本屋さん発!

第16回 本の学校今井ブックセンター発!

2013.11.23更新

 本の学校今井ブックセンターは鳥取県米子市の、大山を臨む場所にあります。
 赤い三角屋根の建物は、本の学校がドイツの書籍業学校をモデルに設立されたことに起因しています。

 今井書店は明治5年に米子の地で創業し、平成7年に創業120周年記念事業として本の学校今井ブックセンターは設立されました。そして、平成24年10月、創業140周年の記念事業として増床リニューアルオープンいたしました。
 敷地面積が約2倍となり、専門書を中心に蔵書も約2倍とさらに充実させました。

 リニューアルした本の学校今井ブックセンターのコンセプトは『「読む」を楽しむ』。
 出版をめぐる環境が大きく変化する中で、さまざまな「読む」の楽しみ方を提案しています。今回はその様子をご紹介したいと思います。


 まず、リニューアルを機に、店内に直営のカフェ「Cafe Area」を併設いたしました。

 入り口を入るとすぐに、珈琲の良い香りが漂い、店内では地元産の小麦を使ったおいしいパンを販売しています(スタッフにも大人気!)。
 お買い上げいただいた本をそのまま店内でゆっくり読んで楽しんでいただくことができます。


 そして、今後のデジタル化を見据えたうえで紙の本との共存を試みる取り組みの1つとして、パソコン画面で試し読みができる電子情報端末の「ためほんくん」を設置しています。とくに「ためほんくん」絵本版は、休日には親子で楽しむ姿が見られ、子どもたちにも大人気です。
 また、店内では電子書籍リーダーの販売も行っており、紙の本以外のさまざまな「読む」楽しみも併せてご紹介しています。

 一方で、お客様とのコミュニケーションを目的とした「本の森プロジェクト」の実施や、定期的に読書会も開催しております。
「本の森プロジェクト」とは、毎回1つのテーマに関してお客様におすすめ本を寄せていただき、みんなのおすすめ本を集めて1つの棚を作り上げるというプロジェクトです。本を「読む」だけではなく、その感動や良さを伝える、みんなで共有する楽しさを感じていただきたいという思いからリニューアルオープンと同時に誕生し、毎回多くの方にご参加いただき、今回のテーマで第8回目を迎えます。
 お客様のおすすめ本が集まると立派な「本の森」が出来上がります!

 また、店内のイベントスペースにはキッチンが併設しており、実際に調理をすることができます。今年9月から開催し大盛況となった「全国ご当地インスタントラーメンフェア」では、販売しているラーメンをお買い上げいただき、お客様自身にその場で調理して食べていただくという形にしたところ、親子連れの方を中心に多くの方にご利用いただき、楽しんでいただくことができました。

 本の学校では、年数回の講演会やトークショー、サイン会といったイベントの他、毎月2、3回ワークショップを開催しております。
 地元で活躍されている方を中心に講師をしていただき、工作や陶芸、盆栽教室などを行ったり、またキッチンを使った料理のワークショップも開催しております。


 ここまでご紹介させていただいたように、「読む」だけでなく、そこからさらに書く、伝える、話す、食べる、味わう、体験する・・・と、私たち自身も想像していなかったほど、どんどんと『「読む」を楽しむ』方法は広がってきているように思います。
 それもやはり、支えてくださる地域のお客様の存在があってこそ。「本の学校」という名前のとおり、お客様もスタッフもみなさん本当に本好きの方が多いのが特徴です。

 本を取り巻く環境が変化し続けていく中で、これからも地域の皆様方と一緒に、さまざまな「読む」楽しみを発見していける書店でありたいと思います。

(スタッフ 森川佳美)


 店内イベントスペースでは、11/30(土)まで「ミシマ社全点フェア」を開催中!
 ミシマ社の社屋を再現した畳敷きにちゃぶ台、そして等身大の代表・三島がお待ちしております!

本の学校今井ブックセンター
〒683-0801
鳥取県米子市新開2-3-10
TEL:0859-31-5000
営業時間:10:00~22:00
HP:http://www.imaibooks.co.jp/


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