第65回
2024年のスタートはミシマ社イベントと共に!
2024.01.09更新
こんにちは。京都オフィスの角です。
今年もミシマガジンをよろしくお願いいたします。
さて、年明け早々、ミシマ社はイベントをたくさん、もりもり開催してまいります!
楽しい1年のはじまりにぴったりの鼎談、対談、講座、オンライン配信がもりだくさん。本日のミシマガでひとつずつご紹介します!
・・・と、その前に、今年イチオシの絵本をご紹介させてください。
こちら!
ミロコマチコさん作『みえないりゅう』は、今年の干支である "りゅう" がモチーフの絵本です。
ちいさなうみでうまれた "りゅう" が、壮大な自然の一部となって、地球全体を旅し、駆け巡ります。
新年のはじめ、本書を開けば、「福」のエネルギーがどわ~っと流れ込んでくること間違いなし! ぜひ、お友達へのプレゼントやご自身への「お年玉」として、全国の本屋さんでお手に取っていただけますとうれしいです。
また、今月から大阪と静岡で『みえないりゅう』原画展を開催します!
●【静岡】HiBARI BOOKS & COFFEE ひばりブックス
〈会期〉2024年1月16日(火)〜2月3日(土)
〈会場〉HiBARI BOOKS & COFFEE ひばりブックス
〒420-0839 静岡市葵区鷹匠3丁目5-15 第一ふじのビル1階
営業時間:11:00〜20:00
定休日:月曜
●【大阪】子どもの本屋 ぽてと
〈会期〉1月20日(土)〜2月3日(土)
〈会場〉子どもの本屋 ぽてと
〒541-0047 大阪府大阪市中央区淡路町1丁目1-8 第1エイワビル 101
営業時間:火-金 13:00〜19:00、土・日 13:00〜18:00
定休日:月曜
大迫力の原画を味わえるまたとない機会です。ぜひおでかけください。
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それでは、1月・2月のイベントのご紹介してまいります!
まずは、異色の「妖怪ナイト」から・・・
1/11(木)佐藤ゆき乃×中川学×有松遼一「妖怪の書き方、描き方、謡い方」
新年一本目は、『ビボう六』刊行記念イベントです。
その名も、「妖怪の書き方、描き方、謡い方」。
著者の佐藤ゆき乃さんは、本作で、心優しい妖怪が暮らす「夜の京都」のファンタジーを描き、第3 回京都文学賞を受賞しました。
その佐藤さんが、京都在住のイラストレーター・僧侶の中川学さん、能楽師ワキ方の有松遼一さんとトークします。
イラストで、謡で、小説で、妖怪や異界の存在を表現してきた三人が、異色の組み合わせで語らうナイト! 妖しく楽しい一夜になること間違いありません。
日時:1月11日(木)19時~(20時半終了予定)
会場:恵文社 一乗寺店(〒606-8184 京都府京都市左京区一乗寺払殿町10)
☆オンライン配信もあります。
1/25(木)開講 千宗屋「暮らしのなかでお茶を愉しむ」
今年から「茶の湯」に親しむ生活をはじめるのはいかがですか?
過去2年にわたり開催し、大好評をいただいてきた、武者小路千家家元後嗣・千宗屋さんのオンライン連続講座。3回目のテーマは、一年を通じた「暮らし」のなかでのお茶の愉しみ方です。
一年の茶の湯にまつわる行事や、ご自宅でのお茶の嗜み方を教えていただきます。四季の茶碗の紹介とあわせて、茶の湯初心者の方でも日常で実践可能な、季節の移ろいを感じられる茶の湯の愉しみ方を学べます。
歴史上初めて行われた薬師寺東院堂の国宝・聖観世音菩薩像へのお献茶の様子など、ここでしか見られない「永久保存版の映像」や、「子育てとお茶」のコーナーも。
暮しに凛とした軸が通るお茶の習慣を、ぜひこの冬から取り入れてみてください。
日時:【第一回】1月25日(木)19時半~21時半
☆オンライン配信
※途中から通しチケットに変更いただくことも可能です。
1/31(木)後藤正文×平尾剛 「それでもパスをつづける理由――音楽、スポーツ、あらゆる世界で『3.0』になるために」
「ミュージシャンは音楽だけやっていろ」
「アスリートはスポーツだけやっていろ」
こうした声にさらされる二人は、なぜ、それでも発言をつづけるのか?
