インタビュー・ミシマガ「人」

株式会社バーグハンバーグバーグ。
ハンバーグをバーグでサンドした、珍妙な名前の会社のインタビュー第2弾。

前回は、「一体どんな会社?」という紹介から、お三方の役割分担に出会いのきっかけ、お三方がインターネットにのめり込んだ経緯について伺いました。

今回は、バーグハンバーグバーグの面白さの秘密にさらに迫ります。
自社メディア「オモコロ」のくだらなすぎる記事のつくり方から、シモダ代表の驚きの就職活動エピソード、お三方に影響を与えたものに今後の野望まで、今回も盛り沢山でお届けします。

第21回 株式会社バーグハンバーグバーグ(後編)―怒られるのを怖がらなければいいんです―

2010.10.27更新

オモコロは収益を生むためのものではありません

―― オモコロの話を詳しく伺いたいんですが、オモコロはどうやって収益を上げているんでしょうか?

シモダ広告掲載のお話はよくいただくんですが、クライアントが制作したバナーをそのまま掲載するだけの形はお断りしています。記事広告もそうなんですが、オモコロのテイストにあわせて、こちらの構成・演出でわりと好き放題やらせていただく形にしています。
オモコロは、仕事仕事っていう感じよりも、一生懸命ふざけていたいっていう想いの方が強い場所なので。

―― なるほど。

シモダオモコロは、基本的にどんな記事を出してもOKなんです。基本的に各自が好きなことを書いていい形にしています。もちろん面白さは必須条件ですが。そもそもオモコロは、WEB上でモソモソとくだらないことをやっていた人達が集まって、色々な人に自分の作品を見てもらいたいからつくった、というのが発端です。なので、あまり制限を設けずに、それぞれのライターの特徴が色濃く反映できるような体制をとっています。

それが結果的に「オモコロが抱えているクリエーターはこんなですよ」っていうポートフォリオになって。「僕らはこんなんですよ」っていうのを伝える「自分ら広告」に自然となっているのかなあと。
そういう気持ちがオモコロというメディアの基盤にあるので、バーグハンバーグバーグのお仕事の数でいうと、オモコロ内でやるものより、オモコロの外部のものが多くなっています。プロモーションページをつくらせてもらったり、記事を書かせてもらったり、マンガを描かせてもらったり、そういう発注をいただいて成立していることが多いです。

山口こちらからの営業はあんまりしたことがないですね。

―― ということは、向こうから問い合わせが来ると・・・。

シモダありがたいことにそっちの方が多いです。外部から頼まれて、何かわけのわからないコンテンツをつくるのが主です。

面白コンテンツが生まれるのは・・・

―― オモコロでは企画会議みたいなことは定期的にされているんでしょうか?

シモダ企画会議と呼ぶほどカッチリしたものではないですが、どういうコンテンツをつくっていくか、どんな風に運営していこうか、ということをコアメンバーが集まって話しています。人数は12~3人ですね。1週間か2週間に1度くらいのペースで集まって、情報共有をする場合もあれば、雑談だけのときもあります。

前回の企画会議は、ただ単にメンバーの誕生日を祝っていました。誕生日のスタッフがふたりいたんですが、そのうちひとりのことは祝わずに、ずっとその寂しそうな表情を観察するという誕生会です。結果的にはふたりとも祝いましたが・・・。そんななかで冗談を言って、笑えるものがあればそれをネタにすることもあります。

―― 記事は各自が書くということですが、掲載前にチェックは入るんですよね? ボツになることはあるんでしょうか?

シモダそうですね。でも、ほとんど通ります。ボツになることはごく稀です。

―― それは面白くないという理由ですか?

