月刊城陽

第10回 ミシマ社の本屋さんにはこんな本があります!

2012.06.26更新

ミシマ社の本屋さんが城陽にオープンしてから、なんと! もう5カ月もの月日が経ちました。早すぎて唖然。ほんとうにご近所さんにも、遠方からの方にも、小学生にも来てもらえるようになり、嬉しいかぎりです。実は、本もどんどん増えているんですよ~。本当、毎日目移りしてしまい困っています。本当に読みたい本がたくさんです。お財布と相談という切ない日々。関ジュニはみんな、学生ですからネ・・・。

そう、ミシマ社の本屋さんには、ミシマ社以外の本もたくさん置いているのです。なんてったって、本屋さんですから! そこで今日は、ミシマ社の本屋さんにどんな出版社のどんな本を置いているのか、ちらっとごく一部ですが、テンション高めにご紹介していきたいと思います!! 

紹介させていただくのは、三度の飯と同じくらい本が好き、関ジュニのみっきーです。よければぜひお付き合いください。
ではまず、いまをときめく木下晋也さんのマンガからいきまっしょーーう!!!

『真夜中百景1』木下晋也(リトルモア)

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この心地良いゆるさ、なんと言ったら伝わるんでしょうか。
爆笑とはまた違う、読んだひとを必ず「にやにや」させるパワーを持っています。枕元に置いといて、寝る前とかお風呂上りにちょっと開けて3ページ読みたい! そして「にやっ」として眠りにつきたい! ・・・安眠のお供におすすめです。
ミシマ社の本屋さんでは、なんと小学生にも大人気。このゆるさがわかるとは、最近の若い子もなかなかやりますなあ・・・。

『世界を見に行く。』石川直樹(リトルモア)

月刊城陽 第10回 ミシマ社の本屋さんにはこんな本があります!

なんとまあ細長~いこの本。実はすべてのページが、ポストカードになるのです。
その素敵なデザインに一目ぼれ。なによりもその色鮮やか世界を見ていると、わくわくしてどうしようもない。もしかすると世界はとっても広くて、けれど、思っているよりも近いのかもしれないな、と。

この本といっしょに、旅に出るのがわたしのひとつの夢だったりします。
プレゼントにもおすすめです。さあ、世界を、見に行こう!

『ぼくはこうやって詩を書いてきた』谷川俊太郎・山田馨(ナナロク社)

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谷川俊太郎は、すごい。

「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」という詩集を始めて手にしたとき、私はまずそのタイトルに痺れて本屋さんで動けなくなりました。詩って、「暗くて重い」ものだけではないということを、谷川さんが教えてくれました。

そんな谷川俊太郎という「ひと」と、詩のすべてを感じることができる本です。山田さんとの掛け合いも面白い。詩というものに壁があるひとも、ひとりの人間の、人生の話として読んでみてほしい。こんなに日本語って綺麗だったんだなって、きっと思うと思います。

『異性』角田光代・穂村弘(河出書房新社)

月刊城陽 第10回 ミシマ社の本屋さんにはこんな本があります!

「そうそう、わかるうう、そうなんだよぉぉお」という言葉を、何回飲み込んだことか!

一文一文に頷きすぎて、電車のなかでは読めませんでした。それくらいすごいんです、この恋愛考察エッセイ。考察(←ここ重要)エッセイなわけで、ただの恋愛エッセイとは一味違います。釣った魚に餌はやらない現象の真実、美醜よりも内面よりもスペースが大事、男の人は「所有」する・・・?