ミュージシャンの後藤正文さんは、音楽活動を展開しながら、政治や社会問題に向き合い発信しつづけています。2023年10月、朝日新聞で連載するコラムをまとめた書籍『朝からロック』を上梓。
元ラグビー日本代表の平尾剛さんは、元アスリートとして唯一、東京五輪反対を招致直後から表明し、スポーツが政治や商業主義に利用されることを厳しく批判してきました。最新刊『スポーツ3.0』では、「3.0」=根性論と科学の融合という新しい論を展開。
今の時代の問題に対し、自ら身を投じて闘い、言葉を発しつづけてきた同年代の二人。よりよい社会に向かっていくための「次世代へのパス」とは?
ついに初めて、リアルでの公開対談が実現!
日時:1月31日(水)18時半~(20時終了予定)
会場:ナレッジキャピタルカンファレンスルーム タワーC Room C3+C4
グランフロント大阪北館(タワーC)8階
(紀伊國屋書店梅田本店)
☆オンライン配信もあります。
2/6(火)最相葉月×佐藤ジュンコ「書いて、生きるということ」
1月18日、最相葉月さんのエッセイ集『母の最終講義』を刊行します。
最相さんは、『絶対音感』『セラピスト』『証し 日本のキリスト者』・・・一冊ごとにジャンルの異なるテーマで圧巻のノンフィクションを綴る一方、エッセイ、人生案内、対談、インタビューなど、さまざまな「書く」を続け、デビュー30周年を迎えました。
今回初めて、「書いて、生きる」というテーマで、その足跡を振り返り、お話をいただきます。
佐藤ジュンコさんは、『辛口サイショーの人生案内』シリーズで装画を描いてくださったイラストレーター。最新刊『マロン彦の小冒険』の「おわりに」では、「これからも私はどうにかこうにか描いて生きて暮らしていきたい」と綴られました。
今の時代に、書いて、生きるということとは?
日時:2月6日(火)18時45分〜20時
会場:東京堂書店(神田神保町店6階 東京堂ホール)
☆オンライン配信もあります。
2/8(木)猪瀬浩平×寺尾紗穂「私と他者のあいだに、〈新しい線〉を引く」
「内なる野生に麻酔をかけられた私たちと 感覚的に思考し、疾走する彼。
でも実はそのような対比さえ無意味であること
私たちの間にあるのは断絶ではなく連続であり
一人一人異なりながら、重なり合う存在であることを
思い出させてくれる一冊。」
猪瀬浩平さんの新刊『野生のしっそう』にこのような文章を寄せられた、寺尾紗穂さん。
「断絶」ではなく「連続」。それは、元引揚者の声を通して戦前と戦後、個人と国家を断絶ではなく連続として捉え直そうとした寺尾さんの著書、『日本人が移民だったころ』に通底する思考でもあります。
本イベントは、「障害者」と世間で言われる兄との交流を日々記録する猪瀬さんと、寺尾さんの初対談です。
音楽家と人類学者、立場は違えど、異なるアプローチで「世間の線引き」を変えようとしつづける2人が、この日、新たな線を引く、必聴の90分。
日時:2月8日(木)19時~20時半
会場:代官山 蔦屋書店(蔦屋書店3号館 2階 SHARE LOUNGE)
☆オンライン配信もあります。
2/28(水)小山哲×藤原辰史「中学生から知りたいウクライナのこと――侵攻から2年が経って」
ウクライナ侵攻から2年が経とうとしている今、私たちはウクライナについて、戦争について、どう考えていけばいいのでしょうか?
戦争があまりに長期化するなかで、日々のニュースをみる際の拠り所すら失われていっているという危機感を抱かずにはいられません。そこで、今回のイベントを企画しました。
歴史学者の小山哲さんと藤原辰史さんは、ウクライナ侵攻開始の約3か月後に『中学生から知りたいウクライナのこと』を上梓。大きな反響が寄せられました。
今、パレスチナとイスラエルが軍事衝突し、ガザ地区ではイスラエル軍による大量虐殺が引き起こされています。日本でもこの間、防衛政策の拡大がはかられ、その陰で、沖縄が軍事体制の犠牲になりつづけている事実があります。
ウクライナ、ガザ、そして日本・・・この連関のなかで、私たちが今知っておきたい歴史、とくに、国際政治や大国史からかき消される「小さな国・地域・民の歴史」について、先生方にお話しいただきます。
日時:2月28日(水)19時~(21時終了予定)
☆オンライン配信
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2024年もミシマ社はみなさまに「おもしろい」を届けてまいります!
ご縁がありましたらぜひ、ご参加ください。