シモダというのもあれば、はっちゃけすぎちゃって「道徳的にやばいかもなあ」っていうケースもあります。さすがに行き過ぎてるかな? という場合はストップすることもありますが、僕は基本ザルですね。編集しないダメ編集長です。

―― ミシマ社は出版社で、言うなればコンテンツをつくることが主な仕事です。出版界は、どんどんどんどん景気が悪くなっていると言われている業界ですが、もっと面白いものをつくればまだまだやれるはずだと個人的に思っています。そこで、我々も、バーグハンバーグバーグさんに学ぼうということが、この取材の裏テーマだったりするんです。

シモダ学べるところ?! うちなんかに学んでいただけるところなんてありますかね・・・。

―― ありますあります(笑)。どんな風にして、あれだけくだらなくて面白いことを考えつかれるのか、ぜひ伺いたいところです。「ツイッターは本当にモテるのか」の記事(*)とか、本当にくだらなくて面白いなと(笑)。

 * 「ツイッターをするとモテる」という噂を検証するため、ツイッターのキャラクター「ツイートバード」に扮して、街中でお馬鹿なことをやってはツイッターでつぶやいて、RT数やフォロワー数がどれだけ増えるのかを実験した記事。くだらなさ、シニカルさが実に秀逸。 

シモダありがとうございます。何なんでしょうね、みんながやりそうで、でもできないことに対してアクセルを踏みこめるかどうかのような気はします。

―― いやぁ、なかなか・・・(笑)。自分のなかで躊躇してしまったり、周りからいろいろ言われたり、どこかでストップがかかったりしないものでしょうか?

シモダ文化祭ってちょっとテンション上がるじゃないですか、毎日文化祭みたいな感覚でいれば、意外と簡単にアクセル踏めたりするんじゃないですかね。

―― そのノリはどうやって保ち続けるんでしょうか? ふと冷静になってしまうようなことはないんでしょうか?

シモダどうですかね?(とふたりに振る)

山口こういうバカなことを何年もずっとやってきているので、それが習慣みたいになっているところはあります。なので、そのへんの線引きもよくわかんなくなっているかもしれないですね。

シモダ確かに、メンバーみんなが、大人のくせにしょうもないことばかりやっていますからね。山口くんが坊主頭だったころ、それをマトにしてヨーグルトぶつけても怒られなかったしなあ。

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怒られるのも炎上するのも覚悟の上です

―― それは慣れということでしょうか? でも最初はハードルありますよね?

シモダポイントは、「怒られることを怖がらない」ということかもしれないですね。怖がらなければ、そもそもハードルを感じませんから。

―― なるほど・・・。ちなみに、怖がらずにやってみたものの、やってみたら怒られたぞっていうことはありますか?

シモダ何度かありますが・・・、言えないことばかりですね。

―― それは残念です・・・。

怒られるのとはちょっと違いますが、炎上もちょいちょいあります。

―― どういうケースでしょうか?

山口普通に受け取れば、社会的に変なことじゃなかったりするんですが、ごくたまに、少数の受け手の人が過剰に反応しちゃって、それでワーッとなるみたいな。

シモダ例えば、「バレンタインチョコを作ろう」っていう記事のなかで、「材料の○○は万引きしてきました」っていうくだりがありました。もちろん冗談なんですが、「盗んだってどういうことだ!」って。
冗談だろってわかっている人は意外と無口で、擁護とかは別にしないでしょうし、そういうのもあって、冗談を真に受けてしまう人の声がすごく大きくなってしまうことがたまにありますね。
そういうことがわかってきたので、そういう感じで炎上したものに関しては、放っておけばいいやって思っています。

―― 確かに。特にインターネットは、自分の声を増幅させやすいメディアですしね。

前の会社のおかげで、ダメなまま大人になれました

―― 前職はpaperboy&co.(以下「ペパボ」*)さんですよね? ペパボさんのイメージとバーグハンバーグバーグさんのイメージがどうにも結びつかないんですが・・・。

 * paperboy&co.(ペパボ):サーバーホスティング事業を中心に、コンシューマー向けオンラインサービスを多数展開する。

シモダそれは意外ですね。僕にとってペパボは原点みたいなところなので・・・。

―― と言いますと?

