MSLive! 大人のためのサマー講座2021、開催します!
2021.05.22更新
この6月、MSLive!サマー講座2021をオンライン開催します!
※全講座終了しましたが、アーカイブ動画版を販売しております! 個別のチケットページからお求めください。
今回は、昨年のサマー講座・オータム講座にも出演いただいた千宗屋さん(茶人)、土井善晴さん(料理研究家)に加えて、平野愛さん(写真家)を講師にお迎えした充実の3講座を開催します。
また、今年は共通テーマとして「生活の中の循環」を掲げました。
気候変動や新型コロナウィルスの脅威をあえてもちださずとも、今、私たちは日常のあり方を大きく変えていかなければならない時を迎えています。
とはいえ、あまりに不自由な日々・・・。まずは、生活のなかの不自由から解放されるように。そして、「循環」という視点を日常にもとりこむことで、こういう状況でも生きることが楽しい。そう心底思えるように。
3つの講座を通して、皆さまの夏が、人生が、すこしでも豊かなものになればと願ってやみません。
※すべてオンライン配信の講座になります。
申込者の方には、アーカイブ動画もお送りします。当日ご都合がつかない場合もご安心ください。
<講座一覧>
6/14(月) 千宗屋さん くらしの中の夏の楽しみ――茶の湯からの提案
6/16(水) 土井善晴さん 不自由な暮らしの楽しみ方
6/18(金) 平野愛さん 写真で物語を残す――超初心者さんのための写真入門
※6月3週目を"サマー講座ウィーク"として集中開催します。
※各講座チケットは3,000円+税です。
千宗屋さん くらしの中の夏の楽しみ――茶の湯からの提案
家で過ごす時間が長くなり、夏祭りも中止となり、日々生活をするなかで季節の移ろいを感じることが難しい今日この頃。そんな状況だからこそ、茶の湯の知恵に学び、季節を日常に取り込みたい。
たとえば、床の間や掛け軸がなくても場に季節感をどう出すか?
茶の湯では、季節に合わせた花や菓子を出すことで客人をもてなします。また、使う茶碗や炉も、夏と冬では違うものを用いるんだそう。
このように、日々のなかに「非日常」をとり入れ楽しむ茶の湯。武者小路千家の家元後嗣、千宗屋さんは、お茶のことを「日常の句読点」と表現します。
今回のサマー講座では、千宗屋さんに、この夏を例年より豊かにすごすための提案をしていただきます。
【講座内容(予定)】
・千宗屋さんの講義
・暮らしで楽しめるしつらえの提案
【講師からのメッセージ】
千利休のことばとされる「夏は涼しく冬は暖かに」。
茶の湯は四季折々の風趣を愛で、亭主が凝らした趣向を客が汲み取り味わうことを目的とします。別世界を楽しむ茶席では、俗世の憂さを忘れるための工夫が随所に凝らされ、暑い夏は打ち水をし、簾をかけて室礼にも涼味を心がけます。しかしそこで供するのは熱い一服のお茶であるところが茶の湯の面白さです。
【開催情報】
日時:2021年6月14日(月)19:30~21:00
参加費:3,000円+税
→生放送は終了し、アーカイブ動画配信中です!
【講師プロフィール】
千 宗屋(せん・そうおく)
京都市生まれ。武者小路千家家元後嗣。斎号は隨縁斎(ずいえんさい)。慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学大学院前期博士課程修了(中世日本絵画史)。2003年、武者小路千家十五代次期家元として後嗣号「宗屋」を襲名。2008年には文化庁文化交流使としてアメリカ・ニューヨークに一年間滞在。現在、慶應義塾大学総合政策学部特任准教授、明治学院大学にて非常勤講師も務める。2017年、MOA美術館にて「千宗屋キュレーション茶の湯の美」展監修。古美術から現代アートにいたるまで造詣が深い。
★千さんの昨年の「オータム講座」のアーカイブ動画、期間限定で復活配信! 特別価格で初配信時の半額にて配信中です!(6/25まで)
【アーカイブ再販売!】
-- ミシマ社 (@mishimasha) June 11, 2021
来週6/14(月)に開催する千宗屋さんのサマー講座「くらしの中の夏の楽しみ―茶の湯からの提案」の開催に合せて、昨年に開催したオータム講座「自分のもてなし方ー茶の湯からの提案」のアーカイブを再販売いたします。
この機会にぜひご覧ください!https://t.co/0cjpCz3ctf pic.twitter.com/jhHtd921oG
土井善晴さん 不自由な暮らしの楽しみ方
先が見えない状況が長く続いて、心身ともに、ちょっとしんどいなぁと煮詰まっている方も多いと思います。そんな2021年の夏を、少しでも明るく過ごすために、どんなことができるか? 今回はそんなことを、参加するみなさんとゆったりと考えてみたい、と講師の土井先生はお話くださっています。
料理が得意な人もそうでない人も、あまりかまえずに、気軽にご参加いただけたらと思います。
【講座内容(予定)】
・土井先生の講義
・土井先生によるお料理実演
【開催情報】
日時:2021年6月16日(水)19:30~21:00
参加費:3,000円+税
★チケットはこちら
【講師プロフィール】
土井善晴(どい・よしはる)
料理研究家。1957年、大阪生まれ。フランス料理や日本料理を学んだ後、土井勝料理学校講師を経て、1992年に「おいしいもの研究所」を設立。十文字学園女子大学招聘教授、東京大学先端科学研究センター客員研究員。NHK「きょうの料理」、テレビ朝日「おかずのクッキング」の講師を各30年務めている。著書に『一汁一菜でよいという提案』『おいしいもののまわり』『土井善晴の素材のレシピ』などがある。
※土井先生と政治学者・中島岳志先生の対談本、『料理と利他』大好評発売中です!
