自由が丘の贈り物

第30回 katakana大四国展

2016.02.21更新


大四国展をやります。

 「大四国展」。僕の口から聞いたことがある一部の関係者からは「おぉ! とうとう開催するのか! 」と遠い目で青空に浮かぶ白い雲を眺めるのでは?
 はじめて四国に訪れたのが2010年、はじめての「さがしモノの旅」で全国を青春18きっぷ片手に旅をしながら、各地の産品モノを見てまわった時のこと。その時は直島までしか立ち寄れなかったが、とても心地よい空気が流れていて、今度きちんと訪れなくてはいけない! と固く心に誓った。
大四国展は、katakana店主の河野が「さがしモノの旅」で出会った四国の素敵なモノや人を、自由が丘の町と人に紹介していく
イベントだ。


みんなでつくる大四国展

 僕が四国に夢中になったきっかけは、小豆島に住む井上くん。以前のこのコーナーでも紹介したが、彼とはkatakanaの開業前の準備の時にtwitterで知り合った。それ以来彼が東京に来る時はお店に寄ってくれて、四国の話をたくさん教えてくれたり、僕が四国へ行くときは案内役をしてくれる。誰かが彼を「讃岐の名手配師」と言っていたが、ぴったりの言葉だと思う。ただ、その動きは讃岐だけでは収まらないけれど。

 きっかけを作ってくれたのは井上くんだけれど、今回大四国展が実現できるのは、別の出会いがあったから。今から1年半前のこと、katakanaが法人化にするにあたって新しい名刺を作らないといけなくなって、村上さんという後々KEYになる女性に紹介されたのが赤羽くんと宇田くんだ。katakanaがOpenしてすぐにお店に遊びに来てくれたことがあり、活動している「あちらべ」という屋号が変わった名前だったので覚えていた。結局名刺作りは断られてしまったのだけど、その時に赤羽くんのスマホに映っていた蜜柑の写真に僕は釘付けになった。彼らの目黒の事務所で"蜜柑の食べくらべ会"をやった風景だそうだ。「これを自由が丘でやろう! 」彼らとの付き合いは、僕の依頼が断られたことがきっかけではじまった。

 蜜柑市を運営しているのは(株)しまどの代表の松本さん。彼女は愛媛県の大三島へ移住して島の魅力を伝えている人だ。移住前は自由が丘に住んでいて、katakanaのお客様だったと後でわかりビックリした。すごくおいしい柑橘に出会って、四国の事をもっと知りたくなり、赤羽くんに「前から四国展をやりたいと思っているんだよね~」と言うと、「やりましょう! 2月か3月! その時期の蜜柑が一番おいしいです」と即答された。結局今回のイベントのディレクションは彼らにやってもらっている。今まで何でもかんでも自分たちでやっていたkatakanaとして、はじめて外部の人とイベントを一緒に作り上げることになった。

 今回の大四国展では、僕がこれまでの「さがしモノの旅」で出会ったモノを紹介する。でも四国の本当の魅力は、モノの前に「人が魅力的」。ものすごく人懐っこいというか、もてなしが上手というか、きっと昔からお遍路さんを受け入れていた事が今につながっているのだと思う。そして「風土が魅力的」。瀬戸内の穏やかな海や島々、中央に横たわる山々の雄大さ、太平洋側の底抜けに明るい感じなど、そんな土地で暮らす人たちの温かさが伝われば最高だ。


katakanaだけではありません

 小豆島の井上くんからポロッと「自由が丘の他のお店でも四国のイベントを一緒にやればいいのに」と言われた。そういえば僕たちは色々なイベントをやるけれど、今までは自分たちだけですべて完結をしていた。1店舗だけだったイベントを数店舗で開催することで、点が線でつながれて面になる。考えるだけでワクワクしてくる。同時開催してくれる方たちはこちら!

・caféイカニカさん

・ヴィーガンマフィン屋七曜日さん

・出版社のミシマ社さん

 それぞれのやり方で四国のモノを紹介してくれるはずなので、僕もとても楽しみだ。お散歩のようにまわるといいと思う。

 大四国展と"大"がついているけど、katakana自由が丘店の片隅がメイン会場である。いつか大きな特設会場でこのイベントができることを夢見て、小さいスペースからスタートすることにした。でも、今回のイベントでの人とのつながりの深さは「"大"四国展!」と胸を張って言えると思う。
 お楽しみに!



【大四国展】

日時 3月11日(金)~3月31日(木)
場所 メイン会場 katakana自由が丘店
住所 東京都世田谷区奥沢5丁目20-21 第一ワチビル1F
TEL 03-5731-0919

◆同時開催  
・caféイカニカ 東京都世田谷区等々力6-40-7 TEL:03-6411-6998
・七曜日    東京都目黒区緑が丘1丁目13-4 パークハイツ緑が丘 1F TEL:070-6644-3128
・ミシマ社   東京都目黒区自由が丘2-6-13 TEL:03-3724-5616


katakana 代表 河野純一

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ミシマ社 編(みしましゃ)

ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。現在メンバーは約10名。全員全チーム(編集・営業・仕掛け屋)の仕事をするというスタイルで、東京・自由が丘、京都府京都市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。

本企画は「大好きな地元自由が丘のことをもっともっと知りたいなぁ。そして、この空気感を多くの方々と共有したいなぁ」という三島の思いから発し、ミシマ社編として2013年8月に書籍化。その後も、本に入りきらなかったお店やお話を本コーナーで連載中です!

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