みんなの『みんなのミシマガジン』

第3回 こんな雑誌をめざします。

2013.03.13更新

ふつう、雑誌にはコンセプトと言われるものがあります。
「忙しいビジネスパーソンに贈る、5分で身につくトレンド情報誌」
「美しさより、しなやかさ――無理なく生きる女性のための女性誌」とか。

そういう意味で当初、ミシマガジンには、コンセプトはありませんでした。
恥も外聞もなく申しますと・・・。

強いて申せば、ミシマ社で年に10冊ほど刊行する単行本の月刊誌版。
つまり、「小さな総合出版社」の「小さな総合雑誌」。
読者層は単行本同様に、老若男女問わず「みんな」。

ちなみに、ミシマ社が初めて出した絵本は、『はやくはやくっていわないで』(益田ミリ作、平澤一平訳)という本です。たいてい絵本の帯には、「読者対象 5、6歳」といった表記がありますが、その帯コピーには、「読者対象 0歳~100歳」と入れました。
本当に大切な言葉や、面白いものは、世代や時代を超えていく。
そういう想いで、何の迷いもなく、「読者対象 0歳~100歳」としたのです。
するとそれは、羊頭狗肉でも誇大広告でもなく、実際のこととなりました。

第3回 こんな雑誌をめざします。

(5歳・女の子)                  (77歳・女性)

3歳ほどのお子さんから、おじいちゃん、おばあちゃんまで、世代に関係なくいろんな方々から、読者はがきが届いたのです。まさに「みんな」の絵本となりました!
「ミシマガジン」もそうありたいな。
と、考えるようになったのは、けっこう自然なことでした。

赤ちゃんから、おじいちゃん、おばあちゃんまで、一緒に楽しむことのできる雑誌。

そんなことを考えていたとき、自分たちの目の前にあったのです。
それを可能にするアイテムが!

もったいぶる必要はありません。
ちゃぶ台。それです。
というのも、このミシマガジンも、ミシマ社から出るすべての本も、すべて、ちゃぶ台で生まれているのです。というか、ミシマ社では、企画会議もお昼ご飯もちょっとしたミーティングも、ちゃぶ台を囲んでおこなわれます。
裏を返せば、ちゃぶ台がメディアの役割を果たしてくれるおかげで、赤ちゃんにも、ご高齢の方々にも、届くものになっている。そんなふうに感じられてきたのです。

たしかに、『よりぬきサザエさん』を読んでいても、磯野家にとって、ちゃぶ台が絶妙な効果を与えているのがわかります。

一家団欒や親子をつなぐ役割があるのはもちろんのこと、カツオと波平さんの立場が逆転することがあったり(カツオが両親に注意を与え、ふたりが恐縮したり)、孫のタラちゃんと波平さんが「友だち」みたいになったり。ときには、隣部屋でのお客さんの話を膝をつき合わせて盗み聞きする場であったり。ちゃぶ台がなければ、不自然になりかねないシーンもちゃぶ台があるだけで、「ふつう」に見えてきます。あるいは、ちゃぶ台が不思議な現象や「おもしろい」ことを引き起こしているのかもしれません。

それに、ちゃぶ台を介して交わされる会話やコミュニケーションで、日々、生きていくのにけっこう十分な知識や教養や知恵といったものも享受できるような気がしています。磯野家もそうじゃないでしょうか? すくなくとも、ミシマ社でのちゃぶ台囲む日々がそうであるだけに実感こめて、そう思います。

このように考えていった結果、「ちゃぶ台」をつくればいいんじゃないか!
と思うようになりました。

「ちゃぶ台みたいな総合雑誌」

「みんなのミシマガジン」のコンセプトは、こうしてできあがりました。

このコンセプトに辿りつくまでに、『街場の中国論』『街場の教育論』『街場の文体論』など、ミシマ社からもベストセラーを書いていただいている内田樹先生から、多大なる示唆をいただきました。

先日、大阪の繁昌亭で落語をお聴になった内田先生からいただいたメールも、大きなヒントとなりました。

「(繁昌亭のように)ここだけの話(entre nous)という限定が、パフォーマンスの圧を高める。ぜひミシマガジンも繁昌亭のようなアナーキーさをもってほしいと思います。「ちゃぶ台」はときどきひっくり返すものですからね」

そ、そうです。
ちゃぶ台には、ちゃぶ台返しという秘技もありました!


日々の教養も、不思議さも、面白さも、アナーキーさも!
みんな詰め込んでいこうと思います。


 ちゃぶ台みたいな総合雑誌


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