た。私は疲れた彼女の体を癒すため、風呂上がりに横になってもらい、アロマオイルを調合し、ゆっくりとマッサージを始めた。
 私が彼女をアロマオイルマッサージをするようになってから、もう5年が経つ。生理不順で悩む彼女にマッサージしたとき、翌日2カ月ぶりの生理が来たそうで、私はアロマオイルの効果に感嘆した。
 彼女が妊娠し、安定期に入ってからもよく行っていた。うなじから両肩にかけて、きめ細かいきらめくような美しい肌となり、まるでシルクを触るような心地だった。臨月を迎えるころには、むくみの激しい足を揉みしだきながら、「明日は少しでも楽になるといいな」と思った。


[わが家の闘争 韓国人ミリャンの嫁入り]第2回 家賃、もったいない!(2011年3月29日掲載)

9万円。
それは、趣味であるサッカー観戦、贔屓にしているチームであるFC東京のホームスタジアム近辺に夫婦ふたりで住むために必要な金額だった。
調布市の飛田給駅から歩いて5分、2DKで築30年。リフォームをしたためか、外観からでは築30年には見えなかった。部屋のなかを見ても悪くはなかったが、やはり水廻りを見ると錆びている箇所が散見され、年季が感じられる部屋だった。

やっと見つけた部屋で、ふたりは窮屈な思いをせずに暮らすことができた。部屋に不満があるとすれば、自分の家ではないのだから、出て行くときの事を考えて家のなかを間違っても傷つけることはできないことだった。つまり、お部屋のインテリアを自由に変えることが難しいのだ。
しかし、やはり、もっとも不満だったもの、それは家賃!

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発行人:三島邦弘

編集人:大越裕

ミシマ社 営業チーム、仕掛け屋チーム

ウェブ編集:松井真平

ライティング

窪田篤
月刊城陽

松井真平
今月の一冊

イラスト MARINO (ブリン)
トップページ、「読む女」「<構築>人類学入門」「声に出して読みづらいロシア人」「本屋さんと私」「スポーツ紙バカ一代」「喫茶店入門」

編集協力

白髪鬼
「声に出して読みづらいロシア人」

足立綾子
ミシマ社の話

ウェブディレクター 蓑原大祐 石山豊(株式会社アンアンドアン)
Web制作 株式会社アンアンドアン

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