一冊!取引所「現場からは以上です。」

第4回

ワタナベ、本格始動

2020.08.21更新

「一冊!取引所」とは?

書店と出版社をつなぐ、クラウド型受発注プラットフォーム。
株式会社カランタが運営し、ミシマ社は共同開発として関わっているサービスです。

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ワタナベ、カランタに移籍しました

「みんなのミシマガジン」読者の皆様へ、この場をお借りしてご報告です。 

わたくし「一冊!取引所」運営担当・ワタナベは、7月31日付で株式会社ミシマ社を離れ、8月1日付で株式会社カランタに移籍をいたしました。これまでは、ミシマ社に所属しながら、「一冊!取引所」関連業務を行っておりました。今後は、カランタ専属となるため、「ミシマ社」さんとは、参加ユーザーの1社として「一冊!取引所」を介してかかわる形に変化します。ミシマ社には、創業半年後に加わり、以降、13年と3か月在籍しました(初期の「迷活躍」ぶりが気になる方は、三島邦弘著『計画と無計画のあいだ』をぜひお読みください)。

1satsu0821-6.jpg↑ワタナベの代名詞「なーべ」誕生秘話も収録・・・

いま、移籍に際しての想いですが、私は、「参加出版社」の皆さまが大切に作った一冊一冊の本が、「参加書店」の皆さまの売り場を通じて「読者に届く!」ところまで、その流れをこの場からサポートしたい、より活性化させたい、と心より思っております。そうなるように、力を尽くします。

なぜならば、めちゃめちゃいいんですよ! 一冊!取引所。人と人とで動いている感じが。その間に本がある。最高です。そもそも、受発注って、とても楽しく嬉しいことですよね。それがいつのまにか業務になっちゃって、手間みたいになっちゃって。そういう世界はもう、終わりにしましょう。受発注は楽しい。もっと楽しくなります。だから、使ってほしいです。書店さん、出版社さん、ぜひぜひ、ご登録お待ちしています!

そしてミシマガ読者の皆さま、「一冊!取引所」はアカウントがなくても閲覧可能になっています。面白そうな本がいっぱい。ぜひ、遊びにきてくださいね。

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書店さんに取引所を使っていただけるよう訪ねたり・・・動いております!

で、ワタナベはなにをする人なの?

名刺に書かれている肩書としては、「営業部部長」かつ、「一冊!サービス運営チームマネージャー」となっています。ですが、営業部は「ひとり」で、運営チームも「ひとり」。13年と3か月ぶりに「ひとり」の世界に戻ってきました。要するに、「なんでも屋」です。来た球はすべてキャッチ。やっていることを以下に列挙しますと、

・参加出版社や参加書店を募る動き(いわゆる「営業」)

・参加お申し込みいただいた方へのアカウント発行

・ユーザーさんからの各種お問い合わせに対応

・出版社ユーザーの皆様に毎朝メール(通称「モーニングレター」)を書いて配信

・出版社の方々へ販促企画の立案、ご提案

・開発チームが作った新機能の事前チェック(最初にテストする人)

・ツイッターの中の人

ほかには、

・参加出版社の方を取材して記事を執筆

・YouTubeライブ配信の企画、運営、司会

というようなこともやっています。

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↑こんな感じで毎朝モーニングレターを書いています。

読んでほしい新コーナー「一冊!ブックトーク」

ということで、新コーナーを立ち上げました。参加出版社の方に、「この本はどうやってつくられたのか?」や、「普段知れない本のエピソード」をインタビューする「一冊!ブックトーク」です。その会社の理念や本づくりへの想いが見えてきて、とっても興味深いです。いまのところ2本掲載中。皆さん、熱いです。これはぜひ、読んでほしい!

一冊!ブックトーク Vol.001
ライツ社・大塚啓志郎さん編 「ライツ社の本づくり」

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一冊!ブックトーク Vol.002
『天然生活』編集長・八幡眞梨子さん編 「復刊から一年、いま思うこと」

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このコーナーは定期的に続けていきます。次回以降も、どうぞお楽しみに。

毎週月曜日は、動画配信「一冊!Live」の日!

そして、毎週月曜日には17時から約30分間、YouTubeライブ配信をしています。その名も「一冊!Live」。毎回、ユーザーである出版社や書店の方をゲストにお招きして、開発・運営チームとトークを展開。ワタナベは、司会ということで、居酒屋で鍛えたトーク力を武器にがんばっています。いや、居酒屋のワタナベは単に話が長いだけか? そんなワタナベがむしろ聞き役に回りたくなるくらいに、毎回ゲストの話が面白くて、とても楽しい時間となっています。

次回、8月24日(月)17時からの「第14回」は、エトセトラブックスの松尾亜紀子さんをゲストにお招きしてお送りします。どんなお話が伺えるか、今から楽しみです!

一冊!Live vol.14 ゲスト:松尾亜紀子さん(エトセトラブックス)

 過去回、すべてアーカイブされています。チャンネル登録もぜひお願いします!

「一冊!取引所」YouTubeチャンネル

ということで、ワタナベ、本格始動しております。

現場からは以上です。

一冊!取引所 運営チーム

一冊!取引所 運営チーム
(いっさつとりひきじょ うんえいちーむ)

株式会社カランタが運営する、出版社と書店をつなぐクラウド型受発注サービス「一冊!取引所」。

運営・開発チームの生の声をお届けします。主にカランタの営業・ワタナベが執筆しています。

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 今回のシステムをしっかりと世に定着させるためには、最初の一年を乗り切れるかどうかが大きなポイントになります。具体的には、半年の間に、少なくとも1,500万円を集める必要があると思っております(現状、目標達成まで20%程度です)。

 お力添えのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

<御礼に代えて> 一年以内に、本取り組みについてまとめた書籍をつくる予定をしております。その一冊を御礼に代えて、献本いたします。

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