今週のミシマ社

 ただいま絶賛発売中の『ヨーロッパ企画の本』。その刊行を記念して、9月15日にヨーロッパ企画のみなさんによる手売り&サイン会が行われました。何を隠そう、この日は『ヨーロッパ企画の本』発売前々日であり、そして本公演『来てけつかるべき新世界』東京公演スタートの前日。そして場所は公演会場・本多劇場のまさに真下に位置するヴィレッジヴァンガード下北沢店さん。今にも噴火しようとしているマグマが、ぐつぐつと煮えたぎる、そんな瞬間にサイン会をするなんて! しかも役者さん&代表が全員大集合! 贅沢です......贅沢すぎです!! そんな超贅沢なイベントの模様を、自由が丘デッチのリがレポートします。


(文:李てぎょん、写真:池畑索季)

ヨーロッパ企画がヴィレッジヴァンガードで売り子はん

2016.09.24更新

 「来てけつかるべき前夜祭! ヨーロッパ企画がヴィレッジヴァンガードで売り子はん」レポートしまっせ!

 イベント開始1時間前、自由が丘営業・イケハタさんについて行き会場に到着。ヴィレッジヴァンガードのスタッフさんの手により、すでに会場はセッティング済みです。

 『ヨーロッパ企画の本』以外にも、メンバーの選書した本たちや関連書籍も一緒に置かれています。そしてヴィレッジヴァンガードさんと言えばあの特徴的なPOP! 下北沢店の名物書店員・長谷川さんお手製のPOPがバッチリ存在感を引き立てます。

 イベントは19時から開始の予定ですが、開始30分前には既にお客さまの姿がちらほら。フェア棚を眺めつつ、ヨーロッパ企画さんの登場を待たれているご様子です。私たちも時折お客さまとお話しつつ、メンバーのご登場を待ちます。ドキドキ......

 そしてついに、ヨーロッパ企画のみなさんがお店に到着。なんとこの日は、役者さん9名+代表・上田誠さんの計10名全員集合! さすがに10名ともなると、売場もぎっちりです。全員揃ってサインするというのはかなりレアなことなんだとか......! どえりゃあことでっせ。


 「ささ、みなさま奥へ......」とイケハタさんがヨーロッパ企画のみなさんをバックヤードへお連れしようとしているところへ、女性のお客さまがじわじわと接近! 「このあと用事があってすぐ行かないといけないんですけど...」とおっしゃるその手には、たしかに『ヨーロッパ企画の本』が握られています! ややフライング気味ですが、そんな細かいことは気にせずサインに応じられるヨーロッパ企画さん。10名が替わる替わるサインをしていきます。

 バックヤードへヨーロッパ企画さんを連れて行こうと様子をうかがうイケハタさんを尻目に、次なるお客さまがいらっしゃいました。今度は2人組のお客さん。学生さんでしょうか。どちらもヨーロッパ企画さんの大ファンのようで、終始「はわわ~!」と興奮気味でとても嬉しそうです。メンバー全員との記念撮影タイムでは、緊張しながらも大はしゃぎ。こうしてメンバーのみなさんと直接ゆっくり話せるのは、サイン会の醍醐味ですね。

 サインと写真撮影が一区切りしたところで、ヨーロッパ企画さんはバックヤードへ。このフライングサイン会の間、ヨーロッパ企画メンバーの10名は狭いスペースにすし詰め状態でした。これではいかんとばかりに、開始時間までの間に急ごしらえで机を増設する長谷川さんとイケハタさん。

 準備も整い、開始時間が迫ってきました......ってあれ、お客さまの姿があまり見えません。事前申し込み不要のイベントとは言え、このままでは格好がつかない......ちょっ、イケハタさん、明らかに焦っています。「ちょっとぼく、店内のお客さんにお声がけしてきます!」とだけ告げると、店内を練り歩きながら「ヨーロッパ企画さんのサイン会は・じ・ま・り・まーす!!」と大きな声を出しています。
お願い! お客さん来て!!!

 ......そんな祈りとは裏腹に残酷にもやってきた開始時間。売り子はん&サイン会スタートです。

 !?!?!?

 や、やったー!! お客さんがどんどん集まってきます!! 今までどこに隠れていらっしゃったのでしょうか!?

 ヨーロッパ企画のみなさん、休むまもなく次から次へとサインリレーです。比較的若いお客さまからもっと年上の方まで、みなさんとってもうれしそうにサインを受け取って行かれます。

 気がつけば、本がものすごい勢いで減っています。そして今回のためにつくったフリーペーパーもみるみる減っていきます。このフリペにはなんと、"ヨーロッパ企画もう一人の作家"こと大歳倫弘先生による書き下ろし短編小説「〆」を収録。『ヨーロッパ企画の本』にも収録されなかった、幻のボツ原稿です! ひゃあ!

 「用意する冊数、ちょっと多すぎるかなと思いましたけど、ちょうどよかったですね!」と、長谷川さんとイケハタさん。間違いなく、内心ハイタッチしていますよ、これは。

 こうしてお客さまが途切れることはほとんどなく、1時間のサイン会はあっという間に終了時間。大充実のサイン会でした。

 ヨーロッパ企画のみなさん、ヴィレッジヴァンガード下北沢店さん、そしてイベントに来てくださったみなさま、どうもありがとうございました!

 イベント終了後、売り場のセットの前でヨーロッパ企画のみなさんで集合写真をパチリ。

 さて、現在ヨーロッパ企画さんは公演「来てけつかるべき新世界」の全国ツアー中です。わたしも先日観てきたのですが、これがまぁ面白い面白い! ヨーロッパ企画という名前は、森見登美彦さん原作『四畳半神話体系』のアニメ放送のときから知っていたのですが、舞台を観るのは今回が初めてで、「どんな感じの舞台なんだろ~?」と観る前からドキドキ。蓋を開けると、威勢のいい大阪・新世界のおっちゃんたちとドローンというハイテク技術が織りなす日常系SFは、ちっとも不自然さを感じさせずにスッと入っていける世界観で、ずーっと笑いっぱなし。あっという間の2時間でした。観終わった後は、きっと串カツが食べたくなること間違いなしです! 実際わたしは本多劇場近くの串カツ屋さんに立ち寄ってしまいました(笑) このあと、全国各地の劇場でも公演を行うそうですので、『ヨーロッパ企画の本』と併せて、ぜひチェックしてみてください! 以上、イベントレポートと公演のお知らせでした。

◆ヨーロッパ企画第35回公演「来てけつかるべき新世界」
 

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2006年創業、「一冊入魂」をモットーに本作りを行う小さな総合出版社です。ただいま東京・自由が丘と、京都の2拠点で活動中。今週の出来事や刊行書籍のお話をお届けします。

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