今週のミシマ社

『映画を撮りながら考えたこと』発刊! これって、どういう本なのか?

2016.06.11更新

6月8日(水)に、是枝裕和監督の『映画を撮りながら考えたこと』を発刊いたしました。構想8年。414pという圧倒的な存在感。いったいこれは、どんな本なのでしょうか。

 本書の「あとがきのようなまえがき」に、是枝監督はこう記しています。


(...)ここに語り記していくことは、映画監督としてではなく、テレビディレクターである自分が自作を通して行う現在の映画づくりや映画祭についての、内側からのルポルタージュにしようと当初は思っていた。そのような目論見は、思った以上に成功したのではないかと自負している。


 このように、その作品、番組をなぜ撮らなければならなかったのか。どこからその着想を得たのか。そして、どのように撮ったのか。これまでの全作品を振り返ったご自身によるルポであり、映画・テレビ関係の方はもちろん、この時代に「表現」に関わる全て方のバイブルとなる一冊になりました。

まずは、8年がかりでこの本の編集を担当した、三島、そして星野からのメッセージをどうぞ!


是枝裕和の集大成といっていい本がついにできました。8年の歳月をかけて完成した一冊です。映像、編集、デザイン・・媒体にかかわらず、「表現」にかかわる職業に就く人にとっては、必読といっていいと思います。
同時に、いわゆるクリエイティブな仕事とは無縁な方々にとっても、とても響く内容になっています。というのも、本書もまた、是枝作品すべてに見られる「グリーフワーク(喪の作業)」のひとつと言えるからです。不在を抱えてどう生きるか。つくる、生きる、その両方に深いまなざしを送りつづける監督の思想、視点、思考、すべてがつまった本書。個人的にもバイブルと言える一冊になりました。多くの方々にも、きっとそう思っていただけると信じています。(三島邦弘)


是枝監督がどんな方かをきかれたら、本当の意味で"大人"な方というのが一番しっくりくる気がします。映画が好きな方や、表現に興味がある方はもちろん、社会に生きる一人の"大人"と深く出会える一冊として、たくさんの方に届いてほしいなと思っています。本づくりが終わったいま、少しさみしい気持ちになってしまうくらい、いい本です。(星野友里)


 また、是枝監督ご自身のツイッターでも発刊前にお知らせいただいたら、こんなに反響が!

 発刊ツイートで、1100を超える「いいね」 読者の皆さまの期待度の高さがうかがえます。

 そして、6月9日(木)の紀伊國屋書店 新宿本店さんでは、30冊近くあったはずの『映画を撮りながら考えたこと』が、棚からごっそりなくなって残り1冊に...。絶好調です!


 読むうちに映画の見え方、聴こえ方までもが変わる一冊です。
 是枝監督の最新作『海よりもまだ深く』も公開中ですので(この映画のことも本書で解説されています)、映画ファンも、これから映画を観るという方も、ぜひお手にとってくださいませ!

お便りはこちら

みんなのミシマガジンはサポーターの皆さんと運営しております。

ミシマ社

2006年創業、「一冊入魂」をモットーに本作りを行う小さな総合出版社です。ただいま東京・自由が丘と、京都の2拠点で活動中。今週の出来事や刊行書籍のお話をお届けします。

ミシマ社

バックナンバー