きんじよ

第40回

きんじよ 特別編

2018.06.27更新

 6月24日(日)、東急ハンズ京都店にて「いしいしんじの物語屋さん」を開催しました。当日は大にぎわいの店内でいしいさんが小説をかき、『きんじよ』に挟んでお渡し。おとなりではひとひくんが本にイラストを添えてお渡ししました。執筆中に「傘の小説を・・・」などリクエストされる方もあり、小説家と読者のあいだでその場かぎりの物語が紡がれたのでした。

 今回の「きんじよ」では、その場で生まれた小説三編を特別にご紹介いたします。イベント当日の雰囲気を味わいつつお読みください。

0627-2.jpg
0627-3.jpg
0627-4.jpg
0627-1.jpg

いしい しんじ

いしい しんじ
(いしい・しんじ)

1966年大阪生まれ。作家。現在、京都のミシマ社の「きんじよ」に在住。お酒好き。魚好き。蓄音機好き。2012年『ある一日』で織田作之助賞、2016年 『悪声』で第4回河合隼雄物語賞を受賞。『ぶらんこ乗り』『麦ふみクーツェ』『ポーの話』『海と山のピアノ』(以上、新潮社)『みずうみ』(河出文庫)など著作多数。

編集部からのお知らせ

『きんじよ』好評発売中です!

2018年5月22日に創刊したミシマ社の新シリーズ「手売りブックス」にて、「きんじよ」が本になりました。お気に入りの本屋さんで、ぜひお買い求めください。

kinjo_shoei.jpg

『きんじよ』いしいしんじ(ミシマ社)

【いしいしんじ×江弘毅 W刊行記念トークイベント 開催します】

■日時:2018年7月6日(金)19:00~21:00(開場18:30)
■場所:梅田蔦屋書店4thラウンジ
■参加費:1500円(税込)

■内容:
 ミシマ社の「手売りブックス」から『きんじよ』を上梓した作家・いしいしんじさんと、新刊『K氏の大阪弁ブンガク論』を6月22日発売予定の編集者、江弘毅さんに、お二人が愛する大阪とブンガクについて、お話いただきます。ともに大阪の下町で生まれ育ったお二人が語る、大阪とブンガクの魅力。

 元ミーツ・リージョナル名物編集長・江弘毅さんが長年みつめてきた大阪が生んだ街のブンガク。『ある一日』で、織田作之助賞を受賞した作家いしいしんじさんが描く愛おしい「きんじよ」。当日限定の「大阪弁ブンガク論」や、お二人の「きんじよ」についてもお楽しみに。

■お申し込み方法:
梅田蔦屋書店店頭、またはhttps://store.tsite.jp/item-detail/business/13728.htmlよりお申し込みください。

【いしいしんじ夏の『きんじよ』祭 開催決定!】

 7月14日から8月末にかけて、いしいしんじさんの「きんじよ」の本屋さんを総動員したイベントを開催します。いしいさん親子と一緒に京都の街を遊び尽くします。ぜひご参加ください。

 参加書店は以下のとおり。各書店の店内では、原画展、パネル展などお店ごとに個性的なフェアを開催します。とっておきのお土産もご用意します。また会期中はイベントも盛りだくさん! 随時お知らせしますのでおたのしみに!

イベントスケジュール

●ふたば書房ゼスト御池店
 「きんじよの描き方京都編」
  ゲスト:スケラッコさん(漫画家)
  7月14日(土)14時から・参加無料・要申込・定員20名

●ホホホ座浄土寺本店
 「夏の小説ゼミ 書き出し編」
  先生:いしいしんじ 生徒代表:山下賢二
  7月18日(水)19時から・料金1500円(ホホホ座浄土寺店1階商品券付き)

●誠光社
 「いしいさんとゆくごきんじよツアー」
  申し込み方法、詳細は後日発表します

●恵文社一乗寺店
 「『きんじよ』を食べる(仮)」
  日程、詳細は後日発表します

●丸善京都本店 
 「京都うちゅうじんトーク」
  日程、詳細は後日発表します

●京都岡崎蔦屋書店
 「いしいひとひのくねくね書道」
  日程、詳細は後日発表します

おすすめの記事

編集部が厳選した、今オススメの記事をご紹介!!

  • パンの耳と、白いところを分ける

    パンの耳と、白いところを分ける

    若林 理砂

    みなさま、お待たせいたしました。ミシマ社からこれまで3冊の本(『絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話』『気のはなし』『謎の症状』)を上梓いただき、いずれもロングセラーとなっている若林理砂先生の新連載が、満を持してスタートです! 本連載では、医学古典に精通する若林さんに、それらの「パンの耳」にあたる知恵をご紹介いただきます。人生に効く、医学古典の知恵。どうぞ!

  • 『RITA MAGAZINE2』本日発売です!

    『RITA MAGAZINE2』本日発売です!

    ミシマガ編集部

    3/18『RITA MAGAZINE2 死者とテクノロジー』が発刊を迎えました。利他を考える雑誌「RITA MAGAZINE」=リタマガが創刊してから、約1年。『RITA MAGAZINE テクノロジーに利他はあるのか?』(中島岳志・編)に続く第2弾が本誌です。

  • 松村圭一郎さん推薦文「答えを出すのではなく、踏みとどまるために」

    松村圭一郎さん推薦文「答えを出すのではなく、踏みとどまるために」

    ミシマガ編集部

    2024年12月に刊行された、後藤正文さんと藤原辰史さんの共著『青い星、此処で僕らは何をしようか』。本書を読んだ、人類学者の松村圭一郎さんから、推薦コメントをいただきました。『うしろめたさの人類学』や『くらしのアナキズム』の著者であり、後藤さん・藤原さんと同世代である松村さんは、どんなことを思われたのでしょうか?

  • 想像以上に口笛の世界は広い!『口笛のはなし』発売のお知らせ

    想像以上に口笛の世界は広い!『口笛のはなし』発売のお知らせ

    ミシマガ編集部

    本日2025年2月20日(木)より、ノンフィクションライターの最相葉月さんと、口笛奏者の武田裕煕さんによる対談本『口笛のはなし』が、全国の書店で発売になりました。本書は、口笛世界チャンピオンの武田さんに、吹けないサイショーさんが徹底的に訊く、対談ノンフィクション作品です。

この記事のバックナンバー

ページトップへ