自由が丘の贈り物

自由が丘で創業(2006年10月)して、はや6年。
7年目を迎えたばかりのミシマ社ですが、案外、地元のことを知りません。
6年前からずっと、「自由が丘のほがらかな出版社」を謳ってはいるものの、あくまでも出版社。
お店を開いているわけではないため、地元の方との交流も薄く、他業種の方々との連携なんかもあまりないのです。
強いていえば、「お昼」のお弁当を介して交流しているくらい・・・(もちろん、そこから生まれたのが『自由が丘3丁目 白山米店のやさしいごはん』です)。
でも、僕はこの街が大好きです。
自著『計画と無計画のあいだ〜「自由が丘のほがらかな出版社」の話』(河出書房新社)でも書きましたが、「ミシマ社から出る本はどれもみな、この土地の空気を吸って育ったもの」ばかりです。

この大好きな地元のことをもっともっと知りたいなぁ。
そして、この空気感を多くの方々と共有したいなぁ。

このような思いから、本企画は始まりました。
来年2013年、自由が丘から全国の方へ「プレゼント」のような一冊を発刊したいと思っています。
自信をもってお渡しできる「自由が丘の贈り物」のような一冊を。同時に、こんな自由が丘本が欲しかったと思える一冊をーー。

単行本化に向け、ただいま弊社スタッフが、日々、自由が丘を行脚しております。
このミシマガジン内の連載では、そんな日々のなかで出会った方々のお話を、「途中レポート」的にお届けします。

(三島邦弘)

〜〜〜

今回、この自由が丘本制作にあたり、ミシマ社自由が丘メンバーとデッチ&ジュニアが飲食班、神社・お祭り班、ナイト班、歴史・お稽古班、それ以外と自由が丘で働く方班、の5チームに分かれ、途中経過をこちらの連載でお伝えいたします。チーム林は、飲食・ナイト以外の自由が丘の雑貨屋さんや自由が丘で働いている方を取材します。今回は週に3回、ミシマ社へ来てもらっているヤクルトの行永さんに教えていただいた、素敵美容院のご紹介です。

(文・写真:林萌)

第1回 夫婦ふたりで今年はじめた、念願の美容室「L'avenue」 by チーム林

2012.12.21更新

L'avenue(美容院)

ミシマ社がある学園通りから自由が丘駅寄りにぐんぐん進むと、自由が丘駅に通じる自由通りにぶつかります。その角で美容院「L'avenue」を営んでいる浦さん夫妻にお話を伺いました。

第1回 自由が丘book

―― 隣のセブンイレブンにはよく来るのですが、すぐ隣に美容院があったのですね。

里香さんよくセブンイレブンに行かれる常連さんのワンちゃんを預かったりしていますよ。

―― さっそくですが、こちらのお店はいつから創業されているのですか?

里香さん今年の4月からなので、まだ8カ月ですね。

―― 最近ですね。もともと自由が丘に住んでいらっしゃったのですか?

第1回自由が丘book

里香さん地元は関西ですが、緑ヶ丘に住んで3年くらいになります。お互い別々の美容院に勤めていて、愛犬ピノの散歩をしながら良い物件を探していて、ここを見つけました。いまは自転車で通っています。

―― お店の名前の由来を伺ってもいいですか?

里香さんこれは、造語なんです。「L」はフランス語で「リベルテ」、自由という意味で、「avenue」は「手段・通り」という意味なんです。「自由な方法でお客さまをキレイにする」という意味と、このお店がある「自由通り」という通りの名前にかけてつけました。

―― なるほど、そんな想いが込められていたのですね。そして、お二人念願のお店を開かれたのですね。

第1回 自由が丘book

崇さんそうですね。アンティークが好きなので、家具もこだわって集めました。この鏡は、100年以上前のものです。

里香さん植物も好きです。店内で吊るしてるこの植物も、本物ですよ。季節によって、かえています。

―― ・・・ほんとうだ。

里香さん3日に一度は外に出して、水をやっています。手間だけど、好きなので。外で水遣りしていると、たまに植木屋さんに間違われます。

―― 家具や店内のこだわりのひとつひとつが、居心地良い空間になっていますね。

里香さん音楽は、ジブリが好きで魔女の宅急便をかけたりします。この前はロック好きのカップルが来たので、彼らが持ってきたCDをかけてロックな空間になっていました。

―― 自由ですね。

里香さんゆっくりリラックスしてほしいので、時間に余裕をもって予約を入れさせてもらっています。友人、カップル、親子、家族ぐるみで来る方もいて、そんなときは貸切状態になります。

―― 席数2席ですものね。

里香さん子どもって髪を切るときにかけるクロスが嫌いなので、上半身裸になってもらい、立って歩いてるのを追いながら切りますよ(笑)。

―― アットホームでいいですね。突然の訪問でお話聞かせくださり、ありがとうございました。


L'avenue
目黒区自由が丘1丁目17-12 自由が丘ハイツアンドー1F

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ミシマ社では自由が丘情報を、引き続きグングン募集中です!
とっておきの自由が丘に関する情報ある方、hatena@mishimasha.comまで
お便りお送りくださいませ。
次回は自由が丘のおいしいお店をお届けします!

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ミシマ社 編(みしましゃ)

ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。現在メンバーは約10名。全員全チーム(編集・営業・仕掛け屋)の仕事をするというスタイルで、東京・自由が丘、京都府京都市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。

本企画は「大好きな地元自由が丘のことをもっともっと知りたいなぁ。そして、この空気感を多くの方々と共有したいなぁ」という三島の思いから発し、ミシマ社編として2013年8月に書籍化。その後も、本に入りきらなかったお店やお話を本コーナーで連載中です!

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