2025年02月15日
金丸慎太郎36歳、入団。
ヨーロッパ企画代表・上田誠さんが「演劇をやる」「劇団をやる」日々を記す大人気連載が、なんと6年ぶりに再出航!
記念すべき今回は、6年ぶりの上田さんからのご挨拶と、昨年末にヨーロッパ企画に加わった大型新人さんについてのお話です。
最近の読みもの
- 02月14日 マロン彦のもっと小さな冒険
- マロン彦のもっと小さな冒険第10回 佐藤 ジュンコ
- 02月13日 おせっかい宣言
- おせっかい宣言第126回 講義と講演 三砂 ちづる
“しっそうしてきてください”
京都オフィスのNさんが、今週末、京都マラソンに出場します。今日はマラソン前の最後の出勤日。みんなで応援メッセージの寄せ書きをプレゼントしました。『野生のしっそう』担当編集として、早春の京都を勢いよく駆け抜けてほしいと思います。出場されるみなさま、楽しんで、がんばってください!
『悪の芽 』
角川文庫
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自分がかつていじめの原因をつくってしまった人物が、無差別大量殺人事件の犯人になってしまった。そのことに苦しむ主人公は、自死したその犯人の動機を探り始めます。そのなかで、大きなテーマとなっているのが「他者への想像力」です。それらが欠如していると言わざるを得ないネットの誹謗中傷、「晒し上げ」のような行為が加熱するなか、主人公は理解し難い犯人のことを、ただ異常な人間だった、と結論づけるのではなく、わからないなりに理解しようとひとつずつピースを集めていきます。
主人公以外に、事件に居合わせた学生、かつてのいじめの首謀者、遺族など章によって異なる人物の視点も描かれるのですが、立場の異なる彼らにも「他者への想像力」というテーマが通底しているように感じられ、自分自身を顧みずにはいられなくなる一冊でした。
久しぶりにミステリーを読みましたが、ミステリー特有の、終盤にかけて一気に没入して読むスピードが上がる感覚、たまらないですね。(ミシマ社 山田真生)
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斎藤真理子さんインタビュー「韓国文学の中心と周辺にある"声"のはなし」前編
ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞により、ますます世界的注目を集める韓国文学。その味わい方について、第一線の翻訳者である斎藤真理子さんに教えていただくインタビューをお届けします! キーワードは「声=ソリ」。韓国語と声のおもしろいつながりとは? 私たちが誰かの声を「聞こえない」「うるさい」と思うとき何が起きている? 韓国文学をこれから読みはじめる方も、愛読している方も、ぜひどうぞ。
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絵本編集者、担当作品本気レビュー⑤「夢を推奨しない絵本編集者が夢の絵本を作るまで」
2024年11月18日、イラストレーターの三好愛さんによる初の絵本『ゆめがきました』をミシマ社より刊行しました。編集は、筒井大介さん、装丁は大島依提亜さんに担当いただきました。恒例となりつつある、絵本編集者の筒井さんによる、「本気レビュー」をお届けいたします。
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36年の会社員経験から、今、思うこと
本日より、川島蓉子さんによる新連載がスタートします。大きな会社に、会社員として、36年勤めた川島さん。軽やかに面白い仕事を続けて来られたように見えますが、人間関係、女性であること、ノルマ、家庭との両立、などなど、私たちの多くがぶつかる「会社の壁」を、たくさんくぐり抜けて来られたのでした。少しおっちょこちょいな川島先輩から、悩める会社員のみなさんへ、ヒントを綴っていただきます。
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「地獄の木」とメガネの妖怪爺
本日から、後藤正文さんの「凍った脳みそ リターンズ」がスタートします!「コールド・ブレイン・スタジオ」という自身の音楽スタジオづくりを描いたエッセイ『凍った脳みそ』から、6年。後藤さんは今、「共有地」としての新しいスタジオづくりに取り組みはじめました。その模様を、ゴッチのあの文体で綴る、新作連載がここにはじまります。
1カ月のバックナンバー
- 02月15日 演劇と氷山
- 演劇と氷山第13回 金丸慎太郎36歳、入団。 上田 誠
- 02月14日 マロン彦のもっと小さな冒険
- マロン彦のもっと小さな冒険第10回 佐藤 ジュンコ
- 02月13日 おせっかい宣言
- おせっかい宣言第126回 講義と講演 三砂 ちづる
- 02月12日 トーキョーでキョートみつけた
- トーキョーでキョートみつけた第39回 えみ 早織
- 02月11日 地域編集のこと
- 地域編集のこと第76回 時間をかけてつくられるものの強さ。 藤本 智士
- 02月10日 凍った脳みそ リターンズ
- 凍った脳みそ リターンズ第3回 オクラ3本農法 後藤 正文
- 02月07日 朴先生の日本語レッスン――新しい「普通」をめざして
- 朴先生の日本語レッスン――新しい「普通」をめざして第18回 「みなさん、日本語がお上手ですね」という言い回しを不思議がる(後編) 朴東燮
- 02月06日 朴先生の日本語レッスン――新しい「普通」をめざして
- 朴先生の日本語レッスン――新しい「普通」をめざして第17回 「みなさん、日本語がお上手ですね」という言い回しを不思議がる(前編) 朴東燮
- 02月05日 野生のしっそう
- 野生のしっそう第5回 すれ違う、こすれ合う。 ――『野生のしっそう』刊行から1年少し後に思う事 猪瀬 浩平
- 02月04日 特集
- 特集第188回 『はるってなんか』特集第2弾! サインカード付き書籍展開書店&パネル展開催書店を発表します! ミシマガ編集部
- 02月03日 大地との遭遇
- 大地との遭遇第34回 のんたん母さんの人生(前編) 税所篤快
- 02月02日 今日の人生
- 今日の人生第143回 益田 ミリ
- 01月31日 今月と来月
- 今月と来月第81回 ミシマガ編集部
- 01月30日 僕の老い方研究
- 僕の老い方研究第21回 無縁者たちの「静けさ」 村瀨 孝生
- 01月29日 ミシマガ野球部
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ミシマガ野球部第20回 「益田直也の250セーブは名球会の価値があるのか?」という議論の考察
――益田・平野・宮西に期待したいこと〈西村健〉 ミシマガ野球部
- 01月28日 特集
- 特集第187回 『はるってなんか』書店員さん&制作メンバーが激推し! ミシマガ編集部
- 01月27日 一晩でなんとかなりすぎる
- 一晩でなんとかなりすぎる第10回 深爪がウザすぎる 佐藤ゆき乃
- 01月24日 35歳大学院生
- 35歳大学院生第15回 2年目のクビ宣告 市川 いずみ
- 01月23日 ダンス・イン・ザ・ファーム2
- ダンス・イン・ザ・ファーム2第36 回 僧侶の侶 中村 明珍
- 01月22日 今月のミシマ社
- 今月のミシマ社第84回 1月はここから西日本でイベント連続!のお知らせ ミシマガ編集部
- 01月21日 おせっかい宣言
- おせっかい宣言第125回 Single story 三砂 ちづる
- 01月20日 島の底、風のしるし――戦争を聞き継ぐ人類学
- 島の底、風のしるし――戦争を聞き継ぐ人類学第1回 石畳の小径 石井美保
- 01月17日 特集
- 特集第186回 万字固め「新版」発刊に寄せて ミシマガ編集部