ミシマ社庭部

第2回 庭部、収穫する

2014.02.08更新


 みなさんこんにちは。先月からはじまった新連載、「ミシマ社庭部」です。前回は、昨年の活動~春編~を振り返りましたが、今回は夏編を振り返りたいと思います。
 が、その前にまずは、今日の庭の様子を。これはなんでしょうか?

 そうです。霜柱です。さくさく踏んだら、子どもに戻った気分になりました。


 それではさっそく、ミシマ社庭部2013年夏編にいきたいと思います。

 8月。
 ミシマ社の庭では、春にまいた枝豆がぷっくりと実をふくらませ、トマトはみずみずしく赤く輝いて・・・いませんでした。

 枝豆は収穫時期を逃したがため、いつの間にか豆というよりもかさかさに乾いた種になり、トマトはいっこうに実のなる気配を見せないまま、茎ばかりを太くたくましくし、驚異的な勢いで葉を茂らせています。
 そしてひょうたんはというと、夏の暑い日差しの中、どんどんつるをのばし、無数の花を咲かせては一瞬で枯れ、立派なグリーンカーテンとなっていました。

 そう、皮肉なことに、庭はまたしてもジャングルと化していたのです。
 もちろん蚊も大発生。水をやろうと立ち入ると、一瞬で餌食になります。
 もう、みんな生きてさえいればいいんじゃないか。そんな気持ちで、自由に葉を茂らせていく植物たちを涼しい部屋の中で眺めるばかりの庭部部員。日誌もいつのまにか日付がとまったままの古い日記に・・・。

 ちなみにこの頃は庭に立ち入ることが恐れられたため、写真もほとんど残っていません。
 だれもこの先庭がどうなっていくのかわからないまま夏が過ぎていったのでした。


 そして、気温もすこし下がってきた9月の末のこと。
 自由が丘メンバーの星野が、あわてふためいて話しかけてきました。
「ひょ、ひょうたんが!」

 えっ!? 赤ちゃんひょうたんができたの? しかし、小さなひょうたんなんて見当たりません。
「どこですか? 」

「あそこ、あのはしっこのとこ!」
 赤ちゃんなんてものではありません。それは立派な大人のひょうたんでした。

「ほんとだー!」
 にわかにはしゃぐ部員たち。庭にでてさっそく収穫です。よく見ると、木をつたってはるか上のほうにも実をならせています。

「おねえさんたち、ひょうたんとってるんか?」
隣にちょうど来ていた植木屋さんに話しかけられました。


庭部「はいそうですー」

植木屋さん「隣にいっぱいなっとるよ」

庭部「ええっ」


 こそこそとお隣のお庭に侵入する庭部員。ありました! 塀の上からひょうたんがつるをのばし、5、6個実をならせています。
 これって、すごい迷惑なんじゃ・・・。

「これはつるごと切って退散しよう!」
 ぱちんぱちんと剪定し、ずらかろうとしていたところ、ちょうどお隣のおばあちゃんがご帰宅。

「あっ・・・すみません、うちのひょうたんが勝手にそちらで身をつけてたみたいで・・・すぐに撤去しますので・・・」

「あら、うちの孫が喜んでたのよ~、おひとつくださる?」

「はい、もちろんです!」(一番形のいいものをお渡しする)
 こうして、ミシマ社では計12個のひょうたんが無事収穫されたのでした。


次回は、このひょうたんを・・・? お楽しみに!(つづく)

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