編集後記

2011年11月号 編集後記

2011.11.30更新

江弘毅さんの超大型連載(!?)「飲み食い世界一の大阪。そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの。」がいよいよはじまりました。文字数が多すぎるため、カレンダーには「飲み食い世界一の大阪。」とだけ表記されていますが、サブタイトルがすごくいいと思います。これからどんな話がつづいていくのか、楽しみです。
むふー、ドキドキ。

(窪田)

イベント続きのミシマ社だったのですが、おかげさまでやっと終わりが見えてきました。三島含め、社員総出の激しい日々でありました。各地で行われたトークの内容は、随時ミシマガに掲載いたしますので、イベント参加できなかった方もぜひご覧いただければと思います!

(林)

遊牧夫婦第二弾『中国でお尻を手術。』発刊記念イベントに参加しました。標高3、4000m決死の国境越え、中国のトイレ事情、ペット市場と闘犬、チベットの僧侶と花の写真、おじいちゃんたちのジムと化した上海の公園、いい加減な占い師、などなど今回のミシマガでは泣く泣く掲載しきれなかった話満載で、旅の醍醐味、文化の違いになんとも言えない高揚感を感じたひとときでした。

中国人と日本人は、外見が似ているだけに、無意識に互いに自分と同じような感覚を求めてしまうのかもしれない。でも、異なるのだ。
こう感じられるようになってからがやっと、本当の意味での中国との付き合いの始まりなんだとも感じていた。

近藤さんの言葉。いろいろ心に仕舞っておこうと思いました。

(松井)

怒濤のデッチ期間中、塩竈ブックエイドに行ってきました。
実はイベントの1週間前までは行くこと自体決まっていませんでした・・・。強行スケジュールのなか、デッチ小田垣と共に野生の感覚で仙台と塩竈を歩き回り、取材をし、まさかレポートを掲載できるとは思いませんでした。これが噂の『計画と無計画のあいだ』かも?
色々な人と出会い、話ができたのはとても貴重な経験となりました。「本」で繋がる人との出会いっていいですね。
ブックイベント、今後も各地で開催するようなのでまた足を運んでみようと思います。

(富田)

塩釜ブックエイドにお邪魔するべく、宮城まで急きょかけつけたのが十月のこと。本当にたくさんの方々とお話できて、本が人をつなぐパワーを身を持って感じました! レポートにご協力いただいたみなさま、ありがとうございます。仙台・塩釜のアツい3日間をぜひご覧ください!

(小田垣)


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   テーマ:「再出発」

[ある日の数学アナ]第27回 力まずテンポを(2011年9月16日掲載)

力が入りすぎるというとすぐに思い浮かぶのが、肩凝り。
悩まされている方も多いのでは?
かくいう私もです。

肩凝りは目からくる疲れとか複合要因からなるのだと思うけれど
必要以上に力が入ってしまっているからこそおこるわけで、
そもそも緊張すると人は力が入ってしまうのなんて普通なことなのだ。
これはもう仕方がない。
力まない状態に自分を持っていくことのほうがよっぽど不自然なことだ。
だからこそ、「意識的に」力を抜いていくしかない。

でも力まないための方法は、ちゃんとある。
空手、合気道や柔道など武術をかじったことがある方からすると
なんとなくピンとくる部分があるかもしれない。

[コラム道]第11回 コラムはメモの行間に埋まっているのだろうか。(2011年8月3日掲載)

 メモにはふたつの効用がある。ひとつ目は記憶を定着させる効果、もうひとつは記憶を呼び覚ます作用である。
 記録者は、経験や思いつきを書き留めるに際して、紙の上に手書きの文章を記すことで、アタマのなかに浮かんだ内容を整理し、より強固な形で刻印する。
 一方、適切に記録されたメモは、書き留めた時点で書き手が考えていた内容を、読んでいる者の眼前に正しく再現してくれる。
 であるから、メモを取ることに長けた取材者は、漫然たる記憶に頼って原稿を書いている書き手と比べて、常に数倍量の情報とアイディアをストックしておくことができる。
 なんだか素晴らしい話に聞こえる。
 正しいメモの取り方を習得すれば、明日から諸君のコラムは見違えるほどビビッドになる・・・てな調子で、自己啓発関連のビジネス本は、最初の数行の間で空中にパイを投げることになっている。ほら、あのパイを追いかけて行けば君たちはどこまでも高い場所に到達できるのだよ、と。

