編集後記

2012年9月号 編集後記

2012.09.28更新

10月始まりのミシマ社は、9月末で一区切り。
ミシマ社6年目の最後を飾る一冊は、ミシマガでも大人気連載の『わが家の闘争 韓国人ミリャンの嫁入り』です。イラストはミシマガでもおなじみの高橋真理乃さん。昨日から全国の書店で発売になっていますので、ぜひぜひ、お手にとってみてください! ウェブ連載にはなかった、夫ヒロシさんのつっこみにも要ご注目です!

(星野)

編集後記をかくたびに、今月もあっという間だったなあ・・・としみじみしています。2012年もあと3カ月! びっくりですね。
さて、今月のミシマガジンいかがでしたでしょうか。わたしは『今月の一冊』に初参加しました。どきどきそわそわしながら臨んだのですが、楽しくて楽しくて2時間があっという間でした。みんなが本が好きで、愛情をもって本を紹介する、その場がとてもあったかく感じました。また、別のテーマでするのが楽しみです。

(平田)

今月もミシマガに来てくださって、ありがとうございます。
注文の新連載「木のみかた」はご覧いただけましたでしょうか。三浦さんの森への愛が、素敵です。小学校のころ校庭にあった築山を思い出しました。当時はその一角が「築山」という名前の小さな山と思っていたのですが、一般名詞だったことに気づいたのは随分大きくなってからでした。小さな森、わたしも大好きです。

(林)


□□【蔵出しミシマガジン】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
   テーマ:「夫婦」 

[となりの坊さん。]第21回 たいら(フラット)からはじまる人間関係(前編)(2011年7月20日掲載)

 不思議といえば不思議な話なのですが、僕は沖縄行きの飛行機に乗った途端、食欲がほとんどなくなり、逆に体調のすぐれなかった妻の体調が、絶好調になりました。そして、僕の体調は、帰りの飛行機に乗った途端、ほぼ回復しました。飛行機のなかで「沖縄の神様に歓迎されていなかったのかな、四国の神様の鎮守が及ばなかったのかな・・・」とぶつぶつ、つぶやいていると、「じゃあドイツに行ったら、どうなるねん」と妻からばっさり言われました(関西人)。ま、その通りなんですけど。まさか、ディナーが「沖縄そば(小)半分」の新婚旅行になるとは、思いませんでした。

[<彼女>の撮り方]第28回 <彼女>の好きな音楽を、好きになるということ。(2012年7月17日掲載)

最近、中村一義さん(以下、敬称略)のアルバムが10年ぶりに発売されまして、
大好きな僕は、もちろん発売と同時に買って今聴いているのですが、
思い出してみると、当時気になっていた女の子が中村一義を聴いていたことが、
好きになったきっかけだったのを、ふと思い出しました。

授業が一緒になった時にノートを借りたりしていたぐらいで、一緒に遊びに行ったこともないので、
<彼女>はきっと今の今まで、「ちょっとした関係」としか思っていなかったのではないかと思うのですが、
当時の僕は、<彼女>のことが、気になって仕方がありませんでした。

[スポーツ紙バカ一代]第52回 秋の夜。桑田真澄とエリック・クラプトン(2011年10月17日掲載)

少年時代は野球とプロレスが二大娯楽でした。北関東の地方都市。放課後は仲間を9人集め、白球を追いかけました。あこがれはPL学園で甲子園戦後最多の20勝を挙げた天才投手・桑田真澄。巨人入りしてからも、応援歌を口ずさみながら、全身を稼働させた躍動感あふれるフォームを真似たものです。

顔面がニキビで覆われる思春期に突入すると、僕らは野球をやらなくなります。バットの代わりに手にするのは、ギターです。Cを覚え、Amを握り、Fを鳴らせるようになったら、もはや気分はロックスター。お前、ベースやんない? ドラムはアイツを誘おうぜ。野球は9人必要だけど、バンドは最低3人いれば、組めるんだ。

[読む女]第11回 町内会のはなし(2010年5月28日掲載)

お隣の家のおばあちゃま、イケダさんからポストに手紙が入っていた。

「次の班長は木村さんです。
 この班は世帯数が32世帯。
 町内でいちばん世帯数の多い班です。
 頑張ってくださいね。
 まずは今週末、N集会所で10時から班長会あるので、ご一緒しましょう。
 では、日曜日」

今年、町内会の一角の班長になった。
たまたま電話で話したともだちも、ある地区で今年班長をするのだという。
しかし、彼女は10世帯の班長であって、32世帯なんて多いのは聞いたことがないといわれる。
そうか、あなたのとこの3倍だものね・・・、などといいながら、少々不安になる。

[わが家の闘争 韓国人ミリャンの嫁入り]第37回 サザエさんといいとも(2012年8月24日掲載)

「あんたサザエさん好きなの?」

結婚早々、日曜日にいつもサザエさんを見る夫に聞いてみた。私はつまらないと思ったからだ。

「いや、別に好きなわけじゃないけど」
「じゃあ、何でつけておくの?」
「なんとなくだけど、見てるとホッとする」
「ええ?」

サザエさんの家はこの技術の発達で何でもあるような時代なのに、ブラウン管テレビで携帯電話も登場しない。サザエさんの髪型はずっと変わらないし、カツオも子どものまま。内容も大したことをやるわけではない。カツオが成績が悪かったりしておじいちゃんになるお父さんにしかられて、サザエさんがなんかしてしかられるというとても単純なストーリーを毎週3本ずつ放送する。しかも40年以上・・・。

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発行人:三島邦弘

編集:ミシマ社

ウェブ編集:松井真平

ライティング

足立綾子
THE BOOKS通信:第3回 [感想]2012年8月に届いた読者はがきより

篠崎佐知子
今月の一冊:第14回 2012年8月 『THE BOOKS』刊行特別企画 自分のお誕生日の本

関西仕掛け屋ジュニア:北岡恵里奈 松村惇平
月刊城陽:第12回 「紙の月刊城陽」番外編 百々典孝さんインタビュー

イラスト MARINO (ブリン)
トップページ、「読む女」「<構築>人類学入門」「声に出して読みづらいロシア人」「本屋さんと私」「スポーツ紙バカ一代」「喫茶店入門」

編集協力

白髪鬼
「声に出して読みづらいロシア人」

足立綾子
ミシマ社の話

ウェブディレクター 蓑原大祐 石山豊(株式会社アンアンドアン)
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