第74回
土井善晴と食を考えるクラス(DSKC)第3期を開講します!
2024.05.11更新
昨年と一昨年、4月~9月に毎月開催し、料理の土台についての考えを深めていったクラス、DSKC=「土井善晴と食を考えるクラス」。
講演会とは違って、日々深化を続けられている土井先生の、言葉になりたての、現在進行形の思考を共有しながら、それぞれが自分の考えを深める。それは特別な時間です。
今年は5月スタートで「DSKC第3期」を開催します! 月に1度、土井善晴先生による連続講座(全5回)を開催することになりました。
第3期のテーマは「料理に宿るゼロの思想」。
「料理は、ゼロから、始まるのだ! そう考えたらめっちゃ自由じゃないですか」。ミシマ社の1万人ライブで、味噌汁づくりの最後にそう仰った土井先生(映画『情熱大陸 土井善晴』)。一方で、今の料理は、「おいしくなければならない」「栄養バランスが取れていなくてはならない」「レシピを守らなくてはならない」などなど、不自由なものと捉えられがちです。
そもそも、和食のゼロとは、料理のゼロとは、何なのか。
「寄る辺のない時代。(DSKCでの時間が)一つの生き方、考え方になってくれればと思います」
――土井先生より
「すぐ役立つ」の対極にある、禅、武道、茶道などに通底する「土井料理学」。
その最前線を体感し、ときに質問し、学ぶ。「居場所」のようなクラスをめざします。
何か、気になるものを感じられたみなさま、ご参加、お待ちしております。
※DSKC第1期、第2期に参加していなくても、問題なくご参加いただけます。
※講座では、『味つけはせんでええんです』(土井善晴著)についての、質問や感想を募って深めるコーナーを設ける予定です。第1回は、「1章 料理という人間らしさ」「2章 料理がひとを守ってくれる」について、質問・感想を募集いたします。