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2022年07月03日

おもしろいを1日1本 今日の読みもの

内田 健太郎

暮らしと浄土

内田 健太郎

生きている瞬間(1)

砂を集める姿が美しかった。誰もいない浜辺で静かに砂を集めている、彼のその手がなぜかとても美しいものに見えた。彼は一人しゃがみ込み、傍に置いたカゴへ黙々と砂を移していく。僕は少し離れたところから彼を見ていた。この時彼が一体何のために砂を集めているのか、僕にはさっぱり見当がついていなかったが、彼の慣れた手つき、迷いのないその動作が、今までに何度もこうして砂を集めてきたことを思わせた。

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“朝から枝豆”

自由が丘オフィスの畑でささやかに枝豆がなり、朝から塩茹でにして食べました。もぎたて茹でたて、食べ慣れた冷凍枝豆とは別物の美味しさ。一人一粒しかありませんしたが幸せになれました。

(担当:岡田森)

明日の一冊

往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ

植本一子・滝口悠生

往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ自費出版

このかたちでしか生まれなかっただろう言葉、このかたちでしかありえなかっただろう本の姿を目の当たりにして、すごくいい本だ、と思いました。家のお風呂に浸かりながら読んでのぼせて、涼んでまた読んで、出てまた戻って読んで、を繰り返して一気に読み切った、植本一子さんと滝口悠生さんの2021年冬から2022年春までの往復書簡。小説でも、エッセイでも、日記でもない、ここにしかない言葉がたしかにありました。

ミシマ社 編集チーム 野崎敬乃

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07月01日 一泊なのにこの荷物!
一泊なのにこの荷物!第28回 部活 本上 まなみ
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相変わらず ほんのちょっと当事者第5回 これって気のせいですか?(前編) 青山 ゆみこ
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ダンス・イン・ザ・ファーム2第4回 名前と針が刺さるとき 中村 明珍
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