高松こんまい通信

第51回 瀬戸内国際芸術祭2013前に読んでおきたいおすすめ本 〜その1〜

2013.02.20更新

3月20日(水)から「瀬戸内国際芸術祭2013」が始まります。「瀬戸内国際芸術祭2013」とは、瀬戸内海の島々を舞台に開催する現代アートの祭典のこと。第2回目となる今回は、12の島と高松、宇野に22カ国、175組のプロジェクトが登場します。初めて聞く方も、前回行ったよ! という方も、会場となる瀬戸内の島々では3年に1度の大祭り。ある島では地区のおじいちゃん総出で五千本(!)の竹を切り出し、またある島では、おばあちゃんたちが集まってはワイワイ言いながらカラフルな浮きのオブジェを手づくり・・・。アートの祭典なのですが、美術館などで観るスマートな印象とは違って、島のアートはおおらかでどこか微笑ましい。それは島の人たちが、ふだん聞き慣れない「アート」という言葉を、島流に「みんなが一緒に心から楽しめる祭りをつくること」と変換してしまったからかもしれません。

そんな島の大祭りを目前に、今回から3回に分けて、瀬戸内の島々へ行く前に読きたいオススメの本をご紹介したいと思います。島はそれぞれに独自の文化や歴史背景を持っています。何もないと思える島も、ちょっと知っておくと、島歩きがぐっと面白くなるかもしれません。読むと島へ行きたくなる本ばかり。
今年はぜひ瀬戸内の島々へ遊びに来られませんか?

●『うらら①・②〜』(ひうらさとる著、講談社)
29歳、バツイチ、無職・・・の女子が島で恋をするマンガ。香川の島々が舞台になっており、島の空気感が伝わってきます。「この建物知ってる!」「この景色はあそこだ」「この島の形は・・・」など、島を知っている方にも楽しんでいただけること間違いなし! 島旅のお供におすすめの一冊です。

第51回 瀬戸内国際芸術祭2013前に読んでおきたいおすすめ本 〜その1〜


●『瀬戸内海の発見』(西田正憲著、中公新書)
万葉の時代から明治にかけて、古今東西の人たちがどのように「瀬戸内海」を見てきたかを綴った一冊。ちなみに、ドイツ人のシーボルトは、瀬戸内海の風景を欧米人の目で賞賛した最初のひとりでした。

第51回 瀬戸内国際芸術祭2013前に読んでおきたいおすすめ本 〜その1〜


●『ONBA FACTORY BOOK』(ONBA FACTORY企画・発行、ROOTS BOOKS)
瀬戸内国際芸術祭2010参加アーティストのONBA FACTORYのドキュメンタリーブック。島のお母さんたちのカラフルなオンバ(坂が多い男木島。野菜や荷物を乗せて運ぶ乳母車をオンバと呼びます)は、今では島のシンボル的存在に。島の人一人ひとりに合わせてオンバをリメイクしたオンバファクトリーの汗と涙と笑いの実録521日。

第51回 瀬戸内国際芸術祭2013前に読んでおきたいおすすめ本 〜その1〜

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