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シモダさんが手に持つのは、タスク管理のために導入した社内ツール、ピンポンボタンです。 思いついたのはシモダさん。山口さんがネットを回遊して調達しました。 いざ使ってみると、仕事の状況がわかりやすく確認できて、便利なんだとか。 ただ、音が少々大きすぎたようで、スピーカー部分をテープで塞がなければならないことと、関係ないのについつい押したくなってしまって、時折、業務の妨げにもなることが、「悩みの種」ということです。

シモダ社会人になる前って、社会というか会社って、毎日我慢の連続で、しんどい場所だと思っていたんです。それが、ペパボは割と悪ふざけもOKな会社でしたし、「こんな楽しい感じでいいんだ」っていう毎日を送っていました。
いまでは、ペパボがあったから自分らしさが死ななかったんじゃないかな、と思っています。ダメなまま大人になれたというか。
「個性って出していいんだ」、「ありなんだ」、「そんなに怒られないんだ」って、そういうことをたくさん気づかせてくれた会社です。

―― それで「怒られることを怖がらない」シモダさんができ上がったわけですね。それにしてもペパボさんいい会社ですね。

シモダそうですね。会社を辞めてからも、ことあるごとに飲み会に参加しています

―― そもそも、ペパボに入ろうと思われたのはどういうきっかけだったんですか? 学生のときにたまたまっていう感じですか?

シモダもともと、僕がもっていた個人サイトがペーパーボーイのレンタルサーバーを使っていたんですよ。そういう経緯もあって、受けてみようかと。入社試験のときにバナー広告をつくるという課題があったんですが、ペパボが事件を起こして経営陣が記者会見で謝罪するGIFアニメをつくってもちこんだりしましたね。社長以外は採用に大反対だったみたいです。

 * 入社試験のくだりについては、gihyou.jpで掲載中のシモダさんの四コマ漫画でも描かれています。 

―― 社長さん懐深いですね。

シモダそれで、なぜか卒業を待たずに在学中から正社員として働き始めるようになりました。学校は大阪、会社は東京だったので、試験期間は休暇を2週間くらいもらって、実は家でファミコンとかしていました。

間違いだらけの就職活動

―― CNETのインタビューで、就職活動のくだりが面白いですよね。ひとり模擬面接をやって、そのときの声を録音しては研究されていたそうですね。

シモダ就職活動にはホントにハマっていました。ひとりで鏡を見ながら模擬面接したり、面接本番の声を盗み録りしたりしていました。録音機をスーツの下に忍ばせていたんです。
脳内ひとり模擬面接の場合は、頭のなかで質問を思い浮かべて、それに対して答えた声を録音していました。
録音データをパソコンに取り込んで波形を見て、「ここはもうちょっと大きな声で言った方が印象良くなるかも」とか「ここ間延びしてんなー。もっとハキハキしよう」っていう風に自己分析していました。

―― すごく間違ってますねぇ(笑)。

シモダでも、声の通り方で、相手に伝わるニュアンスって変わるんじゃないのかな、と思うんです。

―― なるほど。そう言われるとあっているような気もします(笑)。

山口でも、それは音の波形見てもわかんないでしょ?

シモダもちろん音声データがひとつだけだと見てもわからないんですが、いい感じにできたときのものと比べると、明らかに波形が違うんですよ。そんなのを見比べながら、「ここがアカン」とか分析するんです。

―― データを蓄積すると変化がわかるわけですね(笑)。

シモダそんなことばっかりやっていたから、就職活動はホントに楽しかったですね。

―― 何社くらい受けられたんですか?

シモダ面接したのは20~30社くらいですかね。

―― IT系ばっかりですか?

シモダ途中から楽しくなっちゃって、いろんなところを受けました。チョコレート屋さんに印刷会社まで。いろんな会社を回っていると、びっくりするほど入りたくない会社もあって面白かったです。

―― どういう会社でしょうか?

シモダわりと規模が大きくて昔からある、とある会社です。そこは、面接の前に説明会に参加するのが最初のステップでした。
だだっ広い体育館みたいなところで説明会が開かれたんですが、僕たち学生が椅子に座って始まるのを待っていたら、開始早々いきなり司会の人が、「今日はとても良い日です。なんと名誉会長であられます◯◯様に来ていただきました! 皆さま拍手でお出迎えくださいませ!」みたいなことを言うんですよ。身内の会長のことを必死でお出迎えして、会長も当たり前のようにノシノシ歩いてきて・・・。衝撃的でしたね。壇上の玉座みたいなところにその会長が座るのを見て、「わぁ~、この人たち勘違いしてるなぁ」って。

―― 確かに、会社って自分たちの滑稽なところってあんまり気づいていないことが多いですよね。

シモダ大きな組織や昔からある会社は、特にそういうことが多いんですかねぇ。
会社説明会ひとつとっても、面白いところ、面白くないところがあります。面接にしても、オーソドックスな面接をするところもあれば、学生がざっくばらんに話せるようにいろいろと工夫しているところもあります。
就職活動にハマったおかげで、採用の世界をいろいろ見られて面白かったですね。

