古代文字で写経

サンスクリット語で般若心経 まとめ

2014.09.07更新

漢訳のおさらい

 途中に長いお休みをいただきながらのサンスクリット語の『般若心経』、前回で一応おしまいです。『般若心経』自体はもっと続きますが、そろそろ次の言語に移るので、これはここまでで一応の終わりにします。

 漢訳でいうとここまでやりました。

摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩
行深般若波羅蜜多時
照見五蘊皆空
度一切苦厄
舎利子
色不異空
空不異色
色即是空
空即是色
受想行識亦復如是

(中略して)

掲諦 掲諦 波羅掲諦 波羅僧掲諦
菩提薩婆訶
般若心経

 このお経でもっとも大切な「掲諦 掲諦 波羅掲諦 波羅僧掲諦」の呪文、そしてもっとも有名な「色即是空」もやりました。


写経と朗誦のまとめ、そして写経の作法について

 ...というわけで、いままでのものをまとめた写経を載せておきます。初音ミクちゃんと一緒に朗誦をしながら、ときどき写経をしてください。

 写経の作法というのはいろいろあるようですが、僕は写経をする前には、手を洗い、口をゆすいで、衣服も整えます。朝、起きてすぐにするときには、歯を磨き、髪も整えてします。

 そうそう、うちには写経用の部屋があるんです。

 そこには仏像や仏画やタンカ(チベット仏教の曼荼羅の掛け軸)があります。まずはそれらに深い拝礼(稽拝首)を三度ずつして、タンカを覆っている布をくるくると巻いて、さらに深い拝礼をします。

 それから半眼にして、呼吸を落ち着けながら少し座り、チーンと鳴らして、「さて、いいかな」と思ったら写経を始めます。

 でも、毎回、こういうことをするのも大変なので、カフェで珈琲を飲みながら、珈琲瞑想写経というのもいいと思います。珈琲の香りは瞑想に誘います。

●写経 *画像をクリックすると、印刷用のデータがダウンロードできます

(1)前半01

(2)前半02

(3)呪文


●朗誦

(1)前半

(2)呪文


おまけ

 そうそう。NHKの「100分de名著」の『般若心経』の再放送が始まりました。毎週水曜日。もう1回目は終わってしまったのですが、その再放送も9月10日(水)にあります。

 ぜひ、ご覧くださ~い(...って、実は僕も見ていないのですが。再放送分の録画をしました)。


次回予告

 次回からはヘブライ語で『聖書(旧約聖書)』です。

 お楽しみに~!

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安田登(やすだ・のぼる)

1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。高校教師をしていた25歳のときに能に出会い、鏑木岑男師に弟子入り。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を東京(広尾)を中心に全国各地で開催す る。また、公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種ワークショップも開催している。著書に『能に学ぶ「和」の呼吸法』(祥伝社)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。』(春秋社)、『異界を旅する 能  ワキという存在』(ちくま文庫)『本当はこんなに面白い「おくのほそ道」』(実業之日本社)、『あわいの力 「心の時代」の次を生きる』(ミシマ社)など多数。

あわいの力

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