第13回
『今日の人生3』原画展 in 群馬 〜設営&見どころ紹介レポート
2024.08.05更新
こんにちは。仕掛け屋チームのハセガワです。先月26日(金)からイオンモール高崎の中にある未来屋書店高崎店 Open MUJIさんで、「益田ミリ『今日の人生3』原画展」がはじまりました。日頃は京都オフィス勤務の私ですが、今回は朝早起きして、営業のヤマダくんと高崎まで設営に行ってきました。
ぐんまちゃんと、高崎といえばのだるまさん。
今年の5月に東京の山陽堂書店さんで開催した展示の巡回ですが、ギャラリーっぽいレイアウトの山陽堂さんと違って、今回の会場はいわゆる本屋さんらしい内装。また、ここの未来屋書店さんは無印良品さんとコラボしており、本に、文具に、雑貨に、衣類にと、展示スペースも広大です。
本と日用品が融合した店内。
そこで今回の展示準備における仕掛け屋チームのミッションは二つ!
その1:広い店内でも展示スペースに気づいてもらえるような工夫をする
その2:巡回展でもそのお店(土地)ならではのちがいを出す
そんなわけで、まずはミッション(1)を遂行すべく、遠くからも目立つように大きな看板を作ったり、店内の柱に目印になるようなパネルをつけたり、ミシマ社お得意の(?)わちゃわちゃ作戦を決行しました。
上部の大きな看板は長さ5mくらい。背の高いヤマダくんが設置してくれました。
無印良品エリアの通り道にもお知らせのサインを。みんな気づきますように・・・。
当日はK店長も一緒に設営作業に。が、展示する絵や言葉がどれも良すぎて3人ともつい見入ってしまい、何度作業の手が止まったことか・・・。
設営中に展示物を読み込んでるK店長。わかります!
営業時間中に設営してたため、棚の近くを通るお客様の声もちらほら聞こえてきます。一番多かったコメントは「わ〜かわいい!カラフルだね」。ふっふっふ・・・そうでしょう、そうでしょう。特に今回の注目は、この原画展のために益田ミリさんが制作された立体作品です。
キャンバスの裏面を土台に、木の棒で仕切られた小さなお部屋の中に、イラストや写真、粘土で作った動物など、ちんまりとかわいらしく並んでいます。実は今回の『今日の人生3』のカバーも同じように作られているんです(会場にも展示しています)。この立体シリーズはぜひ近くでじっくり見てほしい!
他にも、鉛筆でセリフが描き込まれた印刷前の漫画原稿、『今日の人生3』224ページに挟まれている「宝箱」の実物、特別企画「益田ミリさんへ10の質問」、本ができるまでの制作過程を紹介するコーナーなど、『今日の人生』シリーズの世界観をたっぷりと味わえます。
そして二つめのミッション「ご当地感」ですが、今回は懐かしいものを展示しています。
これは『しあわせしりとり』というエッセイを発刊したときに、本のタイトルにちなんで作ったご当地しりとりポップです。47都道府県別に益田ミリさんにイラストを描いていただき、そこから書店員さんにしりとりをつなげていただいて完成するポップです。今回はこのポップのイラストの複製原画を群馬限定企画として展示しています。一緒に並べているK店長のしりとりポップもおもしろいので、あわせてお楽しみください。
会場には『しあわせしりとり』はじめ、先日第28回手塚治文化賞短編賞を受賞した『ツユクサナツコの一生』ほか、これまでの益田ミリさん作品もずらり。漫画、エッセイ、絵本、小説、脚本...と出版社問わずほぼすべての作品がそろっています。これまで読んだことのないジャンルや、気になっていた作品など、この機会にぜひお手に取ってみてください(ミシマ社の益田ミリさん本には特製ポストカードがつきます!)。
最後にもう一つ。会場には一冊のノートを置いています。原画展や『今日の人生』シリーズのご感想、益田ミリさんへのメッセージなど、ご自由にお書き下さい。いただいたメッセージはミリさんにお届けいたします。
『今日の人生』シリーズはコミックエッセイですが、この展示ではイラスト、漫画、文章と、様々な角度から益田ミリさんの世界をお楽しみいただけます。9月半ばまで開催しますので、群馬県にお住まいでない方も、ご旅行を兼ねてぜひ。まだまだ暑さ厳しい日がつづきますので、外出の際はどうぞお気をつけくださいね(会場のイオンモールはとっても涼しいですよー!)。みなさまのご来場をお待ちしております。
益田ミリ『今日の人生3』 原画展
【会期】2024年9月23日(月・祝)まで
【会場】未来屋書店 ⾼崎店 Open MUJI
群馬県高崎市棟高町1400番地イオンモール高崎2F
10:00〜21:00(会期中無休)
〜 おまけ情報 〜
展示スペースのあちこちに隠れミリさんがいます。ぜひ探してみてください!