ミシマ社庭部

第3回 庭部、興奮する

2014.03.16更新

 みなさんこんにちは。
 はじめまして。ミシマ社庭部部員、デッチのシミズです!  今回は夏編からのバトンをひき継いで、冬編~種取り~をお送りしていきますヨ~!  どうぞよろしくお願いします!

 そんなこんなで無事に収穫されたひょうたんたち。次にわたしたちがすべきこと、それは次の種まきにむけて種を採取することです。
 調べてみたところ、種取りの選択肢としては
①数週間水に漬け、果肉を腐らせてドロドロにし、抜き出す。ただしこの過程は強烈に臭い。
②2か月ほど乾燥した場所に放置し、果肉の水分を蒸発させ、乾燥した果肉と種を掻きだす。
という2つがあるようです。さて、庭部の選択は・・・。

 ② です。問答無用で②です。

 ひょうたんの水分が抜けるまでの3カ月の間に、ある子は晴れ着を着てお嫁にゆきました(万城目さんにプレゼント)。またある子は、カーテンレールの上や、本棚のすみっこに隠され、見つけた人にはいいことあるかも!  なんて、ラッキーアイテム的な存在となって私たちを楽しませてくれたのでした。

 そして月日はながれ、12月。
 気が付けば、やせこけて(水分がぬけました)、シミばかり目立つようになったひょうたんたち・・・。
 どうやら、みなさんお待ちかね、種取りの季節がやってきたようです!!


 ごすごすごす・・・。
 12月のある日の自由が丘オフィス。カッターの刃と、干からびたひょうたんがこすれ合う鈍い音が響きます。
 こなれたカッター使いでへたをとるヒラタ隊長と見守るシミズ。うまい具合にへたを切り落とし、ぽんぽんとひょうたんのおしりを叩いてみます。が、種が出てくる様子はありません。

隊長「うーん、ちょっと待ちすぎたんかな? 種、なくなっちゃったのかも・・・」

 えええ、そんなぁ・・・不安が募ります。

隊長「棒でつっついてみようか。」

 割り箸をもってきて、つんつん、ごそごそ、ひょうたんの内側をえぐってみます。
すると、中で何かが剥がれていく音が・・・。
 切り口を下に向けると、ふぁさふぁさふぁさーと数えきれないほどの種が落ちてきました。
 隊長の顔がパァと明るくなります。

隊長「シミズさん、これ、むっちゃ楽しいで!! シミズさんもやってみ!!」

シミズ「ええ? ちょ、ちょっと、大げさすぎますよ、ヒラタさん・・・」
 訝しげな表情でシミズもトライ。

つんつん、ごそごそ、ふぁさふぁさふぁさー
つんつん、ごそごそ、ふぁさふぁさふぁさー
つんつん、ごそごそ、ふぁさふぁさふぁさー


シミズ「ヒラタさあああああああん!! これ、これ、やめられないですううううう!!」

隊長「な? な? むっちゃ楽しいやろ??」

 ミシマ社でおなじみの "ポッパーズハイ"(ポップを作る作業でノリノリになってくると変なハイテンションになる現象)ならぬ、"ヒョッターズハイ"(ひょうたんの種取り作業で、あまりの種の取れように興奮する現象)に陥るヒラタ隊長とシミズ。

 どうやら、乾いた果肉はパイ生地のようにもろくなってひょうたんの側面にこびりつき、それをこそぎ落とすと、種も一緒にとれるようです。

 一時はお庭もジャングルと化し、庭部の活動存続も危ぶまれましたが、こうして無事に子孫を残し、役目をまっとうした初代ひょうたんたち。おつかれさま。そしてありがとう。

 次回はついに種まきです!(ようやくスタートラインに立てました笑)

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