今月の特集2

 ひとり暮らしも3年目になるミシマ社最若手メンバー・タブチ。自炊をしようとレシピ本を買うも、材料の分量を量るのが面倒くさかったり、レシピ通りに作ってもなぜか美味しくなかったりと、すぐ挫折。
 もっと雑に作れて、美味しい料理はないのか!

 そんなことを思っていたところで、ふと、ミシマ社京都オフィスでお弁当を頼んでいる、ご近所の台湾料理屋さん「微風台南」の料理を思い出しました。大胆かつ豪快な盛り付け、味も抜群。そして何より、「自分でもできるのでは」と錯覚してしまうほどのシンプルさ。
 聞けば、店主の平岡さんも、台湾の屋台の豪快さやシンプルさに惹かれてお店を始めたそう。今回の特集では、そんな平岡さんに教えていただいた、料理の得意ではない人でも挫折しないようなレシピを紹介します!

 店主へのインタビューも合わせて2日間でお届け。料理嫌いの方、大雑把な料理が好きな方、必見です!

(聞き手、構成:田渕洋二郎)

微風台南・店主が教える 単純、豪快、台湾屋台飯!(1)

2017.06.06更新


これさえあれば大丈夫。台湾の調味料3つ!

今回は、僕のような料理が得意ではないひとり暮らし男子でもできるような、台湾料理を教えてください!


わかりました。では一番簡単なやつからいきますか。でもその前に、調味料の話をさせてくださいね。台湾料理は3つの調味料さえあれば、それっぽいものができるんです。まず、一番よく使うのは、醤油膏(しょうゆこう)。甘い醤油です。家庭にあるもので作ろうとすると、醤油2:砂糖1:片栗粉0.3をよく混ぜて、火にかけたら完成。



けっこう難しいんですね。


気を落とさないでください。少しフォローすると、ここが今回のレシピで一番難しいところかもしれません。調味料さえあれば、料理は簡単ですので。次に使うのは、醤油とオイスターソースを1対1で割ったもの。これがベースのソースになりますので覚えておいてください。



はい! こちらのほうが簡単ですね! 最後はなんでしょうか?


3つ目は、「料理をグレードアップしたい」というときに使うので、なくても料理はできますが、一応紹介しますね。沙茶醤(サーチャージャン)といって、魚介系をベースに、ニンニク、ゴマ、香辛料、植物油を加えて煮込んだものです。こちらは市販で売っているお店もあるので、探してみてください。


以上の3つがあれば、なんとかなりますよ。それでは、さっそく料理に行きましょうか。まずは一番簡単なレシピを紹介しますね。



豪快料理と言ったら、やっぱりラード飯です。調味料さえ揃っていれば、1分もかからずにできちゃいます。あと、どうでもいい話なんですが、みなさんが思っている「チャーハンの味」って実はラードの味なんですよ。


へえ! そうなんですね。かっぱえびせんの残りカスのようなものって面白いです(笑)。そして美味しそう...!


ポテチでもなんでもいいんですけど、ちょこっとこういうのがあると美味しいんですね。でもさすがにこればっかり食べてたら身体に悪いので、野菜炒めもやりましょうか。ひとり暮らしで栄養バランスも偏りがちでしょうし。



中華料理や台湾料理の野菜炒めは、みなさんが思っているよりかなり多く油を使っています。



そうなんですね。言われてみれば、そんな気がしてきました。


はい。先ほど体にいいといいつつ、実はそんなにヘルシーではないです...。でも美味しくなります。また太字で書きましたが、べちゃべちゃな野菜炒めにしないために、あえて水を入れるのがポイントです。



おお! 水を入れたら余計べちゃべちゃになってしまう気がしますが...。


逆なんですね。油だけだと野菜がしなっちゃうので、そこにもう一回水を吸わせて、新鮮な状態に戻す感じです。シャキシャキになります。
この2つのレシピ、さすがに簡単すぎましたかね。次はお店でも出している料理を、家庭でもできる範囲で再現してみましょう。



楽しみです!


 

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