本屋さん発!

第53回 ちはや書房 発!

2015.06.06更新


 こんにちは。はじめまして。
 沖縄県那覇市の海側、若狭地区にある古本屋「ちはや書房」です。
 沖縄観光コースからは少し離れた若狭地区ですが、那覇市の中心街やネオン街からも徒歩圏内にあり、那覇唯一の海水浴場"波の上ビーチ"も近く、離島フェリーの玄関口"とまりん"や超大型クルーズ船用バースがあるため、県内・県外・海外からの人々が行き交う雰囲気があるまちです。

 2006年から、大好きな沖縄で、やってみたかった古本屋を、家族3人で始めました。
沖縄に知り合いがいたわけでもなく、書店でバイトした経験すらなく始めてしまったため、古書店好きのお客さんに古本のイロハを教えてもらいながらの手探り営業。徐々に知り合った自営業者の友人や先輩たちからビリビリ刺激を受け応援されながら、なんとか営業9周年。最近、やっとカタチになってきたな、と思えるようになりました。
 
 「ちはや書房」という屋号は、他界した祖母の名前からとりました。
 祖母は花屋をやっていて、僕にとっての商売の神様なのです。他にも「櫻井平四郎商店(曽祖父)」、「ゴールドマン・ブックス(祖父:金男)」なども候補にあがりましたが、円卓会議の結果、「ちはや書房」のほうが、やわらかい雰囲気でお客さんが入りやすい気がして、決めました。 


 ちはや書房は"本のある暮らし"をコンセプトに、古本初心者や女性も入りやすい店づくりを心がけています。バラエティに富んだ古本屋世界への入り口、古本屋の入門店になれればいいなと思っています。
 
 書籍の品揃えについては、とにかく「面白い本を集める」ことが指針で、水木しげる、沖縄、文学、絵本、アート、音楽、暮らしなどなど、僕や妻や娘が面白いと思う本だったら、ジャンルや、古本・新刊の区別なくどんなものでもガンガン仕入れてドンドン並べています。

 すこしむつかしい本やレアで貴重な古本などもズラリと並べていますので、若いお客さん達には、すこし背伸びして大人の世界を覗き見るようなあの「古書店でツウな本を選んでるちょっとイカしたオレ」感覚も愉しんでほしいです。


 あなたが知らなかった面白い本との出会いがあるかもしれません。


 店の一番良い場所を「水木しげる」棚にしたり、店の棚の3分の1が「沖縄本」だったり、古本屋だけどミシマ社や夏葉社、荒蝦夷、ボーダーインクなどの新刊を置いたり、照明器具や古道具、帽子やTシャツを売ったり、才能に惚れた作家さんの展示会をしたり、知らないおばあさんと半日ゆんたく(おしゃべり)したり、偉そうにするおじさんとけんかしたり、こっそりビールのんでみたり、お客さんに起こしてもらったり。
 
 気張らず気取らず、やりたいことをやりたいようにやりつづけることで、「あのオヤジだからなあ、しょうがねえなあ」と相互理解を深め、商店と顧客が人間同士の対等な関係を築く、という個人商店ならではの醍醐味もお客さんに味わっていただきたいと思います。
 
 沖縄旅行や、那覇へ出張でお越しの際にでも、ぶらり立ち寄ってみてくださいませ。
もしかしたら、仲良くなっちゃうかもしれませんね。

(ちはや書房 櫻井 伸浩)





ちはや書房
〒900-0031
沖縄県那覇市若狭3-2-29
TEL:098-868-0839
ブログ:http://chihayabooks.ti-da.net/
ツイッター:@chihayabooks
営業時間:10:00~20:00
定休日:月曜日

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