第12回
京都の大手さん
2022.06.12更新
こんにちは。本日のミシマガは、全国にいらっしゃるミシマ社サポーターさんをご紹介する「ミシマ社サポーター名鑑」をお届けします。
第12回となる今回は、ミシマ社のオフィスがある京都にお住いの、大手さんにご登場いただきます。朝、ランニング途中に本の感想のおはがきを直接届けてくださるなど、メンバーとも顔なじみのサポーターさんです。サポーターさんがオンラインで集まる「サポーター茶話会」にて、アクティブに活動する大手さんのお話をうかがい、その興味の幅広さに驚きました。そんな大手さんは最近どんなことをされているのか・・・? お楽しみください!
サポーターNo.566 大手理絵さん(京都府)
ランニングついでにミシマ社までハガキを届けに行っていた日々も彼方の話、昨年愛猫を失ってからエナジーレベルが微妙に落ち、朝ランも夜ランもサボりまくっている今日この頃・・・だったのですが。
それでも走らなきゃ、とは思っていて、何とかオノレの尻を叩く(まあお下品)理由を探しまくる日々なのでありました。
まずはチャリティ・ラン。ロゴ入りのTシャツを買って、走ったらその写真をインスタに投稿。するとその回数に応じていくばくかの寄付が行われる、ないしは特別なアプリをインストールし、そこでカウントされる距離分だけスポンサーが寄付をする、まあいろいろあるんですが、なんとな〜く自己肯定感を微妙にくすぐるこの行為、悪くないものであります。が、そうタイミング良く毎日はやってない。ちょっとテンションが途切れると、あっという間に怠け虫がやって来る。こいつの好物はワタシのモチベーション。たちまちのうちに跡形も無くなる。
次いでチャレンジしたのがGPSラン。たいていのランニングアプリは走った跡を地図に残してくれるようにできてますが、それで文字や絵を描いちゃおう、っていうおアソビですね。上手い人はホントに上手くてため息の出るような絵を描く(走る?)でも、そもエゴコロの無いワタクシ、おまけに碁盤目の京の町、カクカクだらけでなかなか味のある形が思いつかないのです。地図を見てうなる間に陽は昇り、忙しいワーキングタイムになってしまう。ああ、今日もダメだった・・・。
走る側からゴミ来たる
ンで、目下チャレンジしているのがプロギング。スウェーデン発祥のこれは、ランニングやウォーキングをしながら「ゴミ拾い」をしようという、何とも学級委員長な行為なのであります。
ちょい昔だったらぜえええええええったいやろうとも思わなかったであろう行為ですが、こんなワタクシでも二人の孫を持つ婆になった今、オノレにできるのはこの子たちに少しでも住みやすい地球を残してやることではないだろうか、などと生まれて初めて殊勝なことを考えるようになっちゃったんですね。孫は強い。
なので今、走る時にはウェストポーチに百均で買った小さめのトングとゴミ用の袋、特別なものではなく食品なんかが入っていたリユース袋を数枚突っ込んでおく。息が上がったり、膝が痛み始めたりすると、やおらそれらを取り出して、道端のゴミを拾いまくる。あるわあるわ...吸い殻(これが最多)、食品のパッケージ、レシートの残骸、空き缶、空き瓶、などなどなどなど。南禅寺周辺で「浜の真砂は尽きるとも、世にゴミクズのタネは尽きまじ」なんぞとうなりながら拾っていると、その毎新鮮な怒りが湧いてくるので、いつの間にか息も収まり、膝の痛みもどこへやら、充電されたエナジーと共に、再度ゴミをかついで走り出す、という塩梅なのです。
ミシマ社の周辺でも時々やってますよん。今度サポーターさんたち誘ってプロギング大会企画してくださいな、ぜひぜひ〜〜、よろしく!でした!