本屋さん発!

第23回 谷島屋浜松本店発!

2014.03.15更新

静岡書店大賞のこと

 2013年12月5日に、第二回静岡書店大賞が発表されました。
 受賞作は、下記の素晴らしいラインナップ。

小説部門
『想像ラジオ』いとうせいこう(河出書房新社)

児童書新作部門
1位『パンダ銭湯』ツペラツペラ(絵本館)
2位『しろくまのパンツ』ツペラツペラ(ブロンズ新社)
3位『りんごかもしれない』ヨシタケシンスケ(ブロンズ新社)

児童書名作部門
『からすのパンやさんシリーズ』かこさとし(偕成社)

映像化したい文庫部門
『和菓子のアン』坂木司(光文社)

 静岡書店大賞は昨年、戸田書店掛川西郷店の高木久直氏を中心に、静岡県下の書店員有志が集い立ち上げた地方のオープン文学賞です。昨年は小説部門、児童書新作、児童書名作の3部門の他、特別賞など合計12作品が受賞作として選ばれ、3カ月間の県下におけるフェア参加書店での展開で、約9,000部を販売することができました。

 そして第2回静岡書店大賞の事務局はここ、谷島屋浜松本店です。

 実は、あまり公にしていない事実をここでひとつ告白します。何を隠そう、第2回静岡書店大賞の事務局長を務めている私は、事務局長をやっているにもかかわらず、一度も事務局長をやることに対してOKの返事をしていないのです。第1回静岡書店大賞の打ち上げの場に居合わせたところ、「じゃぁ次回はよろしく!」と突然肩を叩かれ、気がつけば右も左もわからないままがむしゃらに走り、実行委員の皆と共に力を合わせ、大成功を収めた授賞式を執り行い、受賞作発表からあっという間の3カ月間が過ぎていました。そして、結果は、受賞作合計で約12,000部の販売、1400万の売上という素晴らしい結果を残すことができました。

 思い出すとよくもまぁ快諾の返事をしないままここまでやれたものだなぁ、と思います。
 結局のところ何が私個人の原動力になったかを、今になって冷静に考えると、静岡県民の皆様に良書を届けたいとか読書推進など、もちろんそれらは大前提にあるのですが、飾らずに遠慮なく自分を支えた想いを言うと、この地に根付いて140年の谷島屋書店の本店店長として、恥ずかしい真似は絶対にできないというプライドだったように思います。そしてこの2回目を静岡書店大賞の飛躍の年とし、静岡に根付く文学賞の土台となる年にしたい、そんな強い想いと他の実行委員の協力がこの結果につながったのだと、今は思います。

 私をそんな思いにさせ、奮い立たせてくれる谷島屋浜松本店では、現在も静岡書店大賞フェアを大々的に展開しております。浜松にお越しの際は、どうぞ浜松駅の8Fにある当店にお立ち寄り下さいませ。

                                 (野尻 真)

谷島屋浜松本店
〒430-0926
静岡県浜松市中区砂山町6-1
浜松駅ビル「メイワン」8階
TEL :053-457-4165
営業時間:(書店)10:00~21:00、(カフェ)10:00~20:00

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