ミシマ社通信オンライン

第27回 ミシマ社創業5周年記念 ミシマ社ヒストリー編

2011.10.13更新

おかげさまで本年10月13日に、ミシマ社創業5周年を迎えることができました! そしていよいよ、『計画と無計画のあいだ――「自由が丘のほがらかな出版社」の話』が今月10月14日に、河出書房新社さんより発刊となります。今回は、ミシマ社を初めて知った人にもすぐわかる! 5年間のミシマ社ヒストリーを、デッチ小田垣がお届けします。


2006年10月、ミシマ社は自由が丘にあるマンションのワンルームで生まれました。メンバーは社長の三島ただひとり。それまで勤めていた出版社を辞めて、かねてから胸の内に描いていた「原点回帰」の出版社を立ち上げたのでした。


(一階にドーナツ屋さんが入っているマンションの一室でした)

「作り手が面白いと思ったものを分かる人だけでなく、広く伝えるために努力する、これが僕がやりたいことで、今の出版にも必要なことでは。本好きも本好きじゃない人も楽しめる本をつくる、それが、僕が目指す原点回帰の出版社です」(『新文化』2007.2.15号より)


オフィスを構え、記念すべき第一冊『本当は知らなかった日本のこと』をWAVE出版さん発売で出した後、なかなかの金欠状態に陥ったミシマ社に、最初の社員である営業チーム渡辺がやってきます。ミシマ社の本をつくる「編集」と、本を売る「営業」の二本柱をそろえなければ! という三島の決断でした。

次なるメンバーは仕掛け屋担当の木村。本につけるポップや看板をつくる「仕掛け屋」。
書店に並ぶミシマ社の本と読者のみなさまをつなげる役割を担い、元書店員の木村ならではの視点から仕掛け屋チームが誕生しました。



(たとえばこんなお手製ポップを書店に届けます)


2007年6月に、内田樹先生の『街場の中国論』から自社営業が本格的にスタート。本を書店さんまで送り届ける流通ルートゼロ(!)の状態から一店一店取引をしてくださる書店さんを開拓する日々が続きます。


(こんなふうに)


できるだけ少数精鋭の方向でふんばるミシマ社ですが、2007年9月から2008年1月にかけて、三島がうっかり一緒に働きたいと思ってしまった2人がメンバーに加わります。ライターのOさんと、お笑い芸人への道を諦め大阪でフリーターをしていた営業担当の窪田です。
三島の奥さまアキコも経理・総務チームのリーダーとして正式に入社することに。



個性的な面々がぞくぞくと集ううち、じょじょにワンルームのオフィスが手狭に・・・。
息苦しくて仕事どころではない、そんなことになる前に。

2008年3月末、マンションから自由が丘の一軒家へお引っ越しをすることに!


二階建て、築四十七年、庭付き。全面畳ばり。日当たり良好。
木造の古民家なので夏暑く冬寒い、ある意味野ざらしな環境です。
現在のミシマ社オフィスを訪れる方がたの感想は・・・。

「おばあちゃんの家みたいな居心地ですね!」
「ていうかト○ロの家?」
「ちゃぶ台囲んで会議して・・・某磯野家を想像してしまいます」

などなど。
ぜひ実際にミシマ社へ遊びにいらしていただければと思います!


(水曜日のお昼ごはんは白山米店のお弁当に決まりです!)

ミシマ社社屋とミシマ社の一日についてはこちらをご参照ください。


現在の一軒家にオフィスを構えてから、ミシマ社には以前にも増していろいろな人が集まるように。2008年10月、社内最年少で超!パワフルな仕掛け屋チーム2人目の林が加わりさらににぎやかに!『文章は写経のように書くのがいい』 の著者、香山リカさんによれば、ミシマ社は「プロなのに毎日が学園祭な会社」だそう・・・!

2009年6月からは、「出版社を作ること」一日で疑似体験できる「寺子屋ミシマ社」を自由が丘オフィスで開催。回を重ねるごとに実践的なワークショップになり、ますます面白いものになっています!



(参加者のみなさんと仕掛け屋チーム)


ミシマ社にやってくる学生のなかに、仕掛け屋ジュニアという面々もいます。
先ほど紹介した、ポップを制作する「仕掛け屋チーム」に現れた力強い助っ人です!
現在デッチ(丁稚奉公の「丁稚」を語源とする、インターン生)としてわたくし小田垣と富田がミシマ社に期間限定でやってきているのも、ミシマ社にさまざまな人びとが出入りする一環ともいえます。


もっともっとミシマ社のことやミシマ社刊行の本を知ってもらうべく、2009年7月に現在ご覧頂いているWEBサイト「平日開店ミシマガジン」がオープン!

朝10時半ごろ、平日は毎日更新されるコンテンツもりだくさんのWEBマガジンで、ちょっとふつうと違うのは「1カ月たった時点で完成する月刊誌」であること。
目次・台割り・表紙をかねた、ミシマガジンのトップページをもう一度ご覧いただければさいわいです。
2010年5月、営業・編集チームにミシマ社のマドンナ星野が入社。これで現在のミシマ社メンバー全員の顔ぶれがそろいました!

2011年4月、震災を受けて京都・城陽オフィスを構えることに。ミシマガジン「月刊城陽」もご覧ください!


ミシマ社は、東京と京都の二拠点で出版活動を続けてゆきます。
今では直接ミシマ社と取引をしてくださる書店さんは850店舗以上になりました。
ミシマ社の一冊を買ってくださる読者のみなさんをはじめ、ほんとうにほんとうに多くの方々に支えられて5年目のミシマ社があります。

これからも、どんどん大勢の人を巻き込んで小さな出版社・ミシマ社が旋風を巻き起こす6年目になるよう、社員・デッチ一同、気概は十分であります!
みなさま、5歳のミシマ社を今後ともどうぞよろしくお願いします!!


次回は、現在進行形のミシマ社についてお届けできればと思います。どうぞ、お楽しみに!

お便りはこちら

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