平野愛さん 写真で物語を残す――超初心者さんのための写真入門
日々の暮らしの中で、「撮っておきたいな」と思う日常の、何気ない一コマ。食卓の風景や、子どもの笑顔、窓から見える夕焼け・・・スマホを手に、パッと写真を撮るけれど、自分が見ている景色と違ってがっかり、なんて経験はありませんか?
この講座では写真家の平野愛さんを講師にお迎えし、スマホやデジカメなど誰もが持っているカメラで、日常の一コマを「いい感じ」に撮れる、写真のコツを教えていただきます。平野さん曰く、いい生活写真を撮るポイントは「省く」。だけど、「ティッシュケースやリモコンはよけない」。これってどういうこと?
構図や光、補正など写真の初歩から、おまけで「本の撮り方」まで、日常をいつくしむ術をカメラを通して教えていただきます。
【講座内容(予定)】
・平野愛さんの講義(平野さんが撮影した写真と共に)。
・ミシマ社三島のInstagramを反面教師(!)にした写真の撮り方解説
【講師からのメッセージ】
はじめまして、こんにちは。すっかり日常のものになったスマホカメラ。本当に便利ですね。私も家や現場で撮っては、最近はじめたインスタグラムにポチポチアップして楽しんでいます。それはメモであり、日記であり、物語でもあるような。今回の講座では、普段から大切にしていることやコツを、皆様にお伝えしたいと思います。三島さんの写真のお悩みにもお応えしていきますよ!
<「生徒」役ミシマ社・三島のつぶやき>
「自他ともに認める写真下手です(笑)。が、年来、うまく写真を撮りたいと思ってきました。ひそかにインスタもやってます。
平野さん、こんな私でもなんとかなりますか?」
【開催情報】
日時:2021年6月18日(金)19:30~21:00
参加費:3,000円+税
★チケットはこちら
◎講師プロフィール
平野愛(ひらの・あい)
写真家。1978年生まれ。京都市中京区出身。1997年より自然光とフィルム写真で主に家や物語の撮影を続ける。6つの引っ越しに密着した私家版写真集『moving days』(2018)、好書好日「私を本屋に連れてって」フォトエッセイ連載、7つの普通の家庭料理を見つめた『恥ずかしい料理』(梶谷いこ・著)の写真、NHK土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』や朝の連続テレビ小説の劇中写真などを手がけている。
ホームページ: http://photoandcolors.jp
ツイッター:@photoandcolors
インスタグラム:@photo.and.colors
平野さんご自身の日常を写真と文章で綴ったウェブ連載「わが家のいとしい残像」(連載は昨年末に終了しましたが、バックナンバーを読むことができます)もあわせてぜひ!
6/14(月)~6/18(金)の"サマー講座ウィーク"、お楽しみに!
よくあるご質問
Q.当日、急に予定が入って参加できなくなってしまったら、どうすればよいですか?
A.参加者全員に、講座開催の翌日ごろ、録画動画をお送りいたしますので、ご安心ください。
Q.講師の方へ質問することは可能ですか?
A.チャット機能をお使いいただいて、文章にてご質問いただけます。
Q.参加者の顔が映ったり、声が入ったりすることはありますか。
A.ございません。安心してご参加ください。
Q.オンラインイベントの参加方法がわかりません。
A.こちらのページで詳しく説明しております。また、メール(shop★mishimasha.com ※★を@に書き換えてメールください)やお電話(ミシマ社自由が丘オフィス:03-3724-5616)でも対応いたします。お気軽にお尋ねください。
編集部からのお知らせ
土井善晴先生の随筆掲載、『ちゃぶ台7』発刊します!
『料理しないという提案』という衝撃の随筆を寄稿いただいた『ちゃぶ台7 特集:ふれる、もれる、すくわれる』、5/28発売です!
また、MSlive!で開催いただいた『土井善晴の春の講座「料理しないという提案」』もアーカイブ配信中!