ミシマ社庭部

第17回 庭部、哲学する

2015.05.09更新

 こんにちは。庭部に配属になりました。新入隊員のタブチです。元農業高校出身ということもありヒラタ隊長にスカウトされました!意気揚々、記事を書くべくいざ庭へ!!



 .........ネギ、元気です。
伝えるべきことはこれくらいですかね。記事というよりは電報向きの文字数です。初めての記事を最短の文字数で終わらせていいのか。ネギ以外に書くことはないのか。何か蒔くもの、植えるもの!ネタまたはタネ探しに近所のお花屋さんへ向かいます。




 こんな素敵なPROMOTIONされれば、そりゃ買いますよね、5つ。おまけにトマトも買っちゃいました~!しかしここで問題発生...。写真左から3つのどれかがナスとヘチマときゅうり。しかしどれがどれだかわからなくなってしまったのです。調べてみると育て方も若干違う...。実がなってからではもう遅い......。葉っぱをみて判断したい.........。そんな時に思い出しました。この名著。



 実はこの本、僕の高校の生物の教科書です。高校の頃、この本を片手に校内を散歩するという授業がありました。それっきり本棚に眠っていたのですが、まさかこんな形で役立つ日がくるとは!そしてあの「男子校の生物の授業におけるお散歩」という一見なんの役にも立たなそうな教育の成果が、なんと会社に入ってから達成されるとは!!感無量です...。そんなわけで写真左からきゅうり、ナス、ヘチマということがわかり、それぞれに適した場所に植えることができました。これからの成長が楽しみです。

 最後にふと思ったことを。



 根です。根といえば根茎、根茎といえばリゾーム、リゾームといえばドゥルーズとガタリ。彼らの共著『千のプラトー』のなかでのリゾームモデルは、幹があって枝があって葉があってという、階層があるツリーモデルに対抗するものとして描かれます。幹という中心があり、そこから体系づけられないものは排除せざるを得ないツリーモデルに比べて、根茎、つまりリゾームモデルでは中心を持たず横断的で、他の根と交錯しながら多様な流れが生まれます。そこでは「こう伸びねばならぬ」ということはなく、お互いが影響しあい、ただ伸びる。そんな柔軟で素敵なモデルです。ひょっとしたらドゥルーズやガタリも、庭で土と戯れる中でこのようなリゾームのモデルを考えついたのかもしれません。庭、偉大です。

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