今月の特集2

 弊社・三島もコラムニストをつとめさせていただいている、住ムフムラボ(グランフロント大阪<北館>ナレッジキャピタル4F)で、なにやらおもしろいイベントが開催されているらしい・・・。ということで、ミシマガ編集部3名はさっそくグランフロントにいってまいりました〜!

 そのイベントとは、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。
 「すべての感覚を研ぎすまして行動することで今まで意識しなかった物事の本質がみえてくる」というドイツ生まれのイベントです。これまでに世界30国・130都市で開催され、すでに700万人を超える方が体験した、大人気暗闇エンターテイメントなんです!

 ミシマ社といえば"Don't think, feel."(李小龍先生)。まさにぴったりのイベント! ミシマ社在籍期間をfeel歴とするならば、feel暦8年目の代表・三島。feel歴1年目の新居。そして、feel歴3ヵ月の寄谷。
 いったいどんな体験が待っているのでしょう?! 今回はfeel暦初心者の寄谷が、お届けいたします。

(文:寄谷菜穂)

暗闇でみえたこと 体験レポート編

2014.03.17更新

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」って?

新居「ミッキー、私のあしもとに段差がありまーす!」
寄谷「ヨッセー、手を前に伸ばしまーす!」

 日常生活の中で、自分の行動すべてを逐一言葉に出すようなシチュエーションってありますか??
 普段ならもちろんそんなことはありえないですよね。だって、座ろうが立ち上がろうが、人にぶつからなければ大丈夫で、目の前に壁があることや、少し先に段差があることは見ればわかること。

 ところがどっこい、ミシマガ編集部はこの日、「自分の行動」「感じるにおい」「自分の周りにあるもの」などなど、すべてを口にだして周りの方にお知らせするような空間に入りこんできたのです。

 どんな場所だか、ご想像いただけましたでしょうか?
 なんと、私たち3人が入りこんだのは、完全なる暗闇! どんなに長時間いても目が慣れることはけっしてない完全な暗闇を体験してまいりました。

 その体験イベントこそが、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。
 今回はミシマガ編集部3名+他の参加者の方3名の計6名でグループになり、視覚障がい者の方にアテンドしていただき、真っ暗なおうちの中を探検してきました〜!

出発前のドラゴン三島。アチョ〜!!


 自称ブルース・リーである代表の三島は、「ドラゴン」というニックネームで参加することに(笑)。新居はミッキー、寄谷はヨッセー、他にはブルーさん、ふくちゃんさん、しおっぺさん。アテンドのけいたんと、たえちゃん。
 普段からfeelを重視しているミシマ社。その代表である、ドラゴン三島。
 果たして、三島は本当にブルース・リーなのか?!

 少しだけ明かりがのこる部屋で自己紹介を終えた後、白杖をお借りし、徐々に明かりが消され完全に真っ暗に。
 
・・・本当に何も見えません! 寄谷はすこしパニックになりそうなのをおさえつつ、こわごわと手をのばしました。

見た目はこんなかんじです。


 と、そのとき「ブルー、ここにいま〜す」と寄谷の前方にいたブルーさんからお声が。つられるように、次々とみなさんからもお声が聞こえてきました。
 意外とみなさん近くにいるんだ・・・(ホッ)
 普段見ず知らずの方と密着するなんて、どちらかといえば「不快」ですよね。でもこのときはちがいました。声が聞こえてくると、自分がどの位置にいるのか徐々にわかってくるような感覚。耳から入る音や、触れていなくても感じる人の体温、足下から伝わってくる素材の触れ心地など普段はまったく気にしない(むしろ疲れるのであえてシャットダウンしているくらいの)、外の情報にどんどん敏感になっていくのがわかりました。


暗闇の中でキャッチボール

 ドアがあったり、靴を脱いでおうちにあがってみたり。発見したものを声にだしてみたり。各自思い思いにおうちの中を探検していると、アテンドのけいたんから提案が。
 「みんな〜! お外でキャッチボールして遊ばない??」
 まさにfeelをフル稼働させる絶好のタイミング! さっそくふた手にわかれて、コロコロキャッチボールが始まりました。

