自由が丘の贈り物

ポパイカメラ 自由が丘本店

 自由が丘駅正面口を出て、三井住友銀行のある角を右に曲がると見えてくる、おしゃれでかわいらしいお店、写真専門店のポパイカメラさん。
 夏休みのお手伝いメンバーとして山形からやって来た私・東海林未歩ですが、初めて自由が丘に来たときに一目惚れしたお店がこちらでした。実は、ミシマ社の仕掛け仕事につかうマスキングテープもこちらで購入しています。今回は笑顔が素敵な女性店員の猪野又千恵さんにお話を伺いました。

(構成:東海林未歩、写真:)

第17回 自由が丘発! ポパイカメラ 猪野又千恵さん

2014.09.21更新


誰でも気軽に立ち寄れるカメラ屋さん

―― 初めて自由が丘に来たとき、すごく雰囲気があったかくて可愛いお店があるって気になっていたんですけど、「カメラ屋さんかあ、私カメラ持ってないしなあ」って、ちょっと遠慮してたんです。でも来てみたら、雑貨もカメラも、思わず手がのびてしまうものでいっぱいですね。

猪野又ほんとですか。すべて写真に関連した商品なんですが、季節感のあるもの、写真に合うものにこだわってセレクトしてるんです。オリジナルのカメラストラップなんかもありますよ。

―― 今日お昼に伺ったとき、「トイカメラに興味があるんですけど...」というお客さんがちょうどいらっしゃっていて、店員さんがすごく丁寧に説明されていたのを見かけました。あんなふうに説明してもらえると、カメラにくわしくない人も気軽に聞きやすいですね。

猪野又そうですね。「カメラや写真は難しい」っていうイメージがあるのはしょうがないので、より敷居を低くして気軽に始めてもらえるようなお店の雰囲気づくりを心がけてます。そうして立ち寄ってもらって、「あ、写真屋さんなんだ。そういえばカメラやりたかったな」とか「カメラって意外とおしゃれな趣味かもしれない、私もやろうかな」とか、他のお客さんを見て「私もやりたい」って思ってもらえたらな、と。

―― カメラや雑貨の陳列の仕方にもこだわりってあるんですか?

猪野又ただ物を並べるだけなら、いろんな商品を揃えているお店はいっぱいあるので、そうじゃなくて、写真が実際に貼ってある手作りのサンプルを置いてみたり、こうやって飾ると楽しいよとか、こちらからやり方を提案して見てもらったりしてますね。


撮る楽しさとプリントする楽しさ

―― 最近SNSで写真を気軽に載せることができるようになったものの、なかなかプリントする機会がないのかなあと思うんですけど...。

猪野又プリントするというよりも、撮ってアップすることが目的ですから、それはそれで楽しいですよね。でも、そういう人達もたまにプリントしてみると、やっぱりいいねって思ってくださるみたいです。たとえば今、2号店で公募の写真展をやっているんですけど、スタッフから、日ごろ出展しない人でも気軽にやってみましょうよって気持ちでお誘いしてるんです。写真をプリントしたことがない人や、展示に出すのは初めてっていう人もたくさんいらっしゃるんですよ。

―― 展示っていうとやっぱりプロがやるものというイメージがありますもんね。

猪野又そうそう。そこで、敷居を下げて気軽にやってもらうことで、「あ、プリントっていいかもしれない」って気づいて、次からたまにはプリントしようかなってお店に来てくださることも実際あるんです。


待ち時間はギャラリーへ

―― 2号店も同じ自由が丘にあるということなんですが、自由が丘という場所にした理由はあるんですか?

猪野又この店自体は創業当時から自由が丘にあって、分店はなかったんですけど、ギャラリーが欲しかったんですね。お客さんに、うちで写真展を開いてもらいたいっていうのがあって。そうなるとお店から近いほうがいいんですよね。

―― たしかに。本当にすぐ近くにありますよね。

猪野又もうちょっと遠くてもよかったんですけど、ちょうど今の物件が空いたので。いいタイミングだったんですよね。

―― それはもう巡り合わせですね。

猪野又そうですねえ。便利ですもん、すごく。近いから(笑)。

―― じゃあ常連さんも1号と2号を行き来しながら見て回れるという。

猪野又そうですね。プリントを出して、待っている間にギャラリーを見て時間をつぶして、みたいな。

―― それすごくいいですね。ちょっと移動するっていうのがまた。

猪野又そうそう、それがやりたかったんですよ。

―― いいですねえ。こんな素敵なお店が地元にあったらなあ。私の地元にも一店舗どうですか?(笑)

猪野又ははは。どうやって行こうかな(笑)



ポパイカメラ
〒152-0035
東京都目黒区自由が丘2-10-2
電話番号:03-3718-3432
営業時間:本店  11:00~20:15
2号店  11:00~19:00
HP:http://www.popeye.jp/

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ミシマ社 編(みしましゃ)

ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。現在メンバーは約10名。全員全チーム(編集・営業・仕掛け屋)の仕事をするというスタイルで、東京・自由が丘、京都府京都市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。

本企画は「大好きな地元自由が丘のことをもっともっと知りたいなぁ。そして、この空気感を多くの方々と共有したいなぁ」という三島の思いから発し、ミシマ社編として2013年8月に書籍化。その後も、本に入りきらなかったお店やお話を本コーナーで連載中です!

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