第59回
ウィー東城店佐藤さんと代表ミシマがトーク&ミシマ社フェア開催@広島・啓文社!
2023.05.24更新
こんにちは、営業チームのスガです。
私は、北海道・東北・関東と、主に東日本の営業を担当しているのですが、西日本で2県だけ、山陽地方の広島県と山口県も担当しています。
今日のミシマガはそんな私の担当エリア、広島県からのニュース!
『ここだけのごあいさつ』刊行を記念して、庄原市東城町にある「ウィー東城店」さんの佐藤友則さんと、ミシマ社代表のミシマによる対談が決定しました!
佐藤さんは2001年よりウィー東城店に勤務する書店員さんで、2022年12月には書籍『本屋で待つ』(島田潤一郎さんとの共著・夏葉社)を上梓されました。
『本屋で待つ』
本書は、ウィー東城店を切り盛りする佐藤さんと、その周りの人びとについての本。田舎の小売店として、とにかく地域の困りごとに応えながら店をつくり、信頼を得る過程、そしてそのなかで、学校に行かなかった若者たちが店で働きはじめ、店とともに成長する物語が綴られています。
ミシマ社は長年、佐藤さんに大変お世話になっており、「書店、再び共有地」という特集を掲げた雑誌『ちゃぶ台9』では、私スガがお店を取材させていただきました。
「お客さんの要望を聞くうちに『よろず屋』」
ウィー東城店さんには、本以外にも、なんと日用品や食品、コインランドリーに、美容室まで揃っています!
「よろず屋」とも呼ばれているのですが、しかし佐藤さんは、最初からこの形にするつもりではなかったそう。
人口の減る東城の町で本屋を続けているうちに、「本は問題解決のツールだ」と気がつき、その上で本だけでは解決できない町の人の困りごとを引き受けるうちに、自然とよろず屋になったとお話されています。
ウィー東城店
一方で、代表ミシマはこの5月に上梓した『ここだけのごあいさつ』(ちいさいミシマ社)で、ミシマ社の活動は「自転車操業」がいいのではないか、と発見しました。
三島は昨年5月にウィー東城店さんを訪問しており、佐藤さんが人口の減っている町で続けていくなかで、お客さんの要望から新しいサービスを生み出してきたことや、あえて「海外に打って出る」お話、そして、どのスタッフさんも地元のお客さんのことを熟知し、当意即妙のやりとりをされている姿に感銘を受けました。
ウィー東城店店内でポーズをきめる、佐藤さん(左)とミシマ(右)
今回は私スガにとっても、待望のトークイベントです。
会場は広島県福山市の「BOOK MEETS COFFEE」。
啓文社BOOKS PLUS 緑町の店内にある「本と出会えるカフェ」で、普段はブックディレクターの幅允孝さんが選書した書籍とコーヒーを楽しめます。(ちなみに、啓文社さんは「読書専用コーヒー」を販売されています!)
そして本イベントの刊行を記念し、福山市の啓文社さん4店でフェアもご開催いただきます。
【6/3(土)18時〜】佐藤友則×三島邦弘「これが僕たちの生きる道!〜書店・出版社の枠を超えて、いま」
ーーイベントのご案内ーー
人口がどんどん減る、コミュニティもなくなりつつある、物価は急激に上がりたいへん・・・都市か過疎地か関係なく、私たちはこうした「下り坂」の時代に生きています。そのなかで、それでも元気に、前を向きつづけて、「次世代」へ自分たちの仕事をパスしようともがき続けている人たちがいます。
それがこの二人。
佐藤さんは、本以外にも日用品や食品、コインランドリーにパン屋と美容室まで揃っているウィー東城店を営まれています。
お客さんと話しているうちに「本は問題解決のツールだ」と気がつき、その上で本だけでは解決できない町の人の困りごとを引き受けるうちに、自然と「よろず屋」になっていったとお話されています。
出版社ミシマ社の三島は、新刊『ここだけのごあいさつ』(ちいさいミシマ社)で、少ない人数で「おもしろい」本づくりを続けていくために、社内のチームづくりに取り組んだり、社外では「一冊!取引所」というサイトをつくり、全国の出版社と書店がやりとりをする場作りを模索する様子が記されています。
二人は同世代でもあり、同じ年数を生きてきながら、全然違う道を歩んできたわけですが、いま、ものすごく見ている景色が似ているのです。
今回の二人による対談では、その景色をたっぷり語り合います。さらには、そこから、二人が現時点では気づいていない景色まで、きっと見えてくると二人とも期待しています。書店、出版社、職種は違えど、同志と慕いあう二人による記念すべき初対談!
〈概要〉
日時:6月3日(土)18:00〜19:30
参加方法:会場参加
会場:BOOK MEETS COFFEE(啓文社 BOOKS PLUS緑町 内)
住所:広島県福山市緑町1番30号 みどり町モール内
出演者:佐藤友則、三島邦弘
参加費:1,000円(税込・ワンドリンク付)
お申し込み:啓文社 BOOKS PLUS緑町店頭 or お電話(084-925-1811)
福山市内の啓文社さん4店でミシマ社フェアを開催します!
イベントの開催を記念し、福山市の啓文社さん4店でミシマ社フェアを開催いただきます。
今回は、全店違うテーマでの開催です!。
ミシマの新刊『ここだけのごあいさつ』にちなんだ小商いの本、「おもしろい」の続け方を探る本、「ちいさいミシマ社」の本、「小さい声」に耳を傾けた本など、刊行から時間が経った本もならぶフェアならではの展開となります!
【フェア開催店】(※5/28ごろから開催予定)
・「『ここだけのごあいさつ』に登場する本」
@啓文社BOOKS PLUS 緑町
福山市緑町1番30号 みどり町モール内
・「おもしろいを続けるために」
@啓文社ポートプラザ店
福山市入船町3-1-25 天満屋ハピータウンポートプラザ店1階
・「特集:『ちいさいミシマ社』と『コーヒーと一冊』」
@コア春日店
福山市春日町5-1-3
・「小舟の出版社・ミシマ社フェア」
@コア福山西店
福山市高西町4-3-61
昨年5月、私は代表ミシマとともに、福山とそのおとなりの尾道に伺い、その雰囲気と個性的な書店さんの多さに、この地の大ファンとなりました!
その地で、ウィー東城店佐藤さんとの対談が決定し、今から楽しみです。ミシマガ読者のみなさまにもお楽しみいただけますと嬉しいです!