[高松こんまい通信]第3回 匂い時計(2011年2月10日掲載)

うちの事務所がある瓦町という界隈は、じつは明治の頃からこんな下町情緒があったと教えてくれる本があります。地元の郷土史家だった荒井とみ三さんという人が、明治〜昭和の街の様子を聞き取った『高松今昔記』です。昭和40年代に出版された本ですが、じつは私が地元の本をつくりたいと思ったのは、この本を読んだのがきっかけ。歴史に名を残すことのない街の片隅で暮らす人たちの日常が、いきいきと愛情深く記されています。ちなみに瓦町は、"荷売り屋のたまり"というタイトルでこんな風に記されています。

[ミシマ社通信オンライン]第12回 2010年3月 今月の一冊(前編)(2010年3月30日掲載)

ヨコ今日はですね、『赤めだか』(立川談春、扶桑社)をもってきました。私は大学生の頃から落語が好きで、もともと談春さんの高座を聞いてたんですけど、「こいつねちっこくて嫌だな」と思ってたんですよ。けど、この本が出たときにその理由がわかったといいますか、なんだか好きになってしまったんですね。

マスへー。

ヨコなんでかといいますと、この本は、談春さんが談志に惚れ込んで、19歳で入門してから真打になるまでの青春記録みたいな内容なんですけど、なにしろしつこくいろいろなことを覚えていて、すごく細かい。また、情景と心の機微が伝わってくるんです。

この人がひたむきに師匠に惚れ込んできたという、何か熱い、強い気持ちと強い愛を感じるエッセイなんですよ。私は会社とかで大変なときがあったときは愚痴りたくなるんですけど、愚痴ってもしょうがないので『赤めだか』を読むようにしています。

[ミルコの六本木日記]第23回 これまでと違った生き方をするんだ(2011年6月3日掲載)

五十人を超える役者やスタッフのほとんどは私より歳下の若者たち。
いま最初の人生の大きな渦のなかにいる彼らと舞台に立って改めて思うのは
「頑張っていれば、必ず誰かがみている」
ということ。
私もそんなふうに、たくさんの人たちにあたたかく見守られてきた。
ずっと情熱を持ち続けたことが、どんなに忙しくても辛くても楽器を辞めずにいたことが、いま新しい発見や感動を授けてくれる。

「らん」のなかで臆病な男"イタチ"が言う。

「これまでと違った生き方をするんだ」

「らん」の生演奏、全11公演を完走できたならそのときは、それをもって私のガン完治としよう。
そうだ、そうしよう。

別々に起こったことが、繋がっていたとわかる瞬間は人生の醍醐味だと、今日も一音ごとに心を込めて、楽器を鳴らしたいと思う。


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発行人:三島邦弘

編集:ミシマ社

ウェブ編集:松井真平

ライティング

小田垣絵美
ミシマ社通信オンライン:ミシマ社創業5周年記念 パーティー祭り編

太田敬子
本屋さんの遊び方:大垣書店 取締役企画開発部長 平野篤さんに聞きました

松井真平
本屋さんと私:石井光太さん編
本のこぼれ話:『中国でお尻を手術。遊牧夫婦、アジアを行く』発刊記念トークイベント

小田垣絵美 富田茜
ミシマ社通信オンライン:塩竈ブックエイドに行ってきました。

イラスト MARINO (ブリン)
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編集協力

白髪鬼
「声に出して読みづらいロシア人」

足立綾子
ミシマ社の話

ウェブディレクター 蓑原大祐 石山豊(株式会社アンアンドアン)
Web制作 株式会社アンアンドアン

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