MSLive! 配信とアーカイブ一覧
2021.05.01更新
MSLive!は、空間を超えて「生きた言葉」を届ける、ミシマ社主催のオンラインライブです。
新型コロナウィルスの感染が広がった2020年、ミシマ社は空間を超えて「生きた言葉」を届ける「MSLive!」をスタートしました。これまで、木村俊介さんの連続講座や、森田真生さんと瀬戸昌宣さんとともに歩む「学びの未来」プロジェクト、また季節に合わせた講座やスクールなど、年齢・ジャンル関係なく「おもしろい」講座を開催してきました。
そのなかでも「Stay Home」期間中に圧倒的に支持された、土井善晴さんと中島岳志さんの対談は『料理と利他』として書籍化。ライブの臨場感をそのまま詰め込んだ一冊になりました。
自宅など感染リスクの低い安全な場所で、大いに学び、かつ、明るく生きるための「タメ」の時間をもつ。出版社だからこそ届けられるMSLive!を、ご活用賜ればと願ってやみません。
MSLive! 開始にあたって
待っている人のもとへ確かな言葉をーー原点回帰の出版活動
新型コロナウイルス感染拡大の危険がつづく日々、いかがお過ごしでしょうか?
なかなか先が見えませんが、私たちの書籍や出版活動が少しでも皆さまの日常に彩りを添えるものであれば、これほど嬉しいことはありません。
そういう思いもあり、このたび、ミシマ社ライブ(通称 MSLive!)というオンラインイベントを積極的に企画・開催していくことを決めました。
決め手は、オンラインで開催した二つのイベント「この日の学校」(4/19)、「パンデミックを生きる構え」(4/25)でした。
参加者の方々から、「開催してくれてありがとう!」といった溢れる思いが詰まった声を多数いただきました。
情報が錯綜するなか、こうした確かな声を欲していた、という声もありました。
そうか、そういうことか!
私のなかで、その瞬間、「これぞ出版の原点回帰だ」と思えたのです。
待っている人のもとへ、確かな言葉を届ける。
思えば、ミシマ社の本はすべて、「生き物」のような生命力の高い本でありたい。そう願ってきたわけですが、両イベントの言葉は文字通り、その瞬間生成された生きた言葉でした。それを、空間的縛りを超えて「一人」のもとへお届けする。これぞ、出版活動の原点、出版メディアとして果たすべき仕事ではないか。大きな気づきとなって、そのように感じた次第です。
今後、私たちが時間をかけて関係を築いてきた確かな方々と、確かな言葉を、MSLive!でお届けしていければと考えております。
2020年5月28日 ミシマ社 三島邦弘