―― 就職活動の面白さにどっぷりハマったシモダさんから、いまの学生に向けて何かメッセージはありますか? 就職活動と言うと、悲壮感が漂うようなところもありますが・・・。

シモダそうですね、就職活動は楽しいものだ、ということは伝えたいですね。何の肩書きもない学生が、社長さんと1対1でしゃべれる機会も滅多にないわけですし。硬そう、難しそうっていうイメージがあるんだと思いますが、「みんなもっとガンガンやったらいいのに」と思います。その場でウンコとかしたらいいのに。

うちの会社でも、採用・就職活動の硬いイメージを壊すような、ふざけた演出をする採用仕事をやりたいと思っています。会長の頭の上にウンコが乗っていて、それをゴジラ松井がフルスイングでホームランにするとか。ソニーさん辺りやってくれませんかね。

真面目があるから不真面目が際立ちます

―― それはインパクト大きいでしょうね。採用関係は、シモダさんの間違いだらけの就職活動の経験も活きそうですよね(笑)。採用関係のお仕事はすでにどこかやられているんでしょうか?

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シモダいくつかやらせていただいているところです。

―― どういう感じになりそうですか? CNETのインタビューで、採用関係のプロモーションのアイディアについてお話されているくだりがありますよね。あのなかで、すごく真面目なことを語っている社長が、実は頭に拳銃を突きつけられているっていうのがホントに面白いなと思いました。

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シモダありがとうございます。
僕らの仕事ってギャップをつくることだと思うんです。真面目があるから不真面目が際立つわけで、採用活動でも、そういうギャップの面白さをつくっていきたいと思っています。硬くて難しいイメージの採用・就職活動を、柔らかく面白いものにしていきたいと思っています。
面白い会社さんって増えてきていますが、まだまだ全体としては昔ながらのスタイルで採用しているところが多いと思います。なので、面白さを演出していける余地はたくさんあると思っています。

―― 確かに。競合する会社もなさそうですね。

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シモダただ、それに乗っかってもらうためには、その会社さんの覚悟が必要です。いろんな会社さんがご乱心してくれないかなと思っています。思い切ってやってもらえたら、若者や学生さんの心をつかむには、向いていると思うんですよね。

―― バーグハンバーグバーグさんに話を持ってくる会社っていうのは、そういうところがわかっている会社さんが多いんでしょうか?

シモダそうだと思います。というか、そうじゃなかったら頼んでこないと思います。知らずに頼んできたら、おそらく大変なことになりますね。「なんで社長を縄で縛るんですか!」とか怒られそうです。

―― 担当がクビになりかねないですよね(笑)。

シモダ若い社長さんや、ベンチャー企業だと理解してくれやすいので、そういうところから話題性のある採用ページの作成とか、採用プロモーションみたいなことを手掛けていきたいと思っています。

―― いままさにやっておられるということなので、実績が出てくるのは来年辺りでしょうか?

シモダそうですね。もしくは会社潰れているか、どっちかでしょうね。

―― (笑)

 * バーグハンバーグバーグが企画・制作を担当した、マインドスコープ社の採用サイトがインタビュー後に公表された。直後から、twitterやはてなブックマークで話題沸騰中。

ジャンプにファミ通、忘れるほど大量の本~影響を受けたもの~

―― みなさんの中で、本や雑誌で好きだったもの、影響されたものってあるんでしょうか?

シモダ西岸良平です。『三丁目の夕日』の原作者です。あの人の本が物心ついたときから家にあって、人生で初めて読んだマンガなんです。貧乏臭くてノスタルジックで、ちょっとナンセンスな感じがずっと心に響いていて、いまだに好きですね。
あと、普通ですが、昔からずっと読んでいるのは『少年ジャンプ』です。一番の娯楽でしたね。『ドラゴンボール』があって、いまは『ワンピース』があって、それらがリアルタイムで追える時代に生きていてよかったな、って思います。

ここ20~30年って、コンテンツの世界になっているじゃないですか。ゲームも、ものすごい進化を体感してきている世代ですよね。ゲームウォッチからファミコン、ゲームボーイになって、ゲームが持ち運べる感動を味わって、スーパーファミコンになって画質が格段に良くなって・・・。
ゲームだけじゃなくて、コレクションもありました。キン消しとかビックリマンとか。一番面白い時期に生まれているなぁっていう気はします。いい環境だったなって思います。そういうものから、いろいろな影響を受けているんでしょうね。

―― 山口さんはいかがですか?

