第17回
雑誌『ちゃぶ台Vol.6』を刊行します!
2020.09.12更新
こんにちは。ミシマガ編集部です。
ミシマ社には、毎年秋に刊行している『ちゃぶ台』という雑誌があります。「ちょっと先の未来」を考える雑誌を目指して2015年に創刊して以来、「移住×仕事」「食×会社」「教育×地元」「発酵×経済」「宗教×政治」というように、毎回ゆるやかにテーマを設けて制作してきました。そして6号目を迎える2020年・・・コロナ禍において、現地へ赴き取材をすること、直接会って話を伺うこと、それ自体が難しくなりました。
どうやって雑誌をつくろうか・・・悩みに悩んだ挙句、ミシマ社は『ちゃぶ台』をまったく新しい雑誌へと、リニューアルすべく動き出しました。本日は、制作真っ只中の編集部より、ドドーンとちゃぶ台ニュースをお届けします。
その一、「ミシマ社の雑誌」から「生活者のための総合雑誌」へ。
これまでは『ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台』として、「最初から最後まで読み通したくなる雑誌」を目指し、「自分たちの手で、自分たちの生活、自分たちの時代をつくる」という創刊号の帯に掲げた言葉を大切に雑誌作りを行ってきました。今号からは「生活者のための総合雑誌」をスローガンに掲げ、これまで以上に雑誌らしさを追求しつつ、どこにもない総合雑誌を目指します。
その二、今号のテーマはずばり「非常時代を明るく生きる」。豪華な著者陣を大発表!
『ちゃぶ台Vol.6』にご登場いただくのは、この方々です。
猪瀬浩平(文化人類学者)、榎本俊二(漫画家)、春日太一(映画評論家)、木村俊介(インタビュアー)、齋藤陽道(写真家)、坂上陽子(河出書房新社 雑誌「文芸」編集長)、高橋久美子(作家・作詞家)、土井善晴(料理研究家)、内田健太郎(養蜂家)、中田兼介(動物生態学者)、中村明珍(僧侶、農家)、藤原辰史(農業史研究者)、前田エマ(モデル)、益田ミリ(イラストレーター)、町屋良平(小説家)、松村圭一郎(文化人類学者)、渡邉麻里子(自家製天然酵母パンとクラフトビールの店「タルマーリー」マネージャー) ※敬称略、五十音順
その三、『ちゃぶ台Vol.6』より、デザインを大幅リニューアルします!
今号より、tentoの漆原悠一さんにデザインを手がけていただくことになりました。数日前に、誌面のレイアウト案が編集部に届き、ミシマ社自由が丘オフィスの編集ホシノさんは声を大にして言いました。「なんか、いい雑誌になると確信!」
その四、『ちゃぶ台Vol.6』以降、刊行頻度が年2回になります。
これまで年に一度、毎年10月に発刊してきた『ちゃぶ台』が、『ちゃぶ台Vol.6』以降は半年に一度、年2回の発行になります。これまで以上に「今」の声を残していく媒体として、これからのちゃぶ台にぜひご期待ください。
その五、9/30 19時〜オンラインイベント「ちゃぶ台編集室」を開催します。
6月から月に一度開催してきたオンラインイベント「ちゃぶ台編集室」の最終回は、ゲストにデザイナーの漆原悠一さん(tento)をお迎えして、制作途中にある『ちゃぶ台Vol.6』の誌面や表紙デザインを大公開します。ミシマ社から刊行されている『おなみだぽいぽい』(後藤美月 著)や『自分と他人の許し方、あるいは愛し方』(三砂ちづる 著)などの装丁を担当してくださっている漆原さんとともに、次なるちゃぶ台の「形」を考えます。
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11月の発刊まで、今後もミシマガジンやミシマ社Twitter等で制作過程を公開していきます。ぜひ発刊を楽しみにお待ちいただけたらうれしいです。
(文:編集チーム 野崎)