『THE BOOKS』通信

ミシマ社8月の新刊『THE BOOKS――365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」』。発刊を記念して、三省堂書店神保町本店3階にてフェアが開催中です! 『THE BOOKS』通信第2回目の今回は、フェアの見どころをお店の方のお話も交えながらお届けします!

(取材:富田茜・足立綾子、文:富田茜、写真:渡辺佑一)

第2回 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)

2012.08.30更新

フェアの見どころ・その1:(ほぼ)365冊が一堂に集結!

「最高のブック&書店ガイド『THE BOOKS』刊行記念 365人の本屋さん厳選の365冊全点フェア」と称したこのフェア。『THE BOOKS』のなかで紹介されている「この一冊」を棚一面に集めました。

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)

これが、フェアのディスプレイのラフスケッチです。
書店員さんの「この一冊を届けたい!」という思いを本と花束のパネルで表現したり、
『THE BOOKS』の魅力がパッと見てわかるようなディスプレイを考えました。

設営完了したフェアの模様がこちら!

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)

(ほぼ)365冊! その圧倒的な点数にも驚きますが、文芸、ビジネス書、絵本などなど、ジャンルレスに集められた本たちでつくられた空間は本好きにはたまりません。なかにはこのフェアのために取り寄せた珍しい本もあります。『THE BOOKS』を読んで気になった本があれば、ここに来てまとめて探してみてはいかがでしょうか?

フェアの見どころ・その2:『THE BOOKS』のスゴさがわかる!? 立体ディスプレイ

広々としたスペースの中央には、ミシマ社屋の一軒家をモチーフにしたディスプレイが! ここでは制作に携わったミシマ社メンバー、編集者、デザイナー計9名が、お家の窓から顔を出し、『THE BOOKS』のなかでこだわった点や『THE BOOKS』の楽しみ方などについて、直筆のコメントを寄せています。

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)
編集担当の代表・三島は、『THE BOOKS』の企画意図について、
「この『THE BOOKS』を出すために、ミシマ社をつくったんだなぁ、と思いました」と
熱くコメントしています!

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)
編集担当の足立のパネルには、書店員さんから届いた直筆の原稿の写真も貼っています。
書店員さんの直筆キャッチコピーだけ、ぱらぱら読んでいくのもおすすめです!

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)
『THE BOOKS』では、「この一冊」の次に読むのをおすすめする「次の一冊」も掲載しています。「次の一冊」の掲載は、営業担当の渡辺のアイデア。

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)
『THE BOOKS』には、担当営業による本屋さんの魅力についてコメントも入っています。営業担当の窪田は、味のあるコメントが得意。営業担当のそれぞれのキャラクターが滲みでているところもポイントです!

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)
林、星野、平田のミシマ社三人娘が、365書店MAPのおすすめポイントを語ります。
(実は、この三人、似た服を着て撮影! ミシマ社の制服のように見えなくもない!?)

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)
デザイン担当の大原さんからは、装丁のコンセプトについて、コメントを寄せていただきました。箔押しをしたカバーで王道感を演出しつつも、424ページもあるのに軽くて、持ち運びのしやすい『THE BOOKS』。装丁にもこだわりました!

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)

京都オフィスの三島亜希子からは、『THE BOOKS』の楽しみ方についてご紹介。
ここであげたのは、ほんの一例。読者のみなさんが、思い思いに楽しんでいただけたらうれしいです。

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)

棚の柱には、365書店MAPを貼りました。(右)の写真では、三省堂書店神保町本店さんの周辺の本屋さんがひとめでわかります。

お家をぐるっと一周しながらコメントを読みつつ、紹介されている365冊も手に取っていただけたら嬉しいです。

『THE BOOKS』は、いい意味でカオスなブックガイド

続いて、今回のフェアを企画した三省堂書店神保町本店の篠崎さんに『THE BOOKS』の印象やフェアの手ごたえなどについて、お話を伺いました。

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)
三省堂書店神保町本店の篠崎凡さん

「フェアに向けて、どんな本が集まるのかわからない状態で発注したのですが、揃ってみるといい意味でカオスになりましたね(笑)。『THE BOOKS』は普段書店では置いていないような、見たこともない本も紹介されていますし、こんな風にジャンルレスで紹介する本ってなかったと思います。コンパクトで装丁もきれいだし、今までにないブックガイドですね。」

ミシマ社営業・渡辺から『THE BOOKS』の企画を聞いた時点で、365冊集めてフェアをすることを決めたそうです。

「やっぱりここ(神保町)は本の街なので、『書店員が選んだ本のフェア』なら出版業界の人からの注目度は高いのではという考えもありました。ディスプレイのなかで、まさかミシマ社の方々が全面に出るとは思いませんでした(笑)。『THE BOOKS』も手づくり感のある本ですし、とてもいいと思います。」

『THE BOOKS』、フェア効果で売れてます!

8月3日からスタートしたこちらのフェア。スタートから10日目で『THE BOOKS』の売り上げは43冊! 神保町店さんの「今週のベスト10(8月6日~12日)」文芸部門で、なんと第3位にランクインしています!

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)

「予想以上に売れていると思います。フェアをやった甲斐がありましたね。下りエスカレーターの目の前がフェアのコーナーなので、上の階から降りてくるお客さんの目にとまるみたいです。」

『THE BOOKS』だけでなく、本で紹介されている「この一冊」も結構売れているとのこと。「この一冊」のラインナップについて、篠崎さん、書店員ならではの視点で思うところがあるようです。

「自分が好きな本を選んでいる人とは、絶対気が合う! 友だちになりたい! と思うし(笑)、この本を選んだ人の本屋はいい本屋だとも思いますね。何を選ぶかで本屋としてのセンスも問われますし。

私は担当であるビジネス書を選んだのですが、ビジネス書は他のジャンルと比べて新しいものがいいとされる傾向が強いので、選ぶのが難しかったです。結果的にサブカルっぽい、ビジネス書として読まなくてもおもしろいものを選びました。

それと、穂村弘さんと高山なおみさんを選ばれている方が多いんですよね。ラインナップを見ると書店員が好きな作家の傾向もわかるので、そういうふうに読んでみてもおもしろい本ですね。」

篠崎さん、大規模なフェアを企画していただきありがとうございました! ちなみに、篠崎さんの選んだ『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』は『THE BOOKS』の291ページに掲載されています。

三省堂書店神保町本店での『THE BOOKS』全点フェアは9月6日まで(規模を縮小したミニフェアは9月19日まで開催)。ここに来れば『THE BOOKS』をより一層楽しめること間違いなしです。ぜひ一度お立ち寄りください!

ブックス通信 [レポート]三省堂書店神保町店『THE BOOKS』全点フェア(2012年8月3日~9月6日)


●「最高のブック&書店ガイド『THE BOOKS』刊行記念365人の本屋さん厳選の365冊全点フェア」

三省堂書店神保町本店3階
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-1
電話 03-3233-3312
営業時間 10:00~20:00

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ミシマ社 編(みしましゃ)

『THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」』

ミシマ社と本書について……

ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。現在メンバーは7名。全員全チーム(編集・営業・仕掛け屋)の仕事をするというスタイルで、東京・自由が丘、京都府城陽市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。

本企画は、ウェブ雑誌「平日開店ミシマガジン」の「今日の一冊」にご協力いただいた書店員さんを中心に、新たに「どうしても届けたい一冊」を選書してもらい、手書きのキャッチコピーと紹介文をそえて構成した。本書に登場する書店のMAPを巻末に掲載。


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