自由が丘の贈り物

 水タバコというものをご存じでしょうか?
 よくは知らないけど、なんだかあやしげな雰囲気、そう思われる方が多いかもしれません。自由が丘に水タバコのカフェがあるらしいよ、と聞き、どきどきしながら向かった先には、日当たりのいい、モダンなインテリアのとってもおしゃれなカフェ。
 店内に置いてある水タバコを吸う装置には、美しい金細工がほどこされています。
 あれ? 水タバコってもしかしてそんなにあやしいものではないの・・・?
 店長の黄さんにお話を伺いました。

第18回 自由が丘発! シーシャカフェ カンノークさん

2014.10.18更新

水タバコって?

 当店は、2012年12月にオープンした水タバコのカフェです。水タバコは中東やインドなどで見かける嗜好品。タバコの葉っぱにシロップなどで味と香りが付けてあります。果物や花、コーラやエナジードリンクなど色々なフレーバーがあり、タバコの葉っぱも燃やさないで炭で蒸すので、焦げ臭いにおいはしません。煙も水でろ過するので、紙巻きタバコが苦手な人にもおすすめです。
 水タバコはもともとお酒を飲まないイスラム教の人たちの嗜好品です。甘い紅茶やコーラなどと合わせます。当店では中国茶やビール、ウィスキーなどのお酒と合わせて楽しんでいただいています。


初心者の方や女性にも入りやすいお店

 僕は中国出身の者で、昔からイスラム系中国人によって水タバコが中国に伝わったのを知っていましたが、自分はタバコを吸わないので、さほど気にしていませんでした。数年前、タイに行った時、シーシャの煙の軽さとフレーバーの多彩さに魅力を感じました。その後中東にも渡り、伝統文化としてのシーシャの深さにすっかりはまりました。
 日本に帰ってきて、水タバコのお店を東京で探したところ、なんとすでにありました。しかし、海外で吸った開放感が東京のお店では感じられなかったのです。開放感を求めて、不遜にも自分たちでお店をつくることにしました。こうしたきっかけで作ったお店なので、初心者や女性にも入り安いことを一番に心がけています。太陽がサンサンと注ぎ、緑がある店内にしました。

 ご縁があって自由が丘にお店を出しましたが、気づいたのは自由が丘のお店とお客さまのレベルの高さ。こんなハイセンスな場所にお店を開いてしまって大丈夫なのかと心配しましたが、現在ではたくさんの個性的なリピーターのお客さまに支えられて、何とか2周年を迎えられそうです。


リラックスとコミュニケーションのツール

 最近流行っている電子シーシャ、電子タバコの販売も始めています。フルーツなどのフレーバーでノンニコチンです。LEDが光って暗闇で目立つのと、火を使わないのでバーやクラブに持っていくのもおすすめです。
 電子シーシャやボトル、炭、フレーバーは、中東や中国などの現地まで行って直接輸入しています。ヨルダンのアルゲリーニというフレーバーがおすすめです。
 ネットショップサイトも新しくしました。Suien(水煙)というサイト名です。電子シーシャ、炭、フレーバーなどもネット購入できます。

 水タバコに興味のない人にも知ってもらおうと表参道のベロアというラウンジバーで毎月第一木曜日の夜にイベントをやっています。自由が丘のお店でもディジュリドゥー(※)のミニライブや、常連客さんが講師になった手づくり石鹸教室なども開催しています。
※オーストラリア大陸の先住民アボリジニの金管楽器 (Wikipediaより)

 水タバコはリラックスとコミュニケーションのツールの一つだと思っているので、その他にも幅のある活動をしていきたいと思っています。

(黄丹翔(コウ タンショウ))





シーシャカフェ カンノーク
東京都目黒区自由が丘1-3-22 アーバンビルサカスII E号室 1F
Tel:03-5726-8017
fax:03-6322-8294
営業時間:年中無休
月~木3:00PM~12:00PM
金、土3:00PM~2:00AM
日曜日3:00PM~12:00PM

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ミシマ社 編(みしましゃ)

ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。現在メンバーは約10名。全員全チーム(編集・営業・仕掛け屋)の仕事をするというスタイルで、東京・自由が丘、京都府京都市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。

本企画は「大好きな地元自由が丘のことをもっともっと知りたいなぁ。そして、この空気感を多くの方々と共有したいなぁ」という三島の思いから発し、ミシマ社編として2013年8月に書籍化。その後も、本に入りきらなかったお店やお話を本コーナーで連載中です!

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