じゃり道本屋さん日記

第17回 本の生まれる本屋さん

2016.02.09更新

 ミシマ社の本屋さんは、出版社ミシマ社の運営する本屋さんです。
 なぜ、本を作る立場の出版社が本を売っているのか。

 1月、店内では<寺子屋ミシマ社 2016年の本づくり「次の『ちゃぶ台」をどうしようか会議」>というイベントが開催されました。城陽に本屋さんがあった頃から続くこの寺子屋。イベントといってもただお話を聞いてもらうだけではなく、参加者の皆さんが今、気になってること、本にしてほしいことを話し合い、提案してもらう会です。ときに突拍子もない提案が飛び出したり、不思議なアイデアが転がり出たり。毎回、思いがけない発見に満ちた時間になります。

 参加されるのは学生さんから年配の方までさまざま。ネット上で情報を得てこられた方や、本屋さんでお買い物中に知ってそのまま参加してくださる方などいろいろです。
普段は数人のお客さんが思い思いに本を眺める店内で、20数名の人がまだ生まれる前の一冊の本のことを一生懸命考えます。このとき、ミシマ社の本屋さんは本を売る場所から、本を作り出す場になります。


 そして実は、この場所は常に本を売る場所でも本を作り出す場所でもあるのです。

 先日、江弘毅さんに1日店長をつとめていただいたときのこと。こたつに入ってお客さんを待ちながら談笑する江さんと代表・三島。耳をすますと「こないだの対談ホンマおもろかったわ~」「あれは良かったですねえ」「次の本、あれでいこうや!タイトル『○○』で!書き下ろしいれて、小説もかいてもらお!」「いいですねえ!」と、店内で数分の間に次の企画がまとまっていました。

※この様子は2月15日15時50分からの関西テレビ「ゆうがたLIVEワンダー」で放送されます!

 書き手の方とだけではありません。「お仕事は何を...?」といった世間話から本の生まれる種が見つかることもあります。その種が何年後に花ひらくのかはわかりませんが。
完成された本を眺める楽しみはもちろんのこと、これからの本を想像する場所としても、本屋さんはあります。

 2月11日には次の寺子屋が開催されます。またこの場所で、これから生まれる、まだ誰も見たことのない本のページが開かれようとしています。

寺子屋ミシマ社 〜 『へろへろ』鹿子裕文さん実践編〜

ゲストに話題の新刊『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』 と「宅老所よりあい」の人々』(ナナロク社)の著者、鹿子裕文さんをお迎えします。雑誌『ヨレヨレ』 と『ちゃぶ台』の意外な共通点が明らかに?!
そして新たな企画が動き出す!

・日 時:2016年2月11日(木祝) 18時30分~20時(開場18:00)
・場 所:ミシマ社の本屋さん 京都市左京区川端通丸太町下る下堤町90-1
・参加費:1500円(ミシマガサポーターの方、同日開催の「へろ戦記・京都ちゃぶ台篇」にも参加された方は1000円)
・申込方法:メールevent@mishimasha.com まで件名を「寺子屋ミシマ社0211」とし、「お名前・ご連絡先」を明記のうえお申し込みください。


2月の開店日(毎週金曜日)
5日、12日、19日、26日
※今月の土曜営業日は27日です。
OPEN 13:00 - CLOSE 19:00



ミシマ社の本屋さん
京都市左京区川端通丸太町下る下堤町90-1
営業:毎週金曜日、月に一回どこかの土曜日
   13:00〜19:00
電話:075-746-3438
京阪・神宮丸太町駅2番出口から南へ徒歩1分
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ミシマ社の本屋さん

出版社・ミシマ社が運営する小さな本屋「ミシマ社の本屋さん」。2014年3月まで京都府城陽市で営業しておりましたが、京都市内にて2014年10月3日(金)より営業再開。毎週金曜日、最終土曜日の13:00~19:00の開店です。

京都市左京区川端丸太町下る90-1
京阪神宮丸太町駅から徒歩1分

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