じゃり道本屋さん日記

第5回 本屋さんでミシマガジン

2015.02.05更新

 本屋さんのあるミシマ社京都オフィスでは、主にミシマガジンの編集を行っています。このミシマガジン、実は結構しっかりした紙版なるものに製本してサポーターの方々にお送りしています。
 ミシマガを読まれている方はもうご存知かもしれません(サポーターについて、詳しくはこちら)。
 そして、本屋さんではこのミシマガジンのバックナンバーをずらりと並べています。


 ウェブで読める文章を製本したところで何が変わるの?
 巷で言われる、「本が売れない」「本屋さんが減っていく」という声。その一つの答えとして、「インターネットの普及で情報がタダになった」「電子書籍が普及して紙の本が売れなくなった」という言葉をよく聞きます。
 たしかに、ニュースや旅行ガイドはただで手に入ります。明日の天気が知りたいとき、道に迷ったとき、助けてくれるのは雑誌や本ではなく、インターネットで検索した無料の情報です。電車の中ではタブレットの方が場所をとらないし、せっかく買いにいったコミックが売り切れていた、なんてことも電子書籍なら起こりません。
 実際、タダで手に入るものにわざわざお金を払わなくなるのは当たり前。だから本が売れない。すごく簡単な話のように見えます。

 このミシマガジンも、パソコンを開けばタダで読めます。サポーターでなくとも。
「紙版」にするにあたって大幅に加筆しているといったことはありません。多少手直しはしますが、ウェブで読めるものとほぼ同じものが紙版にも掲載されています(もちろん、「紙版」オリジナルの読みものも数本あります。それに、製本・デザインは毎回「驚き」をめざしています)。

 しかし。本屋さんに紙版のミシマガジンのバックナンバーを並べておくと、お客さんからはまったく違った反応がかえってくることが多いのです。
 すでに読んでことのある記事に「こんな記事あったねー」と懐かしそうにながめる方。「手に持つとまったく違うものに見える」と新鮮そうに読みふける方。「こんな記事気がつかなかった」と新たな発見に出会う方。何カ月も前の記事を想い想いに楽しまれています。
そして少なくない人が「ここで買えますか?」と声をかけてくださいます。


 そんなみなさまの声にお答えして、紙版ミシマガのお渡しの方法に新しいやり方を加えてみることにしました。

 これまでの、サポートしてくださる皆さんへの「贈り物」という考え方はそのままに、その場かぎりでサポーターを体験できる機会になればと思います。ミシマガが生まれるその場所からみなさんの元へ。年間のサポーターへのお申し込みをちょっと躊躇していた皆さんに、ミシマガをお贈りできればこんなにうれしいことはありません。

◎「みんなのミシマガジン」ミニサポーター
 サポート料 5000円(税込)

 バックナンバーの中からお好きな3冊をお贈りします。
 正式なサポーターとしての登録や、特典はありません。
 本屋さんでの受付のみとさせていただきます。
 あくまでもサポーターへの一歩手前の試みですので、お一人様、一度かぎりとさせていただきます。
 遠方への発送は行っていません。何卒ご了承くださいませ。


 ミシマガサポーター体験、ぜひ楽しんでみてください!

ミシマ社の本屋さん
京都市左京区川端通丸太町下る下堤町90-1
営業:毎週金曜日の11:00〜17:00
電話:075-746-3438
京阪電車・神宮丸太町駅2番出口から南へ徒歩1分
大きな地図はこちら




2月の開店日(毎週金曜日、月に1回土曜日)
6日、13日、20日、27日、28日
※ 今月の土曜日オープンは28日です!


お便りはこちら

みんなのミシマガジンはサポーターの皆さんと運営しております。

ミシマ社の本屋さん

出版社・ミシマ社が運営する小さな本屋「ミシマ社の本屋さん」。2014年3月まで京都府城陽市で営業しておりましたが、京都市内にて2014年10月3日(金)より営業再開。毎週金曜日、最終土曜日の13:00~19:00の開店です。

京都市左京区川端丸太町下る90-1
京阪神宮丸太町駅から徒歩1分

バックナンバー