本屋さん発!

第43回 レティシア書房発!

2015.01.25更新

 レティシア書房は、京都・烏丸御池の本屋さんです。
 古本屋ですが、新刊書やリトルプレスも置いています。

 ネット上なら、いつでもバーチャルに本を読むことはできます。けれども、手元において、本を開きたい気分の時があります。ページをめくる歓び、本を持つ愉しみを探しにお越し下さい。一度は舞台を降りた本たちをもう一度送り出してやろうと思います。


 店内に、仕事本のコーナーを作りました。と、言ってもよくある「効率よく仕事する」とか、「営業成績をアップするための技術」的なビジネス本の類いではありません。
 こんな本を置いています。たった一人の出版社、夏葉社社長の島田潤一郎さんの「あしたから出版社」、京都在住の装丁家、矢萩多聞さんの「偶然の装丁家」岡山の山中でパン屋を開業した渡邊格さんの「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」、一流企業から、農業へと転身した久松達央さんの「小さくて強い農業をつくる」、フリーライター森健さんの「勤めないという生き方」、そして西村佳哲さんの本も何点か集めて、十数冊のコーナーを揃えました。

 なんせ、古書店なんで新刊書店みたいにど〜んと集めることはできませんが、どんな風にこれからの時代を生きていくのか、無理せず、身軽にそして楽しく生きていく方法を模索した本ばかりです。好きな事をして生きて行くのは難しいことですが、これをするから、あれも、これも諦めるという引き算をしていけば出来るのではないでしょうか。

 レティシア書房にも、30代、40代で、自分の店を持ったり、会社に拘束されずに自分の生き方をしている方が多くお見えになります。そんな人達のために、或は今、模索している人たちのためにと思い作りました。
 昨年から販売しているミニプレス「仕事文脈」が、予想以上に売れていて、特に3号の「女と仕事」特集号は、何度も注文した程の人気です。この雑誌の仕事へのアプローチは極めて変化球で、よくある「仕事で自分磨き」みたいな視点を持っていないところが支持されている所以でしょうか。


 もう一つコーナーを新設しました。高野文子の新刊コミック「ドミトリーともきんす」に登場する科学者達、中谷宇吉郎、朝永振一郎、牧野富太郎、湯川秀樹と、コミックには登場しませんが、寺田寅彦の五人のエッセイを集めました。科学者の書くエッセイがどれ程美しく、クールなものかを味わっていただければと思います。もちろん「「ドミトリーともきんす」も古書で見つけました。
 不物理学者の中谷宇吉郎は「雪は天国からの手紙だ」と詩人そこのけの表現をしています。所謂、文学系の作家には出来ない発想と文章力で楽しませてくれます。高野文子さんの本の帯には「科学の本ってヒンヤリして気持ちがいい」と書かれていますが、その通りですね。





レティシア書房
〒604-0827 京都市中京区高倉通り二条下がる瓦町551
地下鉄「烏丸御池」駅下車、徒歩10分
営業時間:12:00~20:00(月曜日定休)
TEL/FAX: 075-212-1772
MAIL:info@book-laetitia.mond.jp
http://book-laetitia.mond.jp/

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