新人だった。

第16回 時間とのつきあい方 その2

2014.09.28更新

こんにちは。
すっかり朝晩は涼しくなりましたね。
一年のうちで秋がもっとも好きな私なので、ここ数年は昔に比べてなんだか秋が短く感じられえt寂しく思っていました。
でも、今年は意外にも9月に入ってから涼しい日が多い気がしませんか。
うれしい限りです。

さてさて。
前回「効率のよさってなんだろう」という話をしていたのでした。
社会人生活をかれこれ10年以上続けていますが、未だにこれについては自分として結論が出ているとは言い難いものがあります。
仕事上では間違いなく、スピードを求められる場面もあるし、悩ましいところなんです。

少し具体的な話をすると・・・
ナレーションは編集スタジオという場所で収録されます。
大抵が〇〇時~〇〇時という形で押さえられます。
その決められた時間内に音楽を入れたり、映像を編集したり、テロップを入れたり、ナレーターが来たりして一つのVTRを完成させていく、というのが大概の作業工程になります。

つまり、きわめて多くの作業を次から次へと制限時間内に完成させねばならず、自分一人の納得がいくまで仕事に没頭できるわけがありません。
限界があります。
そうすると、ある程度「効率」が求められてきます。
もちろん原稿をさらっと下読みして、ノーミスで仕上げられれば最高なのですが、 言い間違えてしまう、噛んでしまうことも多々あります。

しかし、あまりに噛み噛みだったら、どうでしょう・・・。
最初は「じゃ、もう一回録りましょう!」と明るく言ってくれていた ブースの向こうのスタッフだってだんだん焦ってきます。
そりゃ、当然です。
今でこそ、そういったことは少なくなりましたが、噛んではいけないというプレッシャーから本来の力が出せずに撃沈、なんてこともありました。

そんな私がようやくたどり着いたのが、
『慎重になりすぎず、力みすぎず、力いっぱい表現する』
(しかもなるべく早く!)
自分で言っていても抽象的でうまく伝えられていない気がしていますが、 本当にその通りのことをやり続けています。

一方、日常生活を送る上では、自分が納得するまで時間をかけて物事に取り組むこともできるし、ひたすら効率を追求することもできます。
これまでに見聞きした色々な情報をもとにすると、効率よくものごとを進めていくためには、どうも一定のルールを作っておいたほうが、 後々の作業をする上では圧倒的に速そうなのですが、それが出来ずに、どうしても目先の速さを求めてしまうんですよね。
まさに木を見て森を見ず、状態です。

ここからは言い訳なんですが。
「ルール」を作り上げるまでの労力や時間がもったいない、と思ってしまうんです。
結果として失っている時間と得ている時間を冷静に比較することができれば、 そんなふうに思わないですむのかもしれないんですが、 日々過ぎていく時間の中でそれらは、やがて「うやむや」に。。。

というわけで、仕事の面ではそれほど困っていませんが、日常生活では雑事に追われるという非常に「困ったさん」を演じ続けて はや30数年なのです。。。
そろそろ「困ったさん」を卒業し、適度に「効率よしこ」になりたいものです。
ではまた!

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倉野麻里(くらの・まり)

上智大学数学科卒。2002年テレビ東京入社。WBS6年、夕方ニュースMC5年担当するなど、入社以来報道畑を歩む。座右の銘は『何かを始めるのに遅すぎるということはない』うどん、鶏肉、奈良漬が好き。趣味は散歩、料理、旅行。

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