高松こんまい通信

第29回 ミラクルフード

2012.03.08更新

「こんまいマチ案内」編(vol.22)――アジア式カレー六ろくのこと

第29回 ミラクルフード 「こんまいマチ案内」編(vol.22)----アジア式カレー六ろくのこと

「カレーって、ミラクルフードだと思うんですよ」と、話すのは、「アジア式カレー六ろく」の店長・カナさん。

物心ついたころから、カレーが大好きで、子どものころ、1月7日の誕生日に七草がゆとカレーがセットで出てきていたという強者です(このことを「ダブル炭水化物」と言ってカナさんは笑います)。

現在も「毎日カレーを食べている」ほどのカレー好き。

カナさんは、東京のとあるカレー屋で働いていたのですが、地元・高知に帰る途中に立ち寄った縁もゆかりもない高松で、2008年からカレー屋を始めます。なぜ高松だったのか、はっきりとした理由はないと言うカナさんですが、「常磐町っていいよね」という一言に、このマチの雰囲気を気にいってくださったんだろうなあ、と思いました。

「六ろく」は、メインストリートから1本入った通称・裏トキにあります。「ひとりでできる大きさがいい」と、席数は12席ほど。店内では、ライブが月3度程行われています。演奏者だけでなく、観客も近くにある楽器を鳴らしたり、唄ったり。座ることができないくらい、ぎゅうぎゅうで行われることも。演奏者と観客との距離がなくなってしまうような心地よい空間をそこにいる人たちと共有することができるのです。

第29回 ミラクルフード 「こんまいマチ案内」編(vol.22)----アジア式カレー六ろくのこと

そんなカナさんの作るカレーは、インドカレーとタイカレーをミックスしたようなオリジナルで、スパイスのバランスが調度よく、まろやかな印象。

辛さは好みに応じて選べ、卵やオクラ、カボチャやみそ漬けチーズなどトッピングができるのも嬉しいスタイル。苦手だったはずのパクチーでさえ美味しく感じられるから不思議です。

ブレンドされたスパイスの効用なのか、唐辛子の辛さで体が温まるからなのかわかりませんが、「六ろく」のカレーを思い出すだけで、今も体が喜ぶのがわかります。以前ご紹介した「ふみや」のお好み焼が栄養剤なら、私にとって「六ろく」のカレーは、体と心の調子を整えてくれるビタミン剤のような存在。

第29回 ミラクルフード 「こんまいマチ案内」編(vol.22)----アジア式カレー六ろくのこと

ROOTS BOOKSの代表・小西は、夏バテをすると決まって「トマトとほうれん草のチーズエッグカレー5辛」を食べに行っていました。「六ろく」のカレーをまるでお薬やサプリメントのように摂取する小西の気持ち、よくわかります。

私の頭のなかの高松マップには、いろいろなお店がプロットされているのですが、"何屋さん"というカテゴリではなく、"自分がどんなときに行きたいお店なのか"、でわけられていることが多いのです。「本能マップ」と言ってもいいかもしれません。

頭のなかのマップを広げ、矢印が「六ろく」を指すと、体は既にカレーモード。体が求める「六ろく」のカレーを食べに、自転車をこぐのです。


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アジア式カレー 六ろく
住所:香川県高松市常磐町2-3-4 1F
☎ 087-861-2466
営:ランチ11:30〜15:00
  夜17:30〜22:00(21:30 L.O.)
※前日がライブの場合、ランチは休みがち
休:水曜日・不定休


●おまけ

六ろくは、音楽好きが集まるお店としても知られています。

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