みえないりゅう

第5回

発表!「おしえて!みんなのみえないりゅう」(第3期)

2024.06.27更新

 こんにちは。 ミシマガ編集部です。絵本『みえないりゅう』が発刊してから、早いものでもうすぐ一年が経とうとしています。この間本屋さんでパネル展を開催いただいたり、ギャラリーや美術館、図書館に原画が飾られたりと、全国あちこちをりゅうは駆け巡っております。

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 本作は南の島に移住したミロコさんが、島の人たちの会話の中に自然や何か説明のつかない現象を「りゅうがおったね」と話しているのを聞いたところから着想を得ています。海や大地に力を吹き込む「りゅう」は、南の島だけではなく日本、日本だけではなく世界の各地にいるのではないか。そうして始まったのが読者ハガキキャンペーン「おしえて!みんなのみえないりゅう」です。

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 本日は第3期(募集期間2024年1〜3月末)にいただいたおはがきの中から、作者のミロコマチコさんをはじめ『みえないりゅう』制作チームが選んだ、5名の読者の方の「みえないりゅう」を紹介いたします。

ミロコマチコさん・選

救急車で運ばれている時に青い『りゅう』を見ました。救急車の後ろについてきてくれて、手術台の隣でじっと見ていてくれました。 

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「みんなのみえないりゅう第3弾も楽しく拝見しました。めっちゃ迷いますが・・・その中でも面白い体験をしたこちら。」(ミロコさん)

鈴木加奈子さん(『みえないりゅう』編集者)・選

おはなばたけでおどってた

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「ぱっと見てきゅんとしてしまいました!」(鈴木さん)

漆原悠一さん(『みえないりゅう』ブックデザイン担当)・選

きのうはふつうの学校だったのに今日いったらりゅうがっこうになってた。 

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「毎回おもしろくていつも悩ましいです。」(漆原さん)

株式会社サンエムカラー(『みえないりゅう』印刷担当)営業部 逢阪尚史さん・選 

りゅうわ(は)かたにのってた  

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「肩にのるりゅうのサイズ感が良いですね。一緒にでかけたくなります!」(逢阪さん)

大村製本(『みえないりゅう』製本担当) 齋藤和明さん・選  

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「枠内の色で仕切られた世界の外にいるぐにょぐにょが、自由なりゅうを感じて気持ちいいです!」(齋藤さん)


 お送りいただいたみなさま、素敵なりゅうのお話をありがとうございました。いただいたおはがきはすべて(掲載OKに○をつけている方のみ)、ミシマ社のX(旧ツイッター)やインスタグラムでも紹介しておりますので、こちらもぜひご覧ください。

 本キャンペーンは今回が最終回ですが、いただいたおはがきは全て、ミロコマチコさんにお見せしています。お手元の『みえないりゅう』にまだおはがきが残っていたら、しめ切りを過ぎていても、ぜひお送りださい。絵本の感想もお待ちしております!

ミシマ社 X

ミシマ社 インスタグラム

本書について

ミシマガ編集部
(みしまがへんしゅうぶ)

編集部からのお知らせ

沖縄で原画展開催中!

『みえないりゅう』の刊行を記念して、沖縄の書店「本と商い ある日、」さんで原画展を開催中です。躍動感と生命力溢れる作品をじっくりお楽しみください。

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<会期>
6月16日(日)〜7月4日(木)
営業時間:11:00~17:30
*不定休。店休日は「本と商い ある日、」さんサイト上のカレンダーにてご確認ください

<会場>
本と商い ある日、
〒904-2316 沖縄県うるま市勝連比嘉20-1

<アクセス>
◯車で
那覇空港から沖縄自動車道を経由して約70分
(専用駐車場はありません。近くの港に駐車スペース有。)
◯路線バスで
「那覇バスターミナル」→「JAおきなわ与那城支店前」
(路線番号 27番・52番・80番「屋慶名バスターミナル行き」)
→(乗り継ぎ)「JA与那城支店前」→「比嘉港湾前」下車
トータル約150分(約1800円)

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原画展は、今後も全国を巡回予定です。決まり次第、ミシマ社HPにてお知らせします!

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