山口僕は収集癖があんまりなくて。ただ『ファミ通』はよく読んでいました。

シモダファミ通も大喜利コーナーあるよね、「町内会」っていうのが。

山口昔はゲームばっかりやっていたんで、小さい頃からファミ通はずっと読んでいました。ただ本にすごく影響を受けたかっていうと・・・特にそんなことはないですね。それならゲームのほうが影響受けていると思います。

シモダ原さんありますか?

影響された雑誌ですか・・・。

山口雑誌よりも本を読むタイプだよね。

本ねえ・・・。

―― 好きなジャンルとか作家さんとか、どんな感じでしょうか?

山口ものすごい量を読むんですよ。読むんですけど、あんまり心に響いてないみたいで・・・。本を読んでいるときも、爬虫類みたいな冷たい目をしているんですよ。

すべてを忘れていくことが大事ですから。読んだそばから全部忘れていきます。

―― 忘れるために読む感じですか(笑)

そうですね。忘れるために読みたいですね。

シモダ何の話ですか。それに、目が爬虫類みたいですよ。

賞味期限はあると思います

―― 今後の野望というか展望を教えてください。

シモダまずは、オモコロのメンバーが合流できるようにしたいですね。僕ら3人はあくまで先発部隊なので・・・。最初はどう転ぶかもわからないですし。資本金とか予算の関係もあって、今の形にしていますが、みんながちゃんと集まれる場所にしたいと思っています。

―― 最終的には何人くらいになるイメージでしょうか?

シモダ12~3人くらいですね。オモコロのコアメンバーは、いつかは合流できるようにしたいです。

―― 会社が始まって3~4カ月でこれだけネット界で話題になっている、存在感を放っているっていうのは、すごいですよね。

シモダありがたいですね、みなさんに可愛がっていただいて。あとはなんでしょうね。続けていけば続けていくほど、ブランドじゃないですが、どういう会社なのかは浸透していくじゃないですか。だから長く続けることが、ホントにやりたい仕事が来やすくなる秘訣なんじゃないかと思っています。やりたいと思える仕事がいっぱい増えていく環境になればいいな、と思います。

―― 最後にひとつ、どうしても聞きたかったことを。おバカなことって、若いうちはいいと思うんですが、30半ばとか40半ばとかになると、だんだんできなくなるのかな、という気もしています。みなさんの10年後20年後はどんな風にお考えでしょうか?

シモダ賞味期限は当然あると思います。それは、僕だけじゃなくて、周りのメンバーも・・・。そこの新陳代謝は行わないとダメだと思います。新しいものを知るのって段々億劫になっていきそうですし。

でも、根っこの部分の、触れてきた文化の面白さっていうのは年をとっても残せるところだと思うんですよね。そういうところに、新しいセンスをミックスして、面白さを保ち続けることはできると思っています。

―― なるほど、これからも面白くだらない企画を楽しみにしています。本日はどうもありがとうございました。

<了>

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シモダ テツヤ
山口 むつお
原 健一郎

シモダテツヤ(しもだ・てつや)
株式会社バーグハンバーグバーグ代表取締役 兼 オモコロ編集長。タイの安宿でみんなが小便をするところを洗面所と間違えて毎日顔を洗っていたことがある。

山口むつお(やまぐち・むつお)
バーグハンバーグバーグで働くディレクターです。弊社運営のWEBマガジン「オモコロ」ではエンデバー山口と名乗っています。ただいま腹をこわしていますので、これにて失礼させていただきます。

原健一郎(はら・けんいちろう)
バーグハンバーグバーグのスタッフの工場長。弊社運営のWEBマガジン「オモコロ」では、原宿と名乗っています。好きなおかずは「ご飯と合うおかず」、好きな家は「屋根がある家」です。よろしくお願いします。

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