みんなの『みんなのミシマガジン』

第42回 型抜き加工見学!

2015.03.09更新

 こんにちは。京都オフィスのアライです。だいぶ暖かくなってきましたね! 私は今からお花見のことばかり考えて日々過ごしています。

 「みんなのミシマガジン」の運営をサポートしてくださっている、サポーターのみなさまに毎月お送りしている「紙版 みんなのミシマガジン」。来月4月で丸2周年を迎えます!わー、パチパチ。これもいつも応援してくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます!

 大阪の印刷会社・あさひ高速印刷さんのご協力のもと、毎月いろんな工夫を凝らしてお届けしているこの「紙版ミシマガジン」。
 これまでも活版印刷を表紙にしてみたり箔押し印刷をしたり、先月1月号(紙版は、1カ月が終わってから作るので、ひと月遅れでお送りするなんともヘンテコな雑誌なのです)では、なんと表紙を......

 星型に、型抜きしてしまいました!

 そしてお願いしながらも、これ、どうやって型抜きをしてるんだろう...と気になりすぎた私。型抜きの制作現場にお邪魔してきました!

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 2月某日。京都から京阪(しかも期間限定・トーマス電車でした)に揺られ、着いたのは中之島。江戸堀にある、あさひ高速印刷さんに向かいます。いったいどんなマシンをつかうんだろう、とドキドキする私を待ち受けていたのは、ご担当くださっている宇賀神さんと、

 かわいいマシンでした。
 ...あれ? 印刷所の機械というと、ぼーんと大きくて、どしんとしているように思っていたのですが、予想以上に、ち、小さい......?

宇賀神さん「すみません、大量に加工をする場合は機械に「トムソン」という刃型をつけて、クッキーの型抜きのように1枚ずつ型を抜いたり、「ブッシュ抜き」といって重ねた紙を一気に型抜きするのですが、今回は数が少ないので、機械を回すよりもこの『カッティングプロッター』でいこう、と思いまして......」

 なるほど! この「カッティングプロッター」は、どういう機械なのでしょうか?

宇賀神さん「これは1枚ずつ、抜く形になぞって切っていく、自動カッターみたいなものです」

 ああ、1枚ずつ......え、1枚ですか!?
 しかもこれ、見る限りはこう、自動的に次の紙が送られてきたりする感じではなさそうなんですが......

宇賀神さん「そうですね、おっしゃる通りです。なので1枚1枚、手作業でセットして、型を抜いて、また次の紙をセットして、と地道にやっていきます」

 な、なんと!!! まさに1冊1冊、手作りで作られているのですね...! 本当に、ありがとうございます!!

 この機械、本来は何枚も何枚も同じ加工するためのものではないんだとか。大きな機械にセットするための「型抜きの刃(トムソン刃)」を作るまえに、どんな感じで実際に型抜きができるのかを試すために使用することが多いそうです。
 見るかぎりは、うちのオフィスにもあるペーパーカッターにもよく似ているこの機械。
 いったいどうやって、形をなぞって切っていくのでしょうか?

宇賀神さん「まず、あらかじめ印刷をしておいた表紙をセットします。このとき、よく見ると、表紙に2種類のトンボが印刷されてあるのがわかりますか?」
(トンボ...印刷物を作成する際に四隅などに付ける目印。このトンボに従って最後仕上がりサイズに断裁される)

 あ! ほんとだ、二重線が引いてあるように見えるのがふだん表紙を断裁するために使っているトンボですよね。太いのは?

宇賀神さん「この太いトンボを機械が読み取って、あらかじめ入力しているデータ通りに型抜きできるように、位置を計算するんです。そうしてデータを読み取ると、いよいよ切り抜きにはいります。横から見ていただくとすこしわかるかと思うのですが、この小さなトゲみたいなもの、わかりますか? これで用紙を切り取っていきます」

 おお、おおお、なんだかポチッと、出ています!
 そうして機械が動くこと、約15秒。元の位置に機械が戻り、紙を取り上げてみると...

 き、切れてる!! 切れてる〜〜〜!
 地道な作業を数百枚繰り返してくださり、

 こうして山となり、1月号の表紙はできたのでした。
 う〜ん、素晴らしい!!
(ちなみにちいさなマシンが一生懸命動いている様子がなんだか可愛く見えてきてしまい、これはずっと見ていられるな...と思いました)

 いつも一冊一冊丁寧に作ってくださるあさひ高速印刷さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!

 こうしてたくさんのサポーターさんに支えていただいているミシマガジン。
 いつも応援してくださっているサポーターさんと、一緒になにか楽しいことがしたい!!と思い、ついに「サポーターDAY」を開催します!

 サポーターDAY

 3月22日 14:00〜夜まで *出入り自由
 場所:ミシマ社の本屋さん(京阪・神宮丸太町駅徒歩3分)

 ミシマ社京都オフィスメンバーはもちろん、「みんなのミシマガジン」豪華連載陣も突然参加!? 春を先取りのお祭りを開催します!

・ 「みんなのミシマガジン」サポーターの方のみ参加可能
・ 参加費無料
・ 18:00ごろ〜 独立研究者・森田真生さんによるミニトークあります!
・ ほか内容の詳細については、後日こちらのページで案内いたします。

参加ご希望の方は、お食事の用意をしたいと思っておりますので、
event@mishimasha.com にメール、もしくはお電話(075-746-3438)でご一報くださいませ。
(当日参加も、もちろん大歓迎です!)


 たくさんのご参加、お待ちしております!

お便りはこちら

みんなのミシマガジンはサポーターの皆さんと運営しております。

ミシマ社 編

バックナンバー