みんなの『みんなのミシマガジン』

 4月某日。
 お誘いいただいた「BOOK DAY とやま」をきっかけに、ミシマ社全員で富山に乗り込んだ今回の富山合宿。わいわい楽しく1日が過ぎ、2日目は営業・編集それぞれ別行動をとることになりました。

 ミシマ社内で1・2を争うお酒好き・アライが、「富山に行く」と聞いたときからずっとずっと頭に思い描いていたものがあります。

 そう、それはずばり、ホタルイカです!!
 いまがまさに旬のホタルイカ、じつは日本ではほとんど富山でしか穫れないんだそう。
 沖漬け、酢味噌あえ、ルイベ、天ぷら......何にしてもおいしい、お酒を誘うホタルイカ。酒呑み番長・ヒラタを無理矢理引き連れ、お酒がぐいっと進む、究極のおつまみを求めた旅がいま、始まる!

第33回 酒呑み社員がゆく! 究極のおつまみを求めて〜富山編

2014.05.11更新

 まず一同が向かったのは、富山県は滑川市にある「ほたるいかミュージアム」。
 ホタルイカのおいしい食べ方を知るためには、やはりホタルイカの生体を知らねば!  ということで、まずはホタルイカについて知ることにしました。

 富山駅からJRで15分、滑川駅に到着です。
 駅から一直線に伸びる道路をまっすぐ、突き当たりを右に行くと、なんだか急にオシャレな建物が。こ、これが「ほたるいかミュージアム」......!(予想外に近代的な建物に挙動不審なふたり)。

 さっそく館内へすすみます。
 スタンプラリーをしていたり不思議に光る置物があったり、たいへん凝っております。
 ほたるいかミュージアム、すごい。

へえ〜、ホタルイカって、「身投げ」するんだって



え、身投げですか!?



うん。昼は水深200〜600Mのところにいるから全然見えないんだけど、産卵のために、夜になると海面付近に近寄るんだって。そのまま翌朝、砂浜に打ち上がって死ぬことを「身投げ」って呼んでるらしいよ!


なるほど〜。その産卵の時期を狙って海辺に行くと、私たちでもホタルイカを捕れたりするんですかね? 海辺の付近にいるんですよね。

それがどうやら、シーズンだったらいつでも捕れる、というわけではないみたい。ホタルイカがいつ身投げするのか、まだ科学的にも予測ができないらしい......


ええ、そうだったんですか!
こんなに科学が進んでいるのに、未だにいつ捕れるかもわからないんですね、知らなかった〜。


どう発生するのかもわからないから、飼育も養殖もできないんだって!


ホタルイカの謎①
 いつどこで発生するのか、誰も知らない。




あの......ホタルイカって、「ホタル」って名前がつく通り、光るんだよね?




もちろん、光りますよ〜! あ、あっちでホタルイカの発光ショーをやってるみたいですよ。行きましょう!


* ここから撮影禁止だったため、音声のみでお届けします


ではみなさん、まんなかのプールのまわりに集まってください!




一番前にいくで!




はいっ!
うわ~ホタルイカ、いっぱいおる~! かわいい~!

みなさんの手元にロープがありますね? このロープをひっぱると、プールの中の網が持ち上がります。そうすると、ホタルイカはびっくりして発光します。刺激を与えることで光るんですね。今から照明を消して、真っ暗にするので、わたしが「1,2,3」といったらみんなでロープをひっぱってくださいね~




は~い!




じゃあ行きますよ~。1、2、3!(ぐいっ)




うわ~~~!むっちゃ光ってる!



この発光は、腕の先にある発光器によるものなんです。この光は20秒ほどで消えてしまうんですが、水の中をよーく見てください。




ん?なんだか弱い光が見える・・・?



先ほどは腕の先が光っていましたが、今度はホタルイカの体全体がぼんやり光っているのがわかりますか?これが、全身発光です。ホタルイカは、腕だけでなく、全身にも小さな発光器を1000個ほど持っているんです。この全身発光、いつも見られるわけではないのですが、今日はすごくきれいに光ってますね。


すご~い・・・



ホタルイカは1日で光らなくなってしまうため、当館の職員が毎日午前3時に漁師さんと一緒に船にのって、このショーのためにとってくるんですよ。
それも雨が降った次の日なんかは海が荒れたり汚かったりするので、ホタルイカが必ず毎日出て来てくれるとはかぎりません。運任せなところもあるので、毎回ドキドキです!


ええっ、それはすごい!



ホタルイカが集団で捕獲されるのは、日本ではほぼ富山湾だけなんです。すり鉢状(岸近くは浅いけれど、すこし沖にいくと急に深くなる)の海岸がそれに影響しているのではと言われています。
ちなみにこのホタルイカの発光ショーが見られるのも、日本全国でここだけですよ!


ホタルイカの謎②
 びっくりすると、光る。


(満喫するふたり)


わあ〜、発光ショー、楽しかったですね!
館内もいろいろあって、このユルさ加減が最高だなあ。




......え、えええっ!?




ど、どうしたんですか、ヒラタ隊長!




......イカって、頭から足が生えてる生物だって、知ってた?




え? 急になにを言い出すんですか。
頭から足が生えるだなんてそんなことがあるわけ......


......ええええ! ま、まさか、あの長い部分が胴だったなんて!




しかも、頭の上に口があって、そこから足が生えてるんだって。うわ〜、不思議だねえ。


ホタルイカ(というか、イカ)の謎③
 頭から足が生えている



いや〜、思った以上に楽しかったね!
ホタルイカの謎ばっかり深まっちゃったけど。




ほんと、ホタルイカって不思議ですねえ〜。
しかも1年という短命なんですね。それもすごくびっくりしました。
いやはや、あとは食べるだけですよ......(ジュルリッ)


ということで、横の売店へ。



うわあ〜! めっちゃいっぱい種類ある!




沖漬けに姿干し、お刺身にボイル〜! 夢が膨らみますね。
わ、この「活漬け」ってなんですかね?(もぐもぐ)



ホタルイカを生きたままお醤油に漬けたやつらしいよ。
そんなに数多く売ってへんねんて。




なるほど〜。あ、ホタルイカの沖漬けに、柚子風味なんてあるんですね。
......む、むむむ! 隊長! これめっちゃおいしいです!!



え、ほんま? (もぐもぐ)
......うわ、ほんまや、めっちゃおいしい! 熱燗飲みたい!




うわ〜、これと日本酒とか最高ですよ、すばらしいです。
ぐいぐい進んでまいますね!


......こうしてしばらく酒呑み談義が続いたあと、

・ 日本酒にはホタルイカの沖漬け(柚子風味)
・ ビールにはホタルイカの天ぷら
・ 焼酎にはホタルイカの姿干し

という結論に行きついたのでした。


 今が旬のホタルイカ、もう、食べずにはいられません!

おまけ
 なんと次の日、生きたホタルイカのしゃぶしゃぶ(!)という、地元・富山民でもめったにありつけないご馳走をいただいたのでした。
 お、おいしかった〜!

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