自由が丘の贈り物

第23回 自由が丘発! SUNNY BOY BOOKSさん

2015.04.18更新

 いつも自由が丘からお送りしている「自由が丘発!」、今回は、東横線で二駅となりの学芸大学という駅にある、SUNNY BOY BOOKSさんにご登場いただきます。
 店主の高橋さんは、めがねにバッジのたくさんついた黒いエプロンがトレードマーク。
 こじんまりとしたお店の中は不思議に落ち着いて、気がつくといつも長居をしてしまいます。自由が丘にお越しの帰りには、ぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。


SUNNY BOY BOOKSって?

 SUNNY BOY BOOKS(以下SBB)は、東横線・学芸大学駅にほど近い住宅地にある小さな本屋です。
 2015年6月でオープンから2年が経ち、少しずつですがやっていることに手応えを感じられるようになってきた今日この頃です。

 SBBの特色として、店内では月代わりで展示フェアを企画したり、小説家と音楽家が交互にお店にきて一冊の本から新しい物語と音をつく作る創作室をやったりしています。
 それ以外にもウェブ古書店・古書リーディングッドとともに、普段本のない場所を期間限定で本屋にするユニット「本屋の二人」の活動や、友人と二人で紙モノをデザインするoffice SUNNY BOY BOOKSでモノを作ったり(まだまだ実験中)、各書店やカフェに置く本のセレクトも担当しています。これらの活動は自由気ままにやってきた結果です。



古本屋から本屋へ

 オープン当初は古本屋だと言ってきましたが、最近は意識的に本屋だと言うようになりました。
 先にあげたような店舗内外の活動に加え、店主が新刊書店でしか働いた経験がないことや、古本組合に入っていないこと、店内にある商品の3割が新刊書(ミシマ社の本もあります)やリトルプレスだったり、バッグやバッジなどの雑貨も扱っていたりと、一般的な街の古本屋とは違うよなーと我ながらに思えてきたからです。

 そんなわけで(ずいぶん勝手ですが)神保町などにある老舗の「古本屋」と同じ土俵にた経つのが忍びなくなってきて、最近古本屋から本屋だと言うようにしました。
 でも、古本屋よりも大きな枠である「本屋」という立場をとるようになってからは気持ちが楽になりました。本屋さんって何でもできると思いました。本を楽しんだり、本と遊んだり、新しい本を知るきっかけを作ったり...本の可能性を広げる本屋の仕事としてSBBのいろいろな活動を考えたら、こっちだなーと今はしっくりきています。


本のもつ「余白」

 本はなくても生きていけます。
 お店をやっていていても本が売れるなー! なんて思ったことはありません。むしろ売れないなーと思うことばかりです(力不足なだけですが・・・)。でも本は生きていくうえで必要な余白です。
 忙しく過ごす日々のひと息に珈琲を飲むように、本を読むことでこころがすくわれます。この余白をもつことによって、わたしたちは自分を取り戻したり、自分をつくったりしているのだと思います。

 その余白を伝える場所=本屋を大切にしながら、これからもいろいろな方法で本と読者の空白を埋めていきたいです。



■展示フェア情報
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・原岡智美個展「ことばの森で」4月11日(土)~4月26日(日)
・「二歩展」(タイトル仮)5月2日(土)~5月17日(日)
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SUNNY BOY BOOKS
〒152-0004
東京都目黒区鷹番2-14-15
(東横線学芸大学駅 徒歩約5分)
営業時間:平日 13:00-23:00 / 水・木 15:00-22:00
 土日祝 12:00-21:00 / 不定休(おやすみはサイト内のnewsまたはTwitterでお知らせしています)
ホームページ:http://www.sunnyboybooks.com/
お問い合わせ:info@sunnyboybooks.com

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ミシマ社 編(みしましゃ)

ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。現在メンバーは約10名。全員全チーム(編集・営業・仕掛け屋)の仕事をするというスタイルで、東京・自由が丘、京都府京都市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。

本企画は「大好きな地元自由が丘のことをもっともっと知りたいなぁ。そして、この空気感を多くの方々と共有したいなぁ」という三島の思いから発し、ミシマ社編として2013年8月に書籍化。その後も、本に入りきらなかったお店やお話を本コーナーで連載中です!

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