ドラゴン三島「真ん中らへんのドラゴンに投げてくださ〜い!」
ブルーさん「真ん中ってどのへんですか〜!」

するとむこう側からパンパン手をたたく音が。なるほど〜。音のする方に投げたらいいのか。

ブルーさん「いきま〜す!」
コロコロコロコロ
ドラゴン三島「うお〜! きましたきました〜!」

続いてドラゴン三島から、ヨッセーこと寄谷への送球。

ドラゴン三島「シュート回転かけるで〜!」
寄谷(緊張)「こっちで〜す!」(パチパチ手をたたく)
コロコロコロ・・・ドス!

 寄谷の手元に、ボールは届きませんでした・・・。(ドラゴン三島のfeelがハチャメチャだったのか、寄谷のfeelがまだまだだったのかはご想像におまかせします。)

 その後も、コタツでお菓子をたべたり、お茶をのんだり、畳に寝転んでみたり。「これは●●味だね!」「この部屋は何畳くらいなんだろう」などなど、みなさんがワクワクしているのが伝わってきて、最初の不安な気持ちはどこへやら。
 そうこうしているうちに1時間が過ぎていました。感覚としてはまだまだ2、30分くらいかなとおもっていたので、びっくり! 全身の感覚をフルにつかって集中していたのかもしれません。口々に「あっというまだったね〜」と話しました。

 少しだけ明かりのあるお部屋に再び戻ってみると、めちゃくちゃまぶしい! 最初にはいったお部屋と同じはずですが、先ほどは気がつかなった小さな隙間も、光が漏れていることで認識できました。ホッとしたのか、feelを使いすぎたのか、思いのほか、疲れているかんじがしました。きっと普段つかわない感覚をつかったからやね〜と、みなさん大満足のご様子でした〜!
 寄谷も、どのあたりに壁があったとか、見ていないはずなのにまるで見ていたかのように思い出せるものだなあ、と不思議に思ったりしたのでした。


日常では味わえない異空間。ぜひ体験してみてください。

 完全なる暗闇。たった1時間の体験でしたが、「目に見えるもの」以外にこんなにもたくさんの情報がまわりにはあるんだという驚きと、普段いかに自分が「目に見えるもの」のみに頼りきっているかがよくわかりました。
 もっとお外にでかけて、いろいろ遊んでみよう。寄谷はそう思ったのでした。

 ブルース・リーへの道のりはまだ先がありそう!? なドラゴン三島もごらんのとおり。最初のポーズとくらべるとちょっとお疲れ気味で、心なしかゆるやかにアチョ〜。(でも楽しそう。)




 普段では絶対に体験できない異空間です。みなさまもぜひぜひ、足を運んでみてください!


積水ハウス×ダイアログ・イン・ザ・ダーク
共創プログラム「対話のある家」第4回:冬〜初春
開催場所:「住ムフムラボ」グランフロント大阪(北館)ナレッジキャピタル4F
開催期間:2014年2月2日(日)~2014年3月24日(月)火曜・水曜定休
開催時間:午前11時より1日6回開催(完全予約制)
料金(税込):大人3,500円 学生2,500円 小学生1,500円
詳細はこちら


 明日からは住ムフムラボのコラムニストであるビッグゲストおふたりを急遽おむかえした、代表・三島との鼎談の様子をお伝えします!
 ゲストのおふたりとは、ミシマガで「近くて遠いこの身体」を連載くださっている平尾剛さん、そして紀行ノンフィクション遊牧夫婦シリーズ全3巻(『遊牧夫婦』『中国でお尻を手術。』『終わりなき旅の終わり』)をミシマ社からだしてくださっている近藤雄生さんです!!
 絶対におもしろいです。どうぞお楽しみに〜!

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