ハタラク計画、スタート前

Story19 . あらためて、ひとりで始めることについて

2014.11.01更新

 インドの伝承医学であるアーユルヴェーダの治療を初めて受けました。
 わたしが尊敬している医師のもと、脈診、舌診、問診などをもとに診断してもらいました。医師曰く、
「人はこの世に、その人それぞれの本質や役割をもって生まれてきます。そして成長する過程で経験を積み、知識や知恵を得ることで、さまざまな要素が絡み合い、結果、その人の本質が自身でもわからなくなってきたり、役割を見失うのです」

 アーユルヴェーダは先の診断で体が発するサインを医師がくみ取り、わからなくなったその人の本質や人生の役割などを教えてもらえます。また、大きく3つにわけられる体質からその人の体質を見つけ、その体質に合った食をはじめとする生活習慣改善のアドバイスや、物事のとらえ方、考え方のクセを伝えてもらい、それらを実践することで、その人の本質や役割に近づくというものです。


 今回の診察での診断結果のひとつが、「あなたは、組織には合わない質を持っている。個人の意見がはっきりあるタイプなので、会社や組織ではきびしい」というものでした。
 わたしは20年間、会社勤めをしてきました。だから自分自身は組織に合う人間なんだなーと、ずっと思い続けてきたので、
「先生、20年も会社に勤めてきたのに、組織が合わないというのはちょっと信じられないのですが・・・」と質問したところ、

「組織があなたに合っていたら、会社を辞めてはいないでしょう(笑) 組織というものに、あなたの質が合っていないということを気づくのに、必要な20年の会社勤めだったのではないでしょうか」

 目の前がパッと明るくなったというか、今までかかっていたベールのようなものがはがれたような、なんともいえない清々しい気分になり、続けて医師が
「だから自分で会社を起こすことは、あなたの質には向いていますよ。しかもまずはひとりでスタートすることは、良い選択だと思います」

 最後の一押しのような医師の言葉でした。
 なんとなく、何事にもタイミングがあると感じます。一律にこれがベストのタイミングというものがあるのではなく、最良のタイミングが各人にあって、各人の行動や考え方次第でいかようにもその最良のタイミングが変化していくのではないかと、わたし自身のことをとおして思います。

 医師の診断から2カ月たった今、ついに会社名を決めました。それに伴い、会社設立に向けてのもろもろの書類作成など、苦手なこともなんとかトライしています。
 WEBマガジンのタイトルも決めました。デザイン、システムの構築は真っ最中です。各コンテンツ(記事)の取材も始まり、順次、原稿を書き進めています。あるコンテンツの打ち合わせのとき、筆者の方が、
「なるほど! 今までやっていたことに囚われるのは、勝手に正しい(今までやっていたことをやること)、間違い(今までやっていないことをやること)をつくっているようなものなのね。自由に考えていいのね! とても新鮮で面白い」と。このような感覚をお互いが持てることが、なんとも嬉しくて仕方ありません。
 そしてさまざまなことを進めていくにあたり、多くの人の力を借りながらチームでつくっていくことの喜びもひとしおです。また、来年に自社から書籍を出版することを目標に、企画も熟考しています。

 そんななか、
「あなたがやろうとしていることは考えてみると、売れるとか、成功するという確証がないよね。不安じゃないの? 心配にならいない? 大丈夫?」と、友人から言われました。なんの根拠もないのですが、不思議と友人がいうところの不安な要素を、今の自分では感じていません。
 それよりも、ひとつひとつのことが楽しかったり、まだ見えない次の展望に向けてのワクワク感が増しています。それはまずはひとりで始めるという、身軽さというか気軽さも起因していると思います。ひとりで始めるメリットを存分に味わいながら、とにかく進んでみます。

 先のことは誰にもわかりません。わからないから面白い。だから今、自分ができること、やりたいと思うこと、動けることをまずは進めていく。その先に自ずと次の光が待っているのでは・・・・・・。


 いよいよ「ハタラク計画スタート前」も、ラストスパートとなってきました。1時間ドラマの次の予告の前あたりでしょうか。次回、こちらで会社名など披露させていただきます。晴れ晴れとした気持ちで伝えられるよう、今日も明日も、東奔西走いたします(笑)。

 どうぞ最後まで、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。


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河田実紀(かわだ・みき)

大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年独立。

大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。

月に一度トークイベント「おとな塾」を開催中

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