今月の特集2

 2006年に創業したミシマ社は、おかげさまで昨年10月に10周年を迎えました。
 昨日に引き続き、9月24日(日)にミシマ社自由が丘オフィスにて行われた「1年遅れのミシマ社創業10周年フェスティバル!」をミシマ社の新入りノザキがレポートします。本日は2階の様子をどうぞ!

ミシマ社創業10周年フェスティバル!潜入レポート(2)

2017.10.03更新


ミシマ社魂はじける2階

 この日はオフィスにみなさんをお招きできる貴重な機会ということで、オフィスのいたるところにこれまで作ってきたパネルやポップの展示をしました。展示は急な階段にも。階段を登っていくにつれ、ミシマ社の10年の歩みがわかります。みなさん手すりにしっかり掴まりながらも、じっくりとパネルを見てくださっていました。

出張!ミシマ社の本屋さん

 さて、2階の催しの一つ目は「出張!ミシマ社の本屋さん」。普段は京都オフィスで営業しているミシマ社の本屋さんが、この日限定で自由が丘オフィスにやってきました。これまでのミシマ社本はもちろんのこと、オリジナルグッズも販売。中へ入ってみると、これまでのポップが一挙に見られるコーナーや、鳥居神社もあります。備え付けのシンクの銀色がなんだか神々しさを増長している...。ミシマ神のおつげを受けられるおみくじは、たくさんの方々に楽しんでいただけたみたいです。

なーべのお悩み相談室

そして、本屋さんの向かいには異様な雰囲気を醸す入り口...。こちらはワタナベによる「なーべのお悩み相談室」です。さてこの部屋でどんなお悩みが寄せられたのか、ワタナベはどんな回答をしたのか。以下はワタナベによるレポートです。

 大賑わいだった会場全体に対して、この「なーべのお悩み相談室」には、人影がポツリポツリとしかなく。いや、赤い暖簾のすき間からのぞきこんでくれる方はかなり多かったです。しかし、ほとんどの方は、私が誰かと話している姿を見て、中に入るのを遠慮なさったという。たしかに、他人の悩みを盗み聞いてはいけない、と思うのは自然ですよね。でも私としては賑やかにワイワイやりたかった。フェスティバルですから。これは、やってみて気づいた反省点でした。

 ただ、実際の会話の中身はというと、リアルな「お悩み相談」はほぼゼロ。むしろ、私がポツンと座る姿を見て、「あれ、ワタナベさん。こんなところでどうしたの?(笑)」といった感じで声を掛けてくださる方がほとんどで。そんな皆さんのやさしさ、そのお気遣いに、むしろ私の方が悩みを相談したくなるほど。

 そうそう、将棋好きな私は、「あなたの悩みを将棋に例えると云々」とやるために盤駒を用意したのですが、『逃げない・めげない カイシャ道』の著者・藤井大輔さんは、部屋に入ってくるなり、「あ、将棋。これ指していいんですか?」と挨拶もそこそこに角道を開ける初手▲7六歩を着手。

 むむっ! 藤井聡太四段ばりの指さばきに思わず腰が引けるワタナベ。いやさすがに一局指すのは趣旨が違うぞと思いつつも「棋は対話なり」という名言が胸に去来するワタナベ。刹那、思わず△8四歩と飛車先の歩を伸ばした自分。もう止まりません。以下、向かい飛車に構えた藤井さんと一進一退の攻防を繰り広げつつ、2014年のミシマ社富山合宿以来となる藤井さんが繰り出すおもしろトークに心が躍りました。まさに、藤井四段じゃないですけど、「僥倖としかいいようがない」ひとときでした。


ミシマ社的似顔絵コーナー

 最後に2階の一番奥の部屋、仕掛け屋ハセガワによる「ミシマ社的似顔絵コーナー」です。それぞれの特徴を捉えながら絶妙なコメントとともに描かれる似顔絵はフェスティバルの間、あちこちで話題になっていました。以下にハセガワからのレポートをお届けします。

自由が丘のほがらかな出版社

 フェスティバルの様子を眺めながら、ミシマ社の本がどんな場所で、どんな建物で、どんな雰囲気で産み出されてきたのか、その一端を感じていただけたでしょうか。オフィスを開き、風を通し、靴を脱いで、畳で過ごす。この日はミシマ社がたくさんの暖かな方々に支えられていることをこの目で見られるとても幸せな1日で、これから先も0歳から100歳よりもっと先まで、みんなで集まれるほがらかな出版社でありたいと思った1日でした。それから、日本の家の素晴らしさ、オフィスが一軒家である楽しさも改めて実感する機会になりました。

 明日は平川克美さん×小田嶋隆さん×代表ミシマによる10周年フェスティバル特別鼎談の様子をお届けします。こちらもどうぞお楽しみに。


     

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