なによりもお二人の人間観察眼が半端じゃない。恋愛うんぬんという視点でみてももちろん面白いですが、人間の行動って、心理って面白いなあと思わせてくれる一冊です。

『旅するウナギ――1億年の時空をこえて』黒木真理・塚本勝巳(東海大学出版会)

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日本で獲れるウナギが全部、グアムの近海出身だってこと、知っていましたか?
ウナギの卵は約1.5日で孵化してしまうため、いままでその生態は謎に包まれていました。2009年に日本の研究チームによって初めて天然の卵が発見されましたが(これ、ものすごいことです)、今でも謎だらけ。

私たちが普段何気なく口にしているウナギ、実はとっても奥深い生き物だったのです。
科学、文明、人間との関わりなどさまざまな視点からウナギを見つめており、ウナギ愛に溢れています。なんと食べ方まで載ってる徹底っぷりには、脱帽!

『おせっかい教育論』鷲田清一・釈徹宗・内田樹・平松邦夫(140B)

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いまワイドショーを連日賑わせている(?)大阪の、一味違った教育論。

教育論と言っても座談会が元になっていたりと全体的に読みやすいので、大阪で何が起こっているのか、日本の教育に何が起こっているのか? ということを考える入り口にもおすすめです。

教育は商売ではない、という内田先生の言葉が身にしみます。
こんな豪華な四人の対談が読めるのは、この本だけ!

『60年代のリアル』佐藤信(ミネルヴァ書房)

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なんとこの著者、1988年生まれ。そんなお若いお方が60年代のリアルなんて本を書いているとはどうゆうこっちゃと思うかもしれません(恥ずかしながら私はそうゆう理由で読み始めました)。

60年代を実際に生きた者ではなく、今を生きる若者からの視点が感じられます。
リアルとはなんなんだ? というこの問いは、きっと今も60年代も、変わらないものなんだなあ。庄司薫を彷彿とさせる軽いタッチで、するっと読めます。けれど、ちょっと立ち止まって、考える。そんな本です。

『さよならのあとで』ヘンリー・スコット・ホランド(夏葉社)

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この、白い、小さな本に、何度元気をもらったかわかりません。

さっと読んだら、きっと5分もせずに最後まで読み終わってしまうくらい、短いです。
一編の詩を一冊の本にすることは、もしかしたらすごく非効率的なのかもしれない。
けれど、この本の良さは、そんなところにはありません。

ゆっくり読んで、何回も読んで、自分のなかに染み込ませてゆきたい。
亡くなった大好きな友人が、笑っている気がしました。あの角を曲がったところで。
ぜひ、手にとってみてほしいです。

写真集「通学路」シリーズ(PLANCTON)

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浅田政志さん、田尾沙織さん、中川正子さんなど魅力的な方々が、「通学路」を題材に撮った写真集。

写真家さんで分冊されていて、それぞれ違った味わいがあります。けれど共通していることもあって。どれも、なんだか見ているだけで泣きそうになります。あの、自分が通っていた通学路を思い出そうとするのだけれど、けれどもぼんやりとしか思い出せない。なのになんだかその時の自分の、すごくわくわくしていた気持ちだとか、毎日すっごく笑っていたことだとかを、目の裏に感じるのです。


ああっと、えっと、次は・・・。あー、まだまだ紹介したい本がたくさんあるのですが、もう次から次へと出てきてとまらなくなってしまうので、今回はこのへんでストップしておきたいと思います。
ほかにも本当におもしろい本ばかりなので、ぜひミシマ社の本屋さんin城陽にお越しください~!


ミシマ社の本屋さん 売ります、貸します、ほっこりしましょ。
〒610-0101
京都府城陽市平川山道115 ミシマ社京都オフィス内
TEL 0774-52-1750
ツイッターアカウント @mishimasha_joyo
平日は毎日開店(12時~19時)。土曜は不定期営業。日曜はお休みです。

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ミシマ社京都オフィス

2011年4月1日より発足した、ミシマ社の京都オフィス。京都府城陽市の一軒家を、オフィスとして使用している。当初2名で活動していたが、現在は営業担当・窪田、編集の三島、総務の三島亜希子の三人体制。学生チーム・関西仕掛け屋ジュニアのメンバーとともに、「ミシマ社の本屋さん」を2012年1月30